長くお世話になっている常連さんのご依頼で、『甥っ子の奥さんがギターに興味があるということで購入、まずはセットアップを。』とのことです。
古めのMorrisのビギナー向けのギターですが、それにしても綺麗な状態で、フレットの減りはまったく無く、ほとんど弾かれずにずーっと仕舞い込まれていた個体ですね。
ギターのグレードを思うと仕方のないことでしょうけれど、サドルにいささか難あり。
サドルトップに妙な凹線がついていて。。。
底面にもフライス傷が残ったまま。。。
トップのスムーシングをして。。。
底面も整えますが、この処置で音の芯と倍音が見違えるようになります。
12F弦高は、ゲージをかなり落としますので音量確保のためにそのままとします。
1F弦高はいささか高め。
計測してみると6弦0.8mm、1弦0.7mmもありましたので、セットアップ無しでは『Fの壁』はビギナーさんには大きく立ちはだかるでしょう。
ほとんど弾かれていなかった原因がここだとの推測は難しくありません。
女性が押さえやすいように弦のゲージを10-48にして1F弦高の修正ですが、反応をあまり早くしないでおきましょう。
ネックリリーフはギリ小さめにしておきます。
古いお手頃価格のものではありますが、オール合板とは思えないような鳴りっぷりです。
楽しく弾いていただけたら幸いです。
ご依頼者さんはお手にされて『お!鳴る!!』でした。





