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MONTREUX Rough Cast Alnico 3 Magnet for HB(右)

アルニコ4(左)に換装したOrville LPS-75のピックアップ(MMK61)ですが、今回アルニコ3を試してみました。

ちなみに、アルニコの名前がついているのに3番にはコバルトが含まれていないとのこと、とあるマグネット屋さんのサイトで確認したところ3番はコバルト0%とありましたので、本当ですね。

 

以前の5→4番への換装では主に艶の違いを感じましたが、3番はどうなのでしょうか。

印象としては、4番と比較して艶はさらに薄く地味な音に感じます。

でも、こもった感は私には感じられませんし、私の好みがクラシック・ロックの浅めの歪みゆえかもしれませんが心地良いドライ感(枯れ感?)が感じられます。

先のマグネット屋さんのデータでは磁力(ガウス)は5番の55%程度となっていて、音を聞いてもパワー感は強くはないとの印象ですが、私の機材とセッティングでは歪みの不足感はありませんし、私にとって大事なウーマン・トーンは色気が感じられるようになり、なかなか素敵です。

ただ、近代ロックにはバイト感が細かめなため地味すぎてあまり向いていないかもという印象です。

 

実際にPAFにアルニコ3が使用されていたのか?ネットでは有り無し両論が見つかりますが、現行のGibson 59LP Reissueに搭載されているカスタムバッカーはアルニコ3のようですので、Gibsonは有りとの結論なのですね。

ともあれ、要はその音を好むか否かですので、好みであればジャンルにとらわれる必要は無いと思います。私は3番が好みです。

 

いつものように、以上は私の個人的な主観ですが、とりあえずはしばらく弾きたおしてみることとします。