診療案内
1. 普通の方のためにある普通の病院です
動物のために高額医療を惜しみなく与えることが「家族」の証になるのか?
当院は異議を唱えたいと思っています。
飼主の方が動物病院に求めているものはなんなのか?
多くの方が、「金をかけた医療」でなはなく、「納得のいく医療」を求めておられるのではないでしょうか。
「金をかけないと、納得のいく医療はできない」と検査漬けにして「インフォームドコンセント」という名のもとに飼主の皆様の不安を煽り、必ずしも必要のない高額医療を押し付けるのは
「リフォーム詐欺」の手口となんら変わりません。
当院は、普通の方が楽しく動物と暮らすための情報を提供しつつ、いざという時には「ここに駆け込めばどうにかなる」と頼りにしていただける病院を目指しています。不安を煽らず、安心を提供します。
2. フラットな関係と「対話」を基本とした診療をしています
飼主の皆様からの「報告・連絡・相談」が、当院の診療の基礎資料となります。
ちょっとした変化が、大きな疾患を示唆することも多々あります。
こまめに「ほうれんそう」を頂くことで、高額な検査に勝る情報が入手できる場合すらあります。
従いまして、当院にはしょっちゅう電話が入ります。その際には、院長の「機嫌」を気にしないようお願いしています。
3. 診療に必要な情報は、まず「五診」から
五診=「視診・問診・触診・聴診・打診」が医療の基本です。
当院はこの基本を大事にしています。ここから重要な情報が多く入手できるのです。また、これらの検査は患者さんに負担をかけません。
レントゲン・血液検査等の、身体に負荷のかかる検査を五診から得られた情報に基づいて行うと、ポイントがほぼ外れません。少ない負担で大きな成果が得られます。
4. 検査について
大きな検査は、重大疾患の確定診断と的確な治療のためには外すことができないものです。但し、いきなりやみくもに検査しても、疾患の発見には繋がりません。
「動物は物を言わないので、検査しなければ病気の診断ができない」というのは大きな誤りです。そういう発言をする獣医は「ヤブ医者」です。
当院では、レントゲン検査・血液生化学検査・簡易細胞診を行っております。
更に詳しい検査につきましては、以下の機関と提携しております。いずれの機関も信頼のおける専門の先生方が的確な検査をしてくださっています。また、情報のリピートも可能な限り迅速になるようお願いしています。
病理組織検査:アマネセル
血中薬物濃度・内分泌・抗体検査等血液特殊検査・結石分析等:モノリス
MRI・CT等:キャミック
鳥類の遺伝子検査等:CBL
5. 診療と看護
まず、的確な確定診断を、それに基づいた治療を、が基本です。
但し、表面的な訴えとは全く別の病気が潜んでいることが多々あるのが、動物の病気の特徴です。複数の疾患が重なって1つの症状に現れていることも珍しいことではありません。こうした症状の成り立ちを正確に見極めて診断し、治療するのが、当院の方法論です。
病気には「付き合っていく」タイプの病気も多い。自宅で気楽に取り組め、病気持ちでも楽しく生活できるような看護法を提案します。
6. しつけについて
特に子犬を飼い始めた方、「しつけしなくちゃ」と目を吊り上げる必要はありません。でも、犬の躾にはちょっとしたコツがあります。飼い始めたら、早めにご相談下さい。
7. 介護について
長生きすれば、介護は必然。介護に愛情は必要ありません。「コツ」が必要なのです。「コツ」にはご家庭・本人の状況によって違う部分・比較的共通な部分があります。綿密に相談しつつ、そのコツを探します。介護=苦労にならない知恵のあれこれを提案します。
8. 施設の特徴
小さい病院です。入院室もあえて別にしていません。入院中のお見舞いも診察時間内でしたらご自由に。
臭わない病院です。院内感染事故は現在まで0。臭いは「不衛生」の証拠です。
滑らない病院です。特に入口は滑りません。床が原因の飼主転倒事故は現在まで0。
明るい病院です。なんだか、知り合いでもない飼主の方同士が楽しくお喋りしている事多し。待合室に給茶機かなんか置こうかなあ。
9. 病院の特徴
診療価格が安い:安くないと病院は来づらいものだと思う。
情報を見極める:特にインターネットの情報は石ころだらけ。たまさかに「玉」が混ざっている。それを見つけて提供します。