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昔の話
なんとなく、絵についての昔の話でもしようかな。
私は私立の美大卒なんですけど、
元々は公立の美大を目指してたんです。
家の経済状況も考えて。
高校2年から画塾に通い、
画塾の国公立志望クラスにいました。
週4くらいで、確か平日3日と土曜日か日曜日とかやったかな?
放課後、電車で30分近くかけ画塾へ行き
夜9時まで絵を描いていました。
今は知らないですが、
当時国公立の美大受験は
センター試験3科目と、デッサン、着彩、色彩、立体の試験の総合点で
合否が決まるものでした。
着彩というのは水彩絵具を使った
色付きのデッサンのようなもの、
色彩はイメージ画のようなデザイン画のようなもの、
立体は粘土だったり段ボールだったりの材料で
小さな立体作品を作る…
という試験です。
公立の美大というものは日本でそんなに無くて、
結構狭き門でした。
関西では京都市立芸術大学だけですね。
そこを私は1本で受けました。
当時、画塾には浪人生も結構いて
浪人に偏見もなかったし
滑り止めという概念もなかった。
まあ、結果的に京芸は落ちて
浪人することになり
親から「私立に行ってもいいよ」と言われ
大阪成蹊大学芸術学部に行くことになったんですが。
何が言いたいかって、
今思えば国公立志望クラスで学んだ
デッサン以外の着彩、色彩、立体の勉強も
しててよかったなと思うという話です。
あと、その受験生、浪人生の期間
めっちゃがんばって絵を描いたり勉強した経験は
してよかったなと思ってる。
放課後4時とか5時に画塾に着くときに
お腹すくから途中のコンビニでパン買って
画塾で絵描く前に食べたり。
夜10時とかに帰ってきた家の居間の風景とか。
進学クラスでもなかったから
就職とかする人が多い中、
センター試験の勉強を休み時間もひたすらして
暗記の本をお風呂でも読んだり。
絵もとにかくがんばって、
ゴールデンウィークに自主的にクロッキーを15枚描いたり。
そういうがんばった思い出が
持ててよかったと思う。
今はゆるい感じで描いたり、
日々のことに追われたりしてるけど
人生で一度でもちゃんと努力した経験
って自分の宝になると思う。
なんでもない話ですが、
そんなことを思いました。