フレットの減りは音が濁ったり、つまったり、ピッチが安定しなかったり、酷くなるとバズったりする原因となりますし、平らになったフレットは反応が遅くなることから弾きにくいと感じることもあります。
フレットすり合わせとは、高さをそろえ直し、かまぼこ状の形状に整え磨き上げることによる、音を治す処置です。
どの程度弾けばすり合わせ処置が必要になるのかは一概には言えず、音や見た目が気になりましたら、ご相談ください。
一般的には3年〜5年ほどで必要になることが多いです。
フレットの寿命は9年〜10年が平均的で、その間に2度ほどのすり合わせが可能ですが、弾く頻度やフレット自体の硬さにもよりますので、あくまでも目安です。
同じ材でも硬さの異なるフレットがあります。
すり合わせ処置のビフォーアフターですが、同じフレットですよ。
こんなフレットになっていませんか?
高さが十分であればこのように整えることができて、音は綺麗に響くようになります。
以下にあるのは、すり合わせをお勧めしたフレットの状態です。
ご参考になれば幸いです。