アコースティックギターのサドルの加工・作成をしたいけれど。。。そんな時に役に立つツールを三つ。

 

アコースティックギターの弦高を調整しようとしてサドルを削りながら思うことは、『さーて、どれくらい削れたのかな?』です。

ご自分でも調整をなさる方々、作業にあたり削りすぎないための目安のマーキングをしていらっしゃると思いますが、小さなサドルにできるだけ正確にマーキングするのはそう簡単でもありません。

そこで、こんなものがあると便利です。

 

▪️シンワ直尺用ストッパー15mm 950円(税別)

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これはシンワの直尺スケール15cmに取り付けるストッパーでして、同じ寸法にマーキングができる便利なツールでございます。

ホームセンターではもう少し安価のようですし、15cm直尺スケールにこれが付いているセットものもあります。

 

▪️2mmシャープペン

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私がマーキングに使用するペンは、100円ショップでも買える2mmシャープペンです。

これはノック部に仕込まれた芯削りで芯を尖らせるものですが、それは使わずにサンドペーパーで画像のように削れば、スケールのキワキワに細い線を引くことができます。

 

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小さくカットした両面テープでサドルを平らな板に動かないように貼り付けて画像のようにマーキングすれば、楽に、より正確に直線を引くことができます。

芯の角度に気をつけて、スケールの幅で線を引いたらズラす、引いたらズラすとやりますが、意外にまっすぐにしかも効率よく線を引くことができます。

 

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もし、1弦側と6弦側で違った幅にしたいのでしたら、まず1弦と6弦の位置でマーキングして、スケールを両面テープでそれに合わせて貼ってから線を引くと良いです。

これ面倒ですが、スケールを貼らずに線を引こうとすると間違いなくズレると思います。

それでもズレることもありますので、ズレたらやり直し!ここは根気よく。

とは言え、目安ですからあまり神経質になる必要もないのですが。

 

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新しいサドルを作成する時に上面側にオリジナルのサドルのアールをうつすのにも2mmシャープペンは便利です。

小さくカットした両面テープで板材を平らな板に貼り、そこにオリジナルのサドルを貼り、やはり芯の角度に注意をして線を引けば割と正確にアールをうつすことができます。

 

▪️NITTO 再はく離可能強接着両面テープNo.5000NS

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使用する両面テープですが、私が使っているのはこれ。

剥がす際には糊も残らず作業効率バツグン!なこれがお勧め。

 

より正確にマーキングをすれば失敗することもなく加工ができる?

いいえ、そんなことはありません、このマーキングはあくまでも『削りすぎないための目安』に過ぎませんから、実際の作業には慣れが必要ですし、ノギスという1/100ミリまで計測できるツールを使いながらコツコツと削ります。

また、『加工する=今の音を失う』となり得ますのでご注意くださいませ。

サドルの作り方については、素材、サイズ、形状での音の違いをまだまとめられていませんので、いずれまた。