YoutubeでTommyのプレイを観てみると、彼のMatonは強いベースランではしっかりとバズっていますし、強めに弾くコードでもバズが混ざって聴こえる時があります。

そのバズ混じりの音が、私にはカッコいい音に聴こえますが、同じポジションなのにバズの無い綺麗な響きの時もあります。

 

そうなると、彼のMatonの弦高は『バズリまくりそうなロー・アクション』というより、『バズを混ぜたり、消したりを自由にできるロー・アクション』と言った方が正しいのではないか?と思います。

Tommyは『右手のタッチで意図的にバズの出し入れ』をやっているのでしょうね。

でも、シャカリキに弾いてバズを出しているようにも見えません。。。

 

弾き方に大きな違いは見えにくいのですが、バズっていない音は弱めなタッチの音量、音色に聴こえる気がしますし、時おりミュートをかけているようにも聴こえます。

そこが、彼のバズを殺す(目立たなくする)テクニックなのでしょう。

 

それにしても、彼のバズ混じりの音はとても『音楽的』で、嫌な感じなどはありません。

経験上思いますが、彼のMatonは、絶妙なセッティングなのでしょう。

Matonのネック調整のセオリーは、一般的なやり方とは少し異なるようですし、チャンスがあったら見てみたいです。

 

 

ところで、私のHO-424の12F弦高は今がロー・アクションの物理的な限界値になっています。

サドルの高さを限界の低さにした12F弦高は、

 

1弦が1.0mm

6弦が1.5mm

 

実験としては、6弦はさらに追い込みたいのですが、ネック・アングル由来の物理的な限界です。

 

バズが始まるピッキングの強さをTommyの動画から推測し、1F弦高とネックリリーフを微調整しながら12F弦高を追い込みました。

自己満足かつ勝手な判断ながら、そのバズの反応は似ていると思っています(音色は違いますよ!)ので、この弦高は『あたらずとも遠からず』と言えるかも。

自画自賛?すみません。

 

 

6月に友人のライブのサポートをいたしました。

久しぶりのステージです。

 

当日の天候は雨が降ったりやんだり、会場の扉と窓は感染対策のために開けたままなので、会場内の湿度は70%!

とても良いとは言えない環境の中でHO-424が、どこまで耐えてくれるかが心配でしたが、リハから本番まで弦高は何の変化もなく、しっかりと鳴ってくれました。

さすがHeadway!