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お別れ
松山へ行った帰り、ふと海を見たくなり長浜へ回り道。
長浜にはお世話になっているご夫婦がいらっしゃいます。
1ヶ月前にサロンに来て頂いて、おふたりのケアをさせて頂きました。
お二人とも数年前から大病をされ、ご主人はまだ治療中。
ずいぶん痩せられていましたが、まだまだお元気で安心していましたが、
その後肺炎を起こし入院されていました。
それまでにも同じような事が何度かあり、1週間ほどで退院されていましたので、
今日帰りにお顔を見に伺おうかとお電話をしたところ、退院がもうすぐというところで
急変し、今危篤中とのこと。
言葉もなく、うろたえ、帰る事も出来ず、ただ海岸線を走る。
奥様から折り返しお電話があり、最後に顔を見せてやってくれないかと。
大急ぎで病院へ。
ベッドに横たわり、小さな音を立てて呼吸する人は、1か月前と比べても
一段と痩せてしまっていたけれど、それはそれはきれいなお顔をされておりました。
名前を呼び、手を握り、名を名乗り来た事を告げると、分かった分かったと言う様に
頷き、そして一瞬両目をパチリと開けて私を見てくださいました。
いつもいつも私と子供たちの事を気にかけて下さり、優しく、たまには厳しく
そして、イカの捌き方や美味しい魚の煮つけ方まで教えて下さいました。
感謝しかありません。
人生の大先輩から教わったことは全て尊い宝物です。
幹雄さんは長浜の海の様な方でした。
ずっと忘れません。
ありがとうございました。
