2026-05-26 08:57:00

今朝の南風録

今朝(5月26日)の、南日本新聞の”南風録”には、怖い物の代表として【 地震 雷 火事 親父 】が載り、続いて【放射能災害】も載っていました。

【色も付いておらず、無味無臭で所謂【五感】をフルに使っても、目前に迫った甚大な災厄にも気づけないのが非常に怖い。】とあります。

 

スリーマイル島やチェルノブイリは、単独事故でも世界史に刻まれるあれだけの大きな被害を巻き起こしています。福島第一は、地震と津波を起因とした複合災害でした。

福島第一は、大地震と大津波がとどめを刺した形となりましたが、被害の拡大に”人”(東電・現場・原子力安全委員会・政府・政治家・地元自治体・地元住人・マスコミ)が関与した部分も多々あった様です。

 

【機械は壊れるもの】・【人間は判断を間違うもの】を大前提として、たとえコストが割高になったとしても、その後の対策費用(対策に掛かる費用(補償等も含む))と比べると、結果的に遥かに安く済み、復旧も容易となる為、三重・四重の安全対策を取るべきでした。

更に【安全神話への懐疑心を持つ】・【正常性バイアスの呪縛は強大で強固な為、突破口・打開策を持つ】【如何に想定外を低下できるか。どれだけ想定内に取り込めるか】が極めて大事であったにも関わらず、

安全コストと訓練実施には、膨大な手間と巨額の資金が伴う事から、先送りされ、効果的な訓練や抜本的な対策はついぞ行われず、形式的な訓練や図上訓練のみの対策で満足し、想定外の事態への対応すら一切想起せずに淡々と終了させていた事が、後々露見して行きました。

 

翻って、本県には川内原発があります。

海岸側の平野部には、古くから居住地が幾つも形成され都市化しそれらを結ぶ、国道3号や270号、南九州道、鹿児島本線(肥薩おれんじ鉄道含む)に、九州新幹線などの大動脈が幾つも走っています。

原発から30キロ圏内には、”それらが全て”含まれ、10キロ圏内だと九州新幹線至近となり、川内市街地の約半数が含まれます。

 

さつま町の約半分が含まれる30キロ圏を外れるルートとして、水俣~伊佐~湧水町を結ぶ国道【268号】線や、出水~伊佐を結ぶ国道【447号】線、さつま町~伊佐を結ぶ国道【267号】線、さつま町~溝辺を結ぶ国道【504号】線、湧水町~溝辺などは、車線も少なく平生から交通量が多くない山間部を通るルートとなります。

 

これへとつながっている、県道等は未だカーブが連続したり、落ち葉やコケでのスリップ事故の懸念や、狭隘部や法面等の未改修部分が残ったりしています。

平野部の走り易さとは雲泥の差です。

有事や緊急事態が発生した時に、普段の数十倍となる大量の車両が流入してきた場合、事故や大渋滞が多発するのは当然の事ではないでしょうか。

 

少子高齢化が進み、主として若年層人口の偏在化も目立つようになっています。 併せて、県の財政難も進行した事によって、公共事業は【費用対効果・効率化】にばかり視点を置く様になっています。

しかし、その視点を一旦おいて、海岸線で有事となった際の重要な迂回ルートともなり得る、山間部の早期改良(大動脈の国道・生活道路を兼ねる県道)を切に願います。

塩田知事、県議、地元首長、地元議員の皆様、一考の余地はないでしょうか? 宜しくお願い致します。