篠島について

篠島について

風光明媚な島として古くから親しまれ、「東海の松島」と呼ばれていたほか、万葉集にも詠まれている篠島。
伊勢神宮を創建したといわれる倭姫命(ヤマトヒメノミコト)が篠島を訪ねたとされたことから伊勢神宮とのかかわりが深く、史跡も多数残っているなど、歴史のある島でもあります。

篠島祇園祭・野島祭

篠島祇園祭・野島祭は、餅投げ、花火大会、神事、そして80隻あまりの漁業船による大迫力の船団パレードなど、見どころたっぷりのお祭りです。
初日の祇園祭の夜に開催される花火大会は篠島港の堤防から打ち上げられ、間近で花火を観賞できます。
翌日の野島祭では、一番の見どころである船団パレードが開催されます。漁船が何十隻と連なって見物客の前を通過していく様子は、勇壮という言葉がぴったり。船を迎えるブラスバンドの演奏と相まって、迫力のあるパレードが楽しめます。(毎年7月第2土・日曜開催)

おんべ鯛奉納祭

塩漬けにした「御弊鯛」を「御饌」として伊勢神宮に奉納する祭礼で、1000年以上の歴史があるとされています。
伊勢神宮を建立した際に篠島に立ち寄った「倭姫命」が篠島の鯛をとても気に入り、伊勢神宮への献上を依頼したことから始まったと伝えられています。
伊勢神宮へ向かう船団が掲げる「太一御用旗」は伊勢神宮から与えられたもので、伊勢神宮にまつわる特別なお遣いであることを表す印です。(毎年10月12日開催)

篠島大名行列(オワタリ)

八王子社に祀られている男性神「オジンジキサマ」が、神明神社に祀られている女性神のところへ「オワタリ」をする、神渡り神事です。
オワタリの様子を目にすると祟りがあると伝えられていることから、3日の夕方にオワタリが始まると電力会社によって島中の電気が落とされ、終わるまでの間は島民も観光客も外に出ることは決して許されません。
4日にはオジンジキサマを送る盛大な大名行列のほか、「オタナギサマ」という木に厄を移して海へと流す神事も行われます。(毎年1月3日・4日開催)

太一岬・キラキラ展望台

篠島の最南端に位置し、伊勢湾を一望できる太一岬には、伊勢神宮の遷宮で譲り受けた古材を使用した鳥居があります。
この鳥居を真正面にして海を向いた先に伊勢神宮があるとされており、伊勢神宮の遙拝所やパワースポットとして親しまれています。
また、プロポーズにふさわしいロマンティックなスポットとして「恋人の聖地」に選定され、モニュメントが建てられました。
恋愛成就の祈願に訪れるカップルが増えており、鐘を鳴らしたり、島の駅で購入できる「愛鍵」をかけたりすることができます。

松島

島の西側に浮かぶ「松島」へと沈む夕日は、日本の夕日百選に選ばれるほどの美しさです。
松島は、篠島南東にある「歌碑公園」が絶好の撮影スポットと言われています。
展望台があるほか、公園内に建てられている碑には「夢のみに 継ぎて見えつつ小竹島(しのじま)の 磯越す波のしくしく思ほゆ」と、篠島をうたったとされる万葉集の歌が刻まれています。

清正の枕石

徳川家康の名古屋城築城の際、名将・加藤清正が石垣にちょうど良い石として運び出そうとしたものの、あまりの大きさに船に積み出すことができず断念したと伝えられる石です。
古来より神宮領だった篠島は神罰を避けるために小石であっても持ち出しを禁止されていましたが、名古屋城築城の際に禁が解かれました。地元では、清正公がこの巨石を枕にして休んだという説があります。

前浜(ないば)/サンサンビーチ

愛知県下随一の公害の無い海水浴場で、美しい砂浜が800mも続きます。
夏は多くの海水浴客で賑わいます。
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