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2024 / 09 / 17 14:16
美術品(神楽面・木像)の展示について
ただいま、隠岐乃国伝統芸能祭の開催に合わせて、田中修さんが手がけた美術作品の展示を隠岐島文化会館事務室前で行っています。
実際に西村神楽で使われた手づくりの神楽面や田中氏が一刀彫りに挑戦した木像を展示していますので、この機会にぜひご覧ください。
【展示品一覧】
<神楽面について>
「切部(きりべ)」・「随神(ずいじん)」・「鹿島(かしま)」と言われる面で、演目全てで使われる20面の中の一部である。
西村神楽は、一の森神社(中村)から借りていた時代があり、約30年前に西村神楽の面として田中氏が彫ったものである。
<木像について>
木像彫りは今回初めての挑戦で、師事することなく、仏像の写真を拡大し独自の設計図をもとに、約3か月をかけて彫り進め完成に至った作品である。
モデルの仏像は「観音菩薩像」であり、材料の材質は松である。
・観音像 (一刀彫)
材質;松(木像) 桑(台座)
製作;2024.2~5
・寿老人 (浮彫)
材質;ネズミサシ
製作;2023.11~12
・ろうそく岩 (一刀彫)
材質;松(木像)
製作;2024.1~2
【田中 修:プロフィール】
昭和28年10月西村生まれ 現在隠岐の島町岬地区在住
西村神楽保持者会及び西村神社の楽隊に在籍し、自ら神楽を演じたり笛を吹いたりして伝承する中で、約30年前に神楽面の制作を手掛けた。
これまで手掛けた作品は、20面にも及ぶ。
木像は面を彫る中で、浮彫や一刀彫りにも興味を持ち、独学で挑戦した作品である。