1977年のTAMA TG-120Sです。
『やっと見つけたものですが、ポテンシャルが十分に引き出されていないように感じる。』そんなご依頼です。オーナーさんは古い国産ギターファンの方でして、何本も手がけさせていただいたリピーターさんです。
製作精度なのか今までの修理のためなのかは分からないところですが、ナットとサドルの安定に問題ありでした。
このモデルはナットが接着されていず、ナット下にあるアジャストロッド調整ナットにアクセスできるようにスライドさせて外すことができますが、ナットスロットの加工精度が甘い(甘くされてる?)ために音に影響が現れていました。
さらにサドルスロットも同様でサドルがガタガタする状態になっていました。
ナットやサドルを正確に作成しておき、それに合わせてそれぞれのスロットを埋め木とすり合わせで修正しましたが、部品のあたり具合を確認しながら行う緻密な処置でした。
ちなみに、ナットはオリジナル同様に接着はしないスライド装着としました。
フレットのすり合わせもやって完了!いやいや、これはすごい鳴りです。
これなら海外の優秀なギターと並んで弾いても決して引けをとることは無いでしょう。
7カポにしてScarborough Fairも弾いてみましたが、フィンガーでも心地良いバランスで鳴ります。
オーナーさんからのご感想は『いや〜 楽しい!』でございました。



