支援事例

2024/01/24

有明町商工会 松永基宏 (本多木蠟工業所)

(有明町商工会)伝統文化の伝承と事業継続化のための販路開拓支援

【伝統文化の伝承と事業継続化のための販路開拓支援】

 

本多木蠟工業所

 

多数の企業とバイヤーが一堂に会し、マッチングを図る商談会。商工会では、販路開拓に有効なこの「企業間取引イベント」の活用も積極的に推進している。

 

有明町商工会に2021年赴任した経営支援課長の松永基宏(48)は、担当することになった「本多木蝋工業所」(島原市)の支援策を模索していた。

 

江戸時代から続く伝統技法で、和ろうそくの原料となる木蝋を製造。日本で唯一「玉締め式圧搾機」と呼ばれる機械を用いるなど事業に物語性もあるため、テレビや雑誌などのメディアからは引っ張りだこ。新型コロナウイルス感染拡大前までは体験メニューも好調だった。

03 伝統技法を使い製造される和ろうそく.JPG

 

一方で、代表の本多俊一(68)妻美佐(65)ともに元教員。経営キャリアは短い。店自体の認知度は高いものの、売上が見合っているかと言えば改善の余地があると分析した。

 

そこで松永が目を付けたのが商談会だ。

 

商談会という言葉は知っていても参加経験はないという中小事業者は多い。実際、本多木蝋もそうだった。

 

松永は、2022年秋に県商工会連合会が開く商談会に出展することを提案。この日に向け、商談会場での「魅せる」ディスプレイ方法の勉強会を開いたほか、バイヤーとの円滑な交渉に向けた卸値を含む価格表や、商談に必要な情報をまとめたシートの作成など、多角的に準備を進めた。結果、初出展ながら都内大手百貨店との取引が決まった。

 

美佐は「バイヤーから厳しい指摘を受けることもあったが、改善策のヒントにもつながった。他の出展者から学ぶことも多く、引き続き商談会を活用していきたい」と話す。 

 

※2024年1月24日(水)の長崎新聞にて掲載されております。

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お店の情報

「本田木蝋工業所」

所在地:〒859-1413 長崎県島原市有明町大三東丙545

TEL:0957-68-0015

FAX:0957-68-2684

代表:本多 俊一

HP:本多木蝋工業所 (honda-mokurou.net)

X(旧Twitter):ほんだもくろう(本多木蝋工業所)(@honmoku_oms)さん / X (twitter.com)

Instagram:【公式】本多木蝋工業所(@honda_moku)

LINE:本多木蝋工業所 | LINE 公式アカウント

営業時間:9時~18時

定休日:毎週月曜日(祝日の場合、団体様予約は承っております。)

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有明町商工会ホームページ

http://s-ariake.com/

 

 

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