What’s up ?

Episode-8

2021年度 新加入会員紹介

遠山聡一

 

 遠山聡一と申します。
クラブには,昨年(2021)に加わりました。コロナ禍でどなたとも対面できていません。そこで,すこしでも親近感を感じて頂けるよFacebookのマイページを紹介します。

Facebookで「スキー二天一流」と検索して頂くと,「Souichi Toyama」という人物が見つかります。
(グーグルなどの検索でも,見つかるかもしれません。)スキー関連の投稿が多いので,関心あれば,暇つぶしにご覧ください。

来シーズンの目標は,30年ぶりに,SAJ2級と1級に合格することです。できれば,準指導員も取りたいです。

なお,お願いがございます。私は「LINE」を一切使いません。(情報セキュリティのため)
このため,私宛のご連絡はメールアドレスをクラブ名簿などで調べてください。

それでは,皆さまと安心して一緒に滑れる日々を,心待ちにいたします。

 

蒲谷 稔

 転勤で一時期横浜スキークラブを離れていましたが、17年ぶりに復活します。今年4月に志賀高原で右足アキレス腱断裂、2年前左膝骨折、5年前左足首複数骨折、その前にもレース中に転倒して意識なくそのまま救急車で病院へ搬送と色々やってますが、レースが止められません❗️
2枚目の写真は、今年海和さんと撮った写真です(左:海和さん)。この直後にアキレス腱を断裂しました😫
初心に戻ってレースに取り組みたいと思ってます。どうかよろしくお願いします。

 

小野雅弘

群馬県出身で高校まで競技でクロスカントリースキーをしていました。
その後競技スキーからは?離れていましたが夏場に行なっているトレイルランニング界の一部でここ数年クロスカントリースキーブームがあり、自分も20数年ぶりの国体を目指したいと思いこちらのクラブに新規加入させていただきました。
スキーの他、トレイルラン、山岳スキーレース、アドベンチャーレース、MTB、ロードバイク、スノーボードなど幅広いアクティビティーを楽しんでます。
競技以上に飲み会好きなので機会があれば宜しくお願いします。
(写真は2018年に参加した世界3大山岳スキーレースの1つPDG(スイス)のレース中)

        HP管理者追記:小野雅弘/トレランで検索するとレースの一部が紹介されています。

 

Episode-7

コロナ奮闘記  ver.2021

その1. 丹羽一夫
毎日、ワクチン呑んで,変わりなく元気に過ごしています!!! 

   :ワクチンはファイザー製ではなく、日本製のポン酒、枝豆、冷や奴です。)

その2. 吉浦 満

私は子供が1歳なので、飲み会がなかったりテレワークなのを良い事にたくさん一緒に遊べています。去年今年とコロナの有無に関わらず、公園中心の生活だったかもしれません。ただ、ジムには行けないので,マシントレーニングが出来ないのが辛いですね。キャンプにはぼちぼち出かけてます。スキーも何だかんだで15日ぐらい滑ったかな?あと子供もスキーデビューをしました。本人は滑っていませんが(笑)

 

 

その3. 田中邦則

ご無沙汰しています! 私は朝食後、1時間程近くの公園を散歩する以外、特別に運動らしい事はしていませんが、それでも太ったと云う事もなく取り敢えず元気に過ごしています。住んでいる国分台は名前の通り高台なので、風通しも良くコロナにもマスクをする以外、神経質になってはいませんし罹ったらその時はその時と思っていましたが、いつの間にかカミさんが6/26に一回目、7/17に二回目のワクチン接種を予約してくれました。皆様も大会が開かれず気落ちしたシーズンだったと思いますが、今後もしばらくは十分気をつけてお過ごしください。

 

その4. 堀内泰雄

 相模原のワクチンは、今週の木曜日に65歳以上に予約の手紙が配られるようです。それから予約なのでまだ先になりそうです。

 

その5. 森岡達雄

ご無沙汰しています。皆さんお元気ですか?コロナ禍で大変ですね。
私は仕事以外は出来るだけ家に居る様にしています。(ワクチンが待ち遠しい)
今シーズンも2日しか滑走していませんのでお腹が出て困っています。楽しみは、家庭菜園(大根、ニンニク、玉ねぎ、じゃがいもを収穫し今からはにんじん、ミニトマト、ナス)と初孫とのビデオ通話?ですかね!
それとTOKYO2020の男子バスケット予選が抽選で当たり2年前に申し込みしていますがまだチケットが届きません。有観客で開催されることを願っています。

 

その6. 土屋理恵

予想通り、ワクチンの話でいっぱいデスネ❢
ウチは両親とダンナが今月中に1回目接種。私は接種券もまだなのでいつになることやら。。皆様お元気そうで何よりです❢相変わらず長野と横浜をウロウロしています❣少し鳥の鳴き声を判別できるようになりました。

 

その7. 鈴木 瑛

私は先日の8日にワクチン接種を受けましたが、横浜市はなかなか予約が取れなくてまいりました😭何と下山秀子さんの,お母様は、93才にもかかわらずにワクチン接種が、私よりも遅くなりました😭来シーズンに向けては、スキー靴、板を買いましたよ👊今は家飲みをしています🍺早く美味しい生ビール🍺が外で皆さんと飲みたいですよ‼️そろそろストレスがかなり溜まってきました😡前の会社の先輩が、コロナに感染してしまい、退院はしましたが、酸素吸入しています。皆さんも油断大敵です。充分注意して下さい🙇 

 

その7. 大内弘宣

福馬も条例でずっと休店です‼️もう一年半、外に呑みに行ってません。今は美味しく呑む為に平日は帰りにローラースキー、雨の日はエアロバイクをダンベルを振りながら練習しています‼️

(注:文中の福馬は大井町に古くからあるJR御用達の何でもオイシイ居酒屋です。)

 

その8. 篠村竹美

瀬谷の会場はワクチンの予約が直ぐにいっぱいになります。足場の悪い所や大規模会場が予約が取れました。事前に入力練習しておくとよいと思います。これから予約する人は参考にして下さい。
参考ですが、神奈川区の菅田町のスポーツセンターでコロナの接種予約が本日の朝、取れました。

その9. 小野寺

Ciao! 
お元気ですか? 私も
元気ですよ
コロナの注射は私は3週前(6月中旬)に、妻は1週前に終わり副反応はありませんでした。
皆さんも勇気を出して注射💉打ってください。

 


Episode-6

コロナ奮闘記 ver.2020

 

 その1. 荒谷芳房
梅雨明けの昨日、武漢ウィルスに注意しつつカンダハー横浜店へ行って来ました。
半年ぶりにお会いした草野店長に来シーズンの板の説明を聞き、とても有意義なひと時となりました。草野店長、ありがとうございました。皆さまも、是非、お出掛け下さい。(8月のお休み参照) 尚、ツーショット写真は携帯カメラを構えた私の斜め後方から草野さんに近づいてもらい対面密を避けて撮った1枚です。
ったくー! 武漢ウィルスめ…

 

その2. 篠村竹美
つゆが明けてテニス🎾😃☀️

 

その3. 島村 清
梅雨寒の残る先週7月25日、もともと弱いノドがイガラッポくなり熱も38度近くになってしまいました。自分にとっては何時もある事なので薬を飲んで静かにしてましたが、「重篤適齢期」なんだからコロナだったらイチコロナよ!家族に脅かされて病院に行って来た日の顛末記です。
素直に病院を予約して指定された時間通りに駐車場で待っていると看護師が検温に現れ、受付の手続きもなく誰もいない待合室をスルーして一番奥のレントゲン室に案内されました。そこには映画アウトブレイクに出てきそうな防護服で身を固めた先生と看護師がいて簡単な問診をします。咳は?鼻水は?味覚は? すぐにレントゲンで肺を写しその場で白くなっていないからコロナではありませんと云われ血液検査をして終わりでした。その間10分ぐらい!風邪の薬を処方してもらいましたが、薬も薬局には行かず家迄届ける非接触の徹底振りです。この対応はトリアージュと云い、もともとはコーヒー豆や葡萄、羊毛の選定、選別を意味するフランス語のようですが、もし、肺に少しでも白い所があったら即、選定されてしまってその日の帰り道が違ったかもしれません! それにしても医療現場の緊張感と負担を見る事になりました。

(映画 アウトブレイク ダスティン ホフマン主演)

 

その4:大内宣弘
ノブは2月から外に飲みに行っていません。横浜スキーのボトルが
何時もあった大井町の福馬ではコロナが出ていませんが、「密」の濃い東小路とスズラン通りについにコロナ感染が発生しました!

 

その5:鈴木 瑛

新型コロナの影響で奥中山スキー場の9月合宿は中止になりました。残念です! 私は自粛中なのでメダカの飼育を始めましたがこれが結構大変です!まず朝晩の餌やり、水槽の水の交換、日中は水温が上がるので日陰を作ったり。そうは云いつつも来シーズンの為に、フィッシャーのバキュームタイプスキー靴を注文しました。皆さんは何か新しいものを注文しましたかな〜?

 

その6:小石 満

皆様ご無沙汰してます。私、平日は安全運転の講師と電子機器の修理パーツの緊急配送のアルバイトの二足の草鞋生活をして、配送の仕事では群馬から静岡辺りまで行きます。
仕事のない日は湘南の海岸をバイクライドしたり、海の公園付近をジョグと言っても殆ど歩く様な感じで散歩しています。
スキーは3月28日に丸沼へフリースキーに行き今シーズンを終えましたが、8月8日に暑さに参り、涼しさを求めてプラスノースキーをしに丸沼に行って来ました。10数年ぶりだったのでしっかり谷足に乗れず始めは四苦八苦でしたが、途中からは慣れてきて10数本滑ってきました。天気は曇っていたせいか、涼しく、快適なスキーが出来ました。また、来シーズンのリフトシーズン券をサマースキーの前日に安く購入出来ました。
もう一つ、板も5月にシーズン落ちの物を入手していたので、あとはトレーニングだけですかね?
皆さん、コロナに負けずスキー場で会えることが出来るよう耐えましょう!  頑張りましょう!

 

その7:小野寺忠男

地震や洪水と自然災害が続いた熊本にいる小野寺さんに近況報告を兼ねてコロナ奮戦記への寄稿をお願いしましたが、明日から検査入院があり残念ながら今回はパスさせて欲しいと返信がありました。

又、皆さんに宜しくとの事でした。❤️

 

Episode-5

 

第60次南極観測協力
昨年秋から片岡優生が南極観測船第4代「しらせ」に乗船、第60次南極観測協力隊の一員として活動し今年春に無事帰国しました。

期間: 平成30年11月10日(土)~平成31年4月9日(火)150日間 総航程 約21000マイル
• 目的: 観測の為の人員輸送、物資輸送、支援作業

 

1)往路 

h30/11/10 晴海埠頭を出港しオーストラリア フリーマントルに入港。そこで、3ヶ月間分の食料や燃料の最終補給。観測隊員が乗船する。
h30/11/30 フリーマントルを出港し暴風圏を超え南緯55度に入り念願の南極圏へ。氷海を砕氷しながら昭和基地沖接岸を目指します。


<砕氷のしくみ>
・連続砕氷
氷厚約1.5メートルまでの氷は、強力な推進力で連続的に砕氷して前進します。
・ラミング(チャージング)砕氷
氷厚約1.5メートル以上の氷は、いったん艦を200~300メートル後退させ、最大馬力で前進し、氷に体当たりするとともに氷に乗り上げ、艦の自重で氷を砕きます。

 

2)南極での活動、生活
• 昭和基地沖接岸し人員輸送、物資輸送など各種輸送を行います。観測地点に機材等を送るためヘリコプターで移動したりもします。
•「しらせ」が南極にいる間は夏にあたるため気温は比較的高く−5℃〜−10℃ぐらい、白夜の時期も重なり一日中太陽が出ているが、ブリザード(吹雪)の為、艦が動けない時もある。

• 観測協力活動期間中は基本的に休みの日は無く、時間の合間にランニング、筋トレなど行う。


• 基地の周りには皇帝ペンギンをはじめアデリーペンギン、アザラシがいて、シロナガスクジラなどのクジラは氷の割れ目で見ることが出来た。


3)復路
h31/02/20 越冬隊交代。復路に付く。

オーロラが見えるようになり海洋観測を行いつつシドニーに向けて出航。この際、厚い氷の為、2度動けなくなることがあり、ヒーリングポンプ(横揺れ防止機構)によって左右の燃料タンクの燃料を移動しバラストの変化で脱出する事が出来た!


h31/3/18 シドニー入港。 交代した観測隊員が船を降りていく。
  日本までの燃料、食料などを搭載。
h31/3/23 シドニーを出港。
h31/3/18 日本、晴海埠頭に入港。

<参考> しらせ」についての国立極地研究所の紹介サイトです。

http://polaris.nipr.ac.jp/~academy/science/index.html

 

Episode-4

 

<高位頸骨骨きり手術体験記>

 

症状と原因

 いままで前十字靭帯手術を三回受けていますが、 術後のケア不足と知識不足がこのような状態を招いてしまったんだと思っています。 靭帯手術により移植した靭帯は最初は壊死に向かい強度もゼロに向かうそうです。 そしてようやく三ヶ月ぐらいして靭帯に血がかよい始め、そこから強度が上がって行き、約一年かけて百%に近づいて行くそうです。  そんな知識もなく一回目は術後十ヶ月でスキーをやったのですが、まだまだスキーをする筋力が足りなかったのかもしれません。 

二回目は術後の経過が良かった為、もう大丈夫だろうと思い5ヶ月目で野球をやってしまい膝がズレルように動いたことがありました。 そんなこんなで結局、膝に弛みが出てしまいその後、長年かけて半月板や軟骨を痛めて行ったのだと思います。

 

手術の決断

 今回、骨切り手術の決断に至ったのは、先シーズンの初めからスキーを滑り終わった後、ずいぶんと膝に痛みが来るようになったなと自覚がありました。その後も滑りに行く度に痛みが大きくなり、シーズンが終わる頃には膝に水が溜まって普通に歩くのも辛くなるようになっていました。                           

手術を決断したのは自分ではそんなにO脚だと思っていませんでしたが、やはり両膝の内側が痛む為、これを矯正すれば先生の言う通り良くなるんじゃないかと思ったからで、9年前、前十字靭帯の手術を受けた時の先生が川崎の鋼管病院に移っており、追っかけのようにお願いする事になりました。

 

手術

 手術の概要ですが、手術名は高位頸骨骨切り手術 。 先にも述べたように、半月板と軟骨を長い間かなりイジメていますし、またO脚の為、膝の内側に局部的に体重がかかり強い痛みが出ます。巻頭のイラストにあるように「骨切り」はその原因となるO脚を矯正し膝全体に体重が均等にかかるようにする手術です。

まず膝下の頸骨を切り、切ったところを開いて大腿骨との正常な角度にしてから開いた部位にクサビ型の人工骨(チタン製)を入れ、止め金とボルトで固定して完了です。人工骨の厚みはO脚の強さによって変わりますが自分は 10mm入れたそうで、術後の激しい痛みや苦しみも経験しましたがお陰様で身長が1Cm伸びました

入院期間はちょうど3週間 年休で休むため 休みが多い年末年始の時期に入院しました。 そして手術から4ヶ月後の4月中旬、これも休みが多いゴールデンウィークをからめて入院しました。 年末年始は年末で退院する人と年末年始の為、一時的に外泊する人が多く6人部屋が個室になってしまいました。まあさみしいというよりすっきり広々という感じでしたが、夜になると部屋がいっぱいだった時は聞こえなかった電子音のような音がいろいろ聞こえてきました。あれは絶対ラップ音だと思っています。

注:ラップ現象(ラップげんしょう)とは、誰も関与しないまま、「誰もいない部屋や、何も存在しない(ように見える)空間からある種のが発生し、鳴り響く」とされる現象で、超常現象心霊現象といわれるものの一つである。本来の超常現象的あるいは心霊現象的なラップ音以外にも、原因不明の音声が鳴る現象を、広義でこう呼ぶ場合もある。 wikipediaより

 

手術を終えて

2月に手術をした右足はまだ少し痛みが残るものの大分回復して来ています。4月に手術をした左足の方にはまだまだ強い痛みがあります。骨切り手術の時に膝に内視鏡を使った半月板と軟骨の治療をしており、その部分にまだ炎症が残って痛みが引かないのだと思います。手術後 、先生に 「森さんずいぶんと無理してましたね!」と言われましたたので ずいぶん悪化していたのを我慢していたのだと思います。

Vサイン.jpg年越し蕎麦.jpgお節.jpg手術後のレントゲン写真

 

若い人への助言

当然ですが、やはり手術する状況を作らない事に尽きます。その為にはスキー技術の向上に励むのと同時にシーズンオフ中も計画的なトレーニングによって怪我をしにくい柔軟性のある体作りと大きな怪我に繋がりにくい強靭な筋力作りが一番だと思います。

 

              2018年6月 森 裕之

 

 

Episode-3

<ブラインドスキーのパートナー体験>

2/17〜2/19の3日間、初めて視覚障害(ブラインド)の方のスキーツアーに同行しました。きっかけは、高校時代のスキー部恩師からお誘いを受けたからです。少しスキーが出来るからと滑るお手伝いをしようと簡単に考えていたのですが、ブラインドの方と接したのが初めてで、すべてが勉強でした。スキーだけでなく、バスの乗り降りやサービスエリアでの誘導、食事の時は食べ物の位置確認、乾燥室ではスキーや靴の置き場所の説明など、気の利かない私は皆さんの後をついて回ることばかりでした。

 ブラインドスキーとは、ブラインドの方と目の見える私たち(晴眼者)が一緒にスキーを楽しむという観点から、手伝うサポーターではなくパートナーと言われます。ブラインドの方は全盲の方もいれば、視覚障害と気づかない弱視の方もいて障害の程度は様々ですが、スキーをやろうと参加していたブラインドの方たちは皆さん前向きで明るい方々でした。

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 初めて参加した私は半日研修を受け、ブラインドの後ろから一緒に滑りながら大きな声で右や左と方向指示や前方の状況を伝える練習、また自分が目をつぶってブラインドの気持ちになって滑る体験もしました。一人のブラインドに対して二人のパートナーが付きますが、初心者の私はサブパートナーとして勉強させてもらい、全盲の方が尾瀬岩鞍スキー場のゴンドラに乗って頂上からスピード感のある滑りで降りてくるのにビックリしました。少しパートナーをやらせてもらいましたが、ついていくのが大変でした。かながわブラインドスキークラブでは、パートナーが不足しているそうです。かながわブラインドスキークラブのホームページを見て興味を持った方は、連絡をしてみてください。同じスキーを愛し楽しんでいる者として何かに役に立てればと思います。

                              2018年3月 下山秀子

 

Episode-2

小野寺さんのその後>

今回は熊本に越した小野寺さんのWhat’s up?です。小野寺さんは国体の北海道アルペン代表として大活躍し、横浜スキークラブではコーチとして厳しく後進の指導して頂きました。その徹底した指導ぶりは敬意をこめて「オニデラ」と云われる程でした。2015年秋、北海道とは反対にある奥様のご実家の熊本に引っ越し、翌春、2016.04.14あの熊本地震に遭遇しました。珍しい春鮭(トキシャケ)にクマモンが興奮した為に発生したと云われています。思い出すのもイヤだと云う小野寺さんからその後を寄稿して頂きました。

「熊本地震の際には皆様にはご心配をして頂きありがとうございました。4/16は熊本全体が船としたら、台風の中にいるみたいで、上下左右に揺れまったく動けず、部屋は下の写真のようにグチャグチャでした。それから約1年半経ちましたが、まだ全然復興していません。幸い私たちの住んでいるマンションは大丈夫でしたが、仮設住宅の人は2年で出ていかなくてはいけないし、自宅が壊れた人も解体のめどがたったとしても工事業者の順番待ちです。被災した農家の人はビニールハウスや物置小屋で寝泊まりをしています。新築しようにも年配者は、具体的には60歳以上の人には銀行がお金を貸してくれません。現状はとても厳しいものです。工場などは大手の企業から順次回復していますし、酒蔵やお菓子工場なども少しずつ復興の兆しがあります。

 自宅前-hp.jpg      -hp.jpg      鳥居-hp.jpg

<自宅前のズレた点字ブロック>   <散乱した台所>        <壊れた鳥居>

関東でも地震が起きたら厳しい状況になると思います。短期的には、水の確保、次に食料の確保を準備していたほうが良いです。長期的には、住まいの確保で地震保険に入るか、貯金をするかです。更に精神的に前向きになることです。地震の場合は他者からのサポートがあり段々良くなります。

 

熊本でのウインタースポーツはまだやっていません。スキー場は大分県との県境に九重(くじゅう)スキー場と、宮崎県との県境に五ヶ瀬スキー場があります。高速道路が無い為、国道をチンタラ走って2時間半です。スキー場近くになると雪があったり無かったりなのでスノータイヤが必要ですが、残念ながらこちらでの雪道を考えてなく神奈川でスノータイヤを棄ててきたのでまだ行っていません。

九重スキー場-01.jpg九重スキー場-03.jpg    

 九重(くじゅう)スキー場    

五ヶ瀬スキー場-01.jpg五ヶ瀬スキー場-04.jpg      

< 五ヶ瀬スキー場 

スケートは屋内プールを冬場に氷を張って滑るのですが、家から車で10分程の所にあります。地震で天井が落ちたのですがやっと修理が終わり、今年は平昌オリンピックのアイスホッケーの合宿をやる予定だそうです。

 

熊本市内の雰囲気は神奈川のように派手ではなく、クリスマスムードもイルミネーションもささやかです。様々なイベントが沢山ではありませんが何処かで毎月開催されています。自分はあまり行きませんが飲み屋さんは夜通しやってるみたいですよ!

のんびりと出来るところですし、是非一度いらしてくださいね!」

 

 

                2017年11月 小野寺 忠直

 

Episode-1   

<大白川の思い出>

関越新幹線から在来線、更に小出駅で只見線に乗り換えて会津方面に渓谷沿いを小1時間ほど分け入いると今は無人駅となった大白川駅に着く。山深い守門岳の麓にある大原国際スキー場はしばしば大雪のため電車が不通になる豪雪地帯だった。このスキー場には良く管理されたポール専用のバーンがあり、横浜スキークラブは昨年まで20年以上もの間ここでお正月と春休みの合宿を張っていた。以来、大白川での合宿の定宿となった民宿「花登」を経営する住安さん一家には20年以上大変お世話になりました。その間にはいろいろな思い出がありますが、なかでも大晦日の晩にご主人が作ってくれる自然薯、乾燥させた山牛蒡の葉、フノリをツナギにした手作りの年越し蕎麦は格別でした。

大原国際スキー場渓谷.jpg大原国際スキー場大原国際スキー場大原スキー場大原スキー場大原国際スキー場大原国際スキー場

 

 

今回、What’s up?のページに取り上げたのはこの宿にいた日本カモシカの話です。

雪に閉ざされない季節には森林の管理をしている住安さんが山で迷子になった日本カモシカの子供を保護し、親代わりにミルクを飲ませ「クロ」と名前もつけて育てました。未だ角もないバンビのような可愛い鹿で、住安さんを本当の親と思い何処に行くにも一緒、寝るときも一緒でした。シーズンにしか会わない私たちにもよく懐くようになっていました。

やがて額に小さく芽を出した角が身体の発達と共に立派な雄の角になるのに時間はかかりません。もともと、日本カモシカは国の天然記念物です。つまり、捕獲したり飼ったりする事はイリーガルです。住安さんはそれを承知していて、クロが自分の好きで家の周りにいるという風にしていました。大きく成長してからは家から出て山に入ることはあっても、夕食時にはお家に帰る習慣のあるオリコウな国の天然記念物です。それでも立派な角を持ち大きくなったクロは矢張り野生の鹿です。たまにしか会わない私たちはやがて距離を置いて接するようになっていました。

大原国際スキー場大原国際スキー場大原国際スキー場大原国際スキー場クロ−02.jpg大原スキー場

 

ある年の合宿の時、再会を楽しみにしていたクロがいない事に気がつきました。彼は成長するにつれ、山に入ってから帰るまでの間がだんだん長くなって来ていた様です。そのうちに又、ヒョッコリ帰ってくるだろうと住安さんは思っていたかもしれません。

でも、それっきりでした。クロはきっと奇麗なお嫁さんをゲットして守門岳のどこかで幸せに暮らしていると言うのが大多数の意見です。(少数意見もありますが、、、!)

住安さんはその後、屋根裏に迷い込んだネコちゃんを育てています。寒さの嫌いなネコは雪に閉ざされる長い冬の季節、他に何もする事も無くひたすらキャットフード食べ続けて、いまや目を覆うばかりのダッコする事も出来ない大型猫になっていました。

ねこー03.jpg猫−01.jpg

● ようやく猫チャンの写真が見つかりましたので掲載します。

顔が小さくなかなかの美形ですのでこの写真ではあまり目立ちませんが、腹の辺りが実は大変な事になっていて、座布団でリラックスしている姿はお正月に飾る三段重ねの鏡餅をそれぞれ頭部、上半身、下半身と横に並べて黒いブチの模様を適当に配した感じとでも言いましょうか!