お知らせ
2024-12-01 07:55:00
子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種 期限が迫っています！
ヒトパピローマウイルス（HPV）ワクチンは「子宮頸がん」に対して高い予防効果が証明されています．
わが国では2013年，小学6年～高校1年の女子を対象に定期接種が始まりましたが，まもなく副作用を疑う報告が出たため，厚生労働省は接種に慎重な姿勢となります．その後，安全性は他の多くのワクチンと同等とわかり，2022年に積極的に奨める方針に戻りました．ただ，10年間におよぶ政策の迷走によって接種機会を逃した女性が大勢います．その世代に対する救済措置が「キャッチアップ接種」です．
対象者は 16～27歳（1997年4月2日～2008年4月1日生まれ）の女性
救済制度によって来年３月まで無料でワクチン接種できます．ただし，このワクチンは合計３回受ける必要があり，今から接種を始めても期限までに３回終了することができません．そのため，厚生労働省は追加の救済策を検討中です ---- 2025年３月までに１回目の接種を終えていれば，それ以降の１年間は新たに設けられる制度を利用して無料で追加接種できるというものです．とりあえず，３月までに初回の接種を受けておくことをお勧めします．
正式な通達は出ていないため，詳細は住民票のある市区町村の担当部署にご相談ください．厚労省のホームページもご参照ください
👉 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_catch-up-vaccination.html