高校生の頃(70年代中期)の部活では、S&Gを友人と二人で演っていました。
代表曲はほぼ弾けるようになり、自分としては伸び悩みを感じていた時に、ブルースが好きな友人から『お前、そんなにフィンガーピッキングが好きなら、Stefan Grossmanの教則レコードを買ってやってみるといいと思うよ。』と『FINGER-PICKING GUITAR TECHNIQUES』という教則レコードがあることを教えてもらいました。
早速、行けるレコード屋さんを文字通り東奔西走して見つけ買ってみました。
これが、私のStefan Grossmanとの出会いです。
聴いてみると、どの曲もいったいどうやって弾いているのか全く分からない状態でしたが、この教則レコードには全曲TAB譜がついていました。
かなり後で分かったのですが、Stefan Grossmanが誰でも弾くことができるようになるアレンジにしてくれてます。
まず練習を始めたのは『Nobody's Business』という曲です。
やはり後に、これがMississippi John Hurtの『Nobody's Durty Business』を分かりやすく、かつ演りやすくアレンジされたものと知りました。
Youtubeで『Nobody's Business Stefan Grossman』と検索してみてください、Grossmanのプレイが1分30秒のインスト小曲で聴けます。
『Nobody's Durty Business Mississippi John Hurt』で唄ありの原曲がいくつか見つかりますが、フォークもしくはカントリーっぽさがありますね。
この教則レコードは、オルタネイトベース、モノトニックベース、ラグなどさまざまなフィンガーブルースを網羅しています。
私は、さまざまなテクニックを学ぼうと夢中で練習しましたよ。
どれも、メロディーとベースと伴奏を1本のギターで演るスタイルなのですが、Tommyのプレイにもつながるのではと今は思います。
Stefan Grossmanが弾くと、どれも正直ブルースっぽさは薄いのですが、個人的にはその方がとっつきやすかった印象です。
3年後(大学生の頃)、Stefan GrossmanとJohn Renbournがデュオで来日!
もちろん、観に行きました。
コンサートが終わった後で『お二人ロビーでサイン&握手会を行います。』とアナウンスが。。。
二人とも尋常ではない大きさの手でした。
もうひとつの余談を。。。
Paul Simonのソロの曲『Paranoia Blues』のスライドギターがStefan Grossmanだったのでした。
繋がっていたー!