マメ知識
お悔やみ時のタブー
一般的に知られていることですが、訃報を聞き、すぐに礼服を着てお悔やみに伺うのは「その人の死を待っていたかのように(普段は必要のない礼服を出して)準備しておいた」という意味でタブーとされています。(諸説あり)
これと同じ意味で、すぐに御香典を持って行くこともタブーとされています。
ご家族(御遺族)は大切なご家族を亡くされ気が動転していたり、その現実をすぐには受け止められていない状態であることも多く、それなのに黒い服(礼服)を着てこられたり、香典を持ってこられたりして訳が分からないままその対応に追われることになります。
礼服を着てお悔やみに来られた方には丁寧に対応せざるを得ない雰囲気になりますし、御香典をいただいても亡くなったばかりなので、香典返しの品もまだ用意できていないため後から届けなくてはならなくなります。
訃報を聞き、すぐにお悔やみに伺うことはとても大切なことですが、静かに手を合わせ御遺族に負担をかけないよう弔問しましょう。