「では、今度は半年後にまた来てください。」
一度は聞いたことがある言葉だと思います。しかも、せっかく何回も通ってようやく治療が終わったというのに……。それなのに、また行くとなると億劫です。しかし、本当は治療が終わってからの健康的な状態を維持・増進することが大事なことなのです。
ところで、この「半年」には根拠があるのでしょうか?実は、私自身も治療が終わりに近づくと、いつも次の来院時期を設定するのに悩んでいます。
私は、歯科医院に来院する方によってそれぞれ、もっと言うと、個人の中でも病状や年代によって時期の設定は変化するものと考えています。また、それぞれの考え方やお口の感覚によって、ごくわずかの変化を察知してすぐに医院に足を運ぶ方もいれば、多少歯が欠けてしまおうが平気な方もいるでしょう。それとも、医院には行きたいのに仕事や家庭の都合もあるし、歯科が怖くて…という方もいるでしょう。
当院ではそれぞれの病状やご都合を考慮して、「オーダーメイドの予防と管理」を行うようにしています。治療が終わった瞬間が健康長寿の第一歩です。予防・管理と治療の両立を目指し、皆様のお役に立てればと考えています。