甲佐町商工会

会員の皆様には商工会の事業推進に対しまして、特段のご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

　昨年は、ロシアによるウクライナ侵攻により、2国間の争いにとどまらずその影響はヨーロッパからアジアまで、また3年に及ぶ新型コロナの蔓延により世界の国々を巻き込む経済不安に落とし入れました。

日本も電気、ガスをはじめ原材料の輸入品にかかわる多くの品々が、多大な影響を受け値上げラッシュが続き、まことに憂慮すべきことであります。

本県内の景気は、個人消費は、物価上昇の影響もみられるものの、経済活動の正常化の動きが続いていることから、緩やかに回復しているようです。生産活動は、高水準を維持しているものの、海外経済の減速などの影響から一部に弱さがみられており、このところ横ばいの状況にあるようです。また雇用情勢は、持ち直しており、先行きについては、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、回復していくことが期待されており、今後の物価上昇、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があると思われます。

商工会事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが、令和5年5月8日から「5類感染症」に変更され、熊日会館びぷれす広場で第16回甲佐町観光物産展、あゆまつりでは盆踊りを開催、産業文化祭と甲佐10マイルマラソンでは、1000人鍋を来場者に配布するなど総合振興事業を4年ぶりに開催することができました。

　商工会といたしましては諸物価高騰の経済環境の中、補助金等申請支援や事業の継続、販路開拓支援等の充実を図るべく、正確な情報をもとに創意工夫を凝らし迅速に対応し、会員皆さまと共にその効果の実感を共有したいと思います。

先行き不透明の時代でありますが最善の努力をもって、役職員一丸となって会員皆さまのため頑張ってまいります。