11/17~19の3日間にわたり、大阪国際会議場で開催された
第38回動物臨床医学会年次大会に参加してきました。
10ヵ所以上の会場で、眼科、心疾患、消化器、内分泌、外科などなどたくさんの講演が行われ、
自分自身も興味のある分野を中心に参加し、多くの情報や知識を得ることが出来ました。
また、市民公開特別講演として開催された、滝川クリステルさんと猛离類医学研究所の齊藤慶輔先生のトークショーを聞かせていただきました。
齊藤先生は北海道で絶滅危惧にある鷲などの猛离類の治療を行われています。
これらの猛离類はヒトが狩猟で使う猟銃の鉛玉を飲みこむことで起こる鉛中毒や風力発電のために設置された風車との接触事故による死亡例が非常に多く、
それら徹発や改善のため齊藤先生と滝川クリステルさんが活動を行われているということでした。
私自身、動物にたずさわる獣医師という仕事を行っていながら、野生動物診療や保護活動について知る機会は少なく、
とても貴重な時間を過ごすことができたともに野生動物や環境について考えさせられました。
もし、ご興味をもたれた方がいらっしゃれば、猛离類医学研究所のホームページにアクセスしてみてください。
講演の他にも医療機器や医薬品のメーカーの展示ブースもあり、最新の機械や薬の情報も知ることができました。
良い情報は日常の診療に取り入れていきたいと思います。
砂川