アコースティックギターを始めたばかりの『Fの壁』。

自分では必死に練習しているつもりなのに、いつまでたっても綺麗に響く音にならないから、曲を最後まで弾くことができず楽しくない!

そんな方へのお話です。

 

まず、Fが綺麗に鳴らないのは『自分の押さえ方が良くないのでは?』と思っちゃいますよね。

それもありうることですが、高すぎる1F弦高が原因であることが多いのも確かなんです。

そもそも、工場出荷セッティングは誰にでも合う高さではありません。

 

でも、ギターを始めたばかりで自分のギターの1F弦高が適正な高さになっているかの判断をするのは、いささかハードルが高いかもしれませんし、調整に出しても『普通ですよ。』なんて言われたら恥ずかしいし、どうしよう。。。なんて思うのも当然です。

そこで、お話ししたいのは『あなたの押さえ方がいけないのか、ギターの状態がいけない(1Fが高すぎる)のかの判断の仕方』です。

 

カポを用意してください。

正規のチューニングで1Fにカポをつけ、Fのフォーム(実音F#)を押さえて弾いてみてください。

 

完璧ではないかもしれませんが、カポ無しよりマシな音になりませんか?

少し練習してみると、どんどん良い音になりませんか?

もし、そうならば『いけないのはあなたではなく、ギターです!』

1Fにカポをつけてみると、低めの1F弦高の疑似体験ができるのです。

どうぞ、自信を持って1F弦高調整を依頼しましょう。

 

ただし、間違っても1Fカポの2Fの高さにはしないように。

実際の1Fはそれより少し高めにしておかないと、解放音のバズが出やすくなってしまいます。

じゃあ、どれくらいの高さにしてもらえばいいの?

ですよね。

 

ご依頼の方法ですが、具体的な1F弦高を伝える必要はありません!

『キャリアの浅い自分が扱いにくくならない程度に1F弦高を低くして、Fコードを今より押さえやすくしてください。』と言いましょう。

 

お求めになったお店に保証書を持って行ってください。

保証期間内ならば無料で調整していただけるかもしれませんし、有料としても割引価格になるかもしれません。

お店の方針次第ですので、お電話で確認をしてからの方が良いです。

出向く時は、接客で忙しそうな時間帯は避けた方が良いと思います、できればその場で確認をしながら調整をしてもらえた方が良いと思います。

 

常駐リペアマンがいなくて、その場でやってもらえそうなお店がお近くになければ、どうぞ私にご相談くださいませ。