高田1丁目町会
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山吹の里
面影橋近くの山吹の里の碑
豊島区教育委員会説明版
江戸名所図会には「高田の馬場より北の方の民家の辺りを山吹の里という。太田道灌、戸塚の金川辺に放鷹す(鷹狩)。後を追いてここに来るときに急雨しきりなれば傍らの農家に入って蓑を乞う(雨具を貸してほしいとお願いする)。内より小女出でて盛りなる山吹の花を手折りて(手でおって)これを捧ぐ(ささげる)さりども詞を出さず(何も言わない)。太田道灌はその意を悟る得ずしてことなく(意味がわからず)、かへって憤りを含み(怒って)、家に帰り、近臣に事のありさまを物語す(家臣にあったことを伝えた)。中に一人進み出て云く(話をした)、「蓑のなきことをいへるならん(雨具がないことをいっているのではないか)。古歌に 七重八重花はさけども山吹のみのひとつだになきぞわびしき (八重の山吹の花は実がひとつもならないのはかなしいことだ)⇒(八重の山吹の花は咲いているが我が家は貧しいのでかなしいことに雨具もないのです。)かく詠ぜじ和歌の心をもて、答へたまわりしなん(このように詩歌の意味を伝えて返答したのではありませんか?)」と申しければ道灌深く恥じて、のち和歌の道を慕ふという(無知を恥ずかしく思ってその後詩歌を勉強した)。」とある。※一部略、意訳
江戸名所図会 4巻 山吹の里 東京都立図書館