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2020/02/24
感染症に係る面会制限について
現在全国的に新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が広がっております。
弊社の運営している施設には、100歳近い高齢者や、感染時重篤となりえる基礎疾患を抱えたご入居者の方が多くおられます。
山口県内ではいまだ発症事例はありませんが、隣県の福岡で発症事例があることや、広島においても感染の危険性が高まったことから、ご入居されている方々を感染から守る為に面会制限に踏み切ることになりました。
尚、ご入居者の方へ物品等の受け渡しがある場合は玄関で職員がお預かりし、ご本人様にお渡しすることができますのでその際はお知らせいただけたらと思います。
ご面会に来られる方にはご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
2020/02/21
やまぐち働きやすい介護職場宣言に認証されました!
菊川デイサービスひかりが「山口働きやすい介護職場宣言事業所」に認証されました。
山口働きやすい介護職場宣言とは・・・
介護サービス事業所が、就業環境の改善を通じて、「スタッフ一人ひとりが、やりがいを持って、働き続けられる職場づくりに向け、主体的に人材の確保・育成に取り組むこと」を宣言し、これからの進路を考える若者や、介護への就職を志す求職者の方等に情報発信する制度です。
2018年度から山口県でこの制度が開始されました。働きやすい介護職場にする為の取り組みなどを宣言・申請し、申請内容を現地で確認したのち申請内容と相違ない場合に認証されます。
やまぐち働きやすい介護職場宣言専用ホームページに掲載されていますのでご覧ください。
2020/02/14
ふくし生活SOSフォーラムinしものせき
2/14(金)午後から「ふくし生活SOSフォーラムinしものせき」に参加しました。今回のテーマは「8050問題」。
NPO法人ふらっとコミュニティ理事長・山根俊恵先生による「ひきこもりの正しい理解とその対策について」基調講演が行われた後、市内の生活困窮者自立支援事業の実態や制度の狭間になりがちなひきこもり支援に関するシンポジウムが開催されました。
シーモールパレス300席の会場がほぼ満席になり、ひきこもり問題への関心の高さを感じました。社会福祉協議会が主体となって実施されている生活困窮者自立支援事業については、新規の相談者が年間600名超(月平均50件以上)、しかも60代以上の方からの相談が3分の1以上を占めており、当事者本人からの相談が7割と報告され、高齢者が孤立し困窮している実態が良く分かりました。
市内12ヶ所の地域包括支援センターの相談対応実績(訪問・電話・来所)が年間8万件を超えており、年々増加傾向にあると驚愕の数字も発表され、日頃お世話になっている包括の方々の多忙さが想像を絶するものだと実感しました。包括1ヶ所当たり、新規の相談だけでも1年間に500件以上、1年間累計では延べ7,000件も相談対応をされている事になります。
地域包括ケアシステムを推進していく流れから、社協・包括等が8050問題対応の中心にならざるを得ない状況なのだとは思いますが、今以上に過重な負担がかかるのを耐え難く感じるのは、私共が業界関係者だからなのでしょうか?
基調講演の山根先生のお話にもあったように、市民ひとりひとりが固定観念や先入観を見つめ直して、生きづらさを抱えた人も含め、様々な困難を抱えた人達~認知症高齢者や精神疾患を抱えた人など~も共に生きるていく地域作りこそが、本当に大切だと感じました。地域で暮らす人々の意識が少しずつでも変わっていけば、「全てプロにお任せ」をいいことに、特定の事業所の職員の皆さん(役所・社協・包括など)にばかり負担がかかってしまう現状が、少しでも改善されるのかもしれません。
2020/02/10
下関チーム医療緩和ケア懇話会の講演会
一般社団法人 大慈学苑 代表・玉置妙憂氏の講演会が2/8(土)海峡メッセ下関で行われました。
看護師・看護教員・ケアマネでありながら、夫を看取った経験から出家し僧侶になられた方です。
現代医学の発展は目覚ましく素晴らしいが、一方で患者に過剰な選択肢が与えられ、過重負担になっている現実があるとのお話がありました。
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)DNR(心肺蘇生拒否)、DNARと緊急の際に突然アンケートのように答えを求められても、即答するのは難しいと思います。
昨年、厚生労働省がACPを「人生会議」と銘打ってキャンペーンを展開したのは、記憶に新しいところですが、常日頃から死に方(或いは生き方)について御家族と話をしておかないと、確かにいざとなった時にどうすれば良いか、迷ってしまうのも無理もありません。
しかし、死をタブー化して遠ざけて来てしまった結果、人の死を経験する機会が減ってしまい、いざという時になって突然ありとあらゆる選択を求められてしまうという御指摘がありました。
会場からの「臨床心理士と臨床宗教師の役割の違いについて」の質問に答える形でお話された「極端に言えば、(死にゆく人に寄り添うのは)必ずしも人である必要はないと思います」と言う言葉が、非常に強く印象に残っています。思わずペットの動物とかAIを思い浮かべてしまったのですが、死を前にした人に寄り添えるのは、社会(俗世)の外側にいる存在なのかなと感じました。
死を目前にした方への訪問活動を始めたところ、ひきこもりの方の御家族からの訪問依頼が数多くあるとのお話も興味深かったです。今月から来月にかけて「8050問題」「ひきこもり」に関する研修会が市内で相次いで3回も開催される等、皆さん非常に関心のある問題です。
講師の先生、主催者の皆様、本当にありがとうございました。