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ちょーーーー不定期と言いながら、月に一回くらいは更新したいなと思ってたのに、
2回目にしてもう1ヶ月半経過しています。
当初想像していたのは、好きな曲の好きなワンフレーズくらいをピックアップして、だらだらと書いていきたいなぁなんて考えていたのですが、
song1の「WHITE SURF Style 5.」は結局ほぼ全歌詞を載せちゃうと言う、
我ながら想定通りには進んでいないのですが、
ま、端から完璧を求めていないし、ちょっとずつちょっとずつ形ができていくと思います。
さて、「お歌詞とコーヒー」のsong2（第2回目）です。
3月4月の出会いと別れの季節を過ぎて、5月です。
新しい生活を始めている方も多いのでは、と思います。
そこで、今回の曲はカネコアヤノさんの「Home Alone」です。
https://youtu.be/Sh38JR2Vlk0
カネコアヤノさんの楽曲は、生活の匂いがしてきてとても親近感の湧く曲が多いのですが、
この曲も、一人暮らしを初めて少し（本当に1ヶ月くらいと思わせるような）経った頃の情景が浮かんできます。
変わらない自分と、慣れない生活と、でもほんの少し馴染んできたような生活。
変われないままでも良いんだよ、気の持ちようだよと背中を押してくれる曲です。
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いつもどおりだよ カバンの中身
傘がいるらしいけど
手がふさがるしいらない
ただの予報だよ
良い子にしてれば 大丈夫な気がしてる
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今でも時々そうですが、子どもの頃から僕は、
天気予報が雨でも、出かけるとき降っていなければ傘を持っていかなかったのですが、
そのときの何の根拠もない自信はこの「良い子にしてれば 大丈夫な気がしてる」という歌詞の通りで、
聴いたときは思わずハッとしました。
容赦なくずぶ濡れになってしまったときも、一人で笑っちゃうような子どもでしたね。
子どもを持った今、ずぶ濡れになって帰宅することがどれだけ迷惑だったかを知り、本当に母親には申し訳なかったなぁと思います。
そんな状況でも一度も怒られなかったことは、地味に母親の寛大さを表していて、振り返ってもし僕の子どもがこれやったら怒ってただろうなと思うと、僕の器の小ささに身につまされます。
この曲には、「大丈夫な気がしてる」という歌詞が2回出てきますが、
気がしてるという部分が、頼りなくって、寄りかかるものがなくって、でも、一筋の希望の光のような前向きさや祈りのような感じもあって、
複雑な心境を表していて、とても好きな部分です。
大丈夫！と言い切らない（言い切れない？）ところって、あんまり他の歌では聴かないですよね？？
このいろいろな気持ちが混ざり合った「大丈夫」を「確信的」に変えるために、
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確信的だ 今日は必ずいいことあるはずだ
追いかけたバスが待っていてくれた
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と、ささやかな幸せをなぞるように確認してみたり。
僕は、「的」という言葉があまり好きではなくって、
それは、ちょっと曖昧になってしまうからなんですが、
例えば、「本格」と言い切らずに「本格的」とすると、何だかちょっと逃げている感じがしないですか？
ちょっとぼやかしているようなことを「的」には感じてしまいます。
でも、この曲の「確信的」のように、
実は僕たちは毎日をあやふやな根拠のない希望や自信で乗り切っているようです。
明日も健康か、明日も平和か、明日も晴れか、そもそも明日が来るのか。
「確信」は「絶対」ではないので、毎日の「何かの良いこと」や「日頃の行い」を拠り所に「大丈夫な気がしてる」と言い聞かせています。
新生活を迎えて、不安なことも多いと思いますが、
ちょっとした幸せを頷くように感じながら、明日もきっと大丈夫、と乗り越えてください。（僕もそうします）
本当にこの曲は今の季節にピッタリだなぁと思います。
ここまで書いてきましたが、
この曲の一番好きな歌詞は、
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行き場のない花束のため
花瓶を買いにゆく
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です。
先に花束があるシチュエーションも素敵だし、
多分この文脈で行くと、買い物ついでに花瓶を買うのではなくって、花瓶を買うことが目的で出かけていますよね。
そんな気持ちもとても素敵だなと思いました。
さてさて、今日のお歌詞とコーヒーはここまでです。
次の更新はいつになるかなぁ。月1更新を心がけていきたいとは思っているのですが、、、笑
この曲に合うコーヒーですが、
当店のある二丈深江の海岸をイメージした「シティブレンド フカエ」ですね。
もう深江に住み始めて10年近いですが、良いときも悪いときも、深江の海岸に癒やされてきました。
個人の趣向で合うコーヒーを選んでいますが、
この曲の場合は特に、それぞれの方の一番身近なコーヒーが合うと思うので、馴染みのコーヒーを思い浮かべながら聴いてもらえたらと思います。
それでは。
ＴＡＩＳＨＯ ＣＯＦＦＥＥ ＲＯＡＳＴＥＲ
田之畑