大和製薬株式会社

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黒玉龍膽丸の紹介

本品は、センブリ末、ゲンノショウコ末、リュウタン末、ニンジン末及びオウバク軟稠エキスを絶妙なバランスで配合した和漢胃腸薬です。 食欲不振、胃部・腹部膨満感、消化不良、胃弱、食べ過ぎ、飲みすぎ、胃もたれ、胸つかえ、吐き気、二日酔い、嘔吐、整腸、軟便、便秘に効果があります。 自然の中に自生する草根木皮や動物、鉱物の中には薬効をもつ物があります。これらを生薬といいます。黒玉龍膽丸に配合された有効成分の生薬について簡単にご紹介いたします。 ・センブリ(当薬) リンドウ科のセンブリの開花期の全草で、この名前は千回振り出してもなお強い苦みがある事からきています。当薬は、適切な薬品であることを意味します。 苦味健胃、整腸(胃弱、食欲不振、胃部・腹部膨満感、消化不良、食べ過ぎ、飲み過ぎ、胃のむかつき)を目的として服用します。 センブリには消化液分泌の増加作用、胆汁分泌増加作用、中枢抑制作用、肝臓障害抑制作用など確認されています。 その他、外用として発毛促進剤として整髪料の中に配合されています。 ・ゲンノショウコ フウロソウ科のゲンノショウコは開花期直前にタンニン含量が高くなるので、この時期に葉が付いている地上部を採集したものです。 名前の由来は「現の証拠」か、もしくは「験の証拠」と言われています。整腸薬として主として止瀉を目的として用います。便通を整え、腹部膨満感、軟便、便秘に。 ・リュウタン(龍膽) リンドウ科のトウリンドウの根及び根茎です。その名前は龍の徳に託し、膽のように甚だ苦く、かつ膽の治療に効がある事に由来します。 「りんどう」は、龍膽の音読みから(りゅうたん=りんだう)。リュウタンは、芳香性健胃薬として健胃の原料に用いられます。又消炎性苦味健胃薬とされるリュウタンには胃液分泌促進作用、リパーゼ活性作用の他、抗アレルギー作用、肝障害の改善作用、利尿作用、抗炎症作用、抗菌作用等の報告があります。 泌尿器及び生殖器系の炎症や掻痒を除くと考えられていて、それを目的に漢方薬に配合されています。 ・ニンジン(人参) ウコギ科のオタネニンジンの細根を除いた根又はこれを軽く湯通ししたものです。根が人の姿に似ていることからその名前があります。野菜のセリ科のニンジンは、アメリカから渡来した折に、薬用ニンジンに似ている事から付けられた名前です。 ニンジンは保健強壮薬、健胃薬として健胃消化薬、止瀉整腸薬、鎮痛鎮痙薬、保健強壮薬などの漢方薬によく配合されます。虚弱体質、肉体疲労、病中病後、胃腸虚弱、食欲不振、血圧不良、冷え性の場合の滋養強壮に用います。 その他学習、記憶の改善作用、免疫の活性化、抗炎症、抗アレルギー作用、抗肝炎作用等の報告があります。 ・オウバク(黄柏)   ミカン科のキハダの周皮を除いた樹皮。和名の「きはだ」は黄色の肌の意。古来黄色の染料として繁用されていました。 苦味健胃、止瀉、消炎を目的として漢方処方に繁用されます。エキスには抗胃潰瘍作用が認められています。主成分のベルべリンについては抗菌作用、血圧降下作用、中枢神経抑制作用、抗炎症作用、解熱作用、胆汁分泌促進作用、血清コレステロール低下作用、血糖降下作用などが報告されています。 オウバク煎液にはC型肝炎ウイルス増殖抑制作用が認められ、慢性肝炎に応用されています。その他外傷性炎症に湿布薬として外用されます。
1包 150円+税
1包 150円+税

2024.03.29 Friday
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