延命寺 四国霊場別格12番札所
千枚通霊符
イザリ松千枚通霊符は弘法大師四国御巡錫の際、当寺にて一人の病難者松の辺りに有りしを憐み給いて、千枚通し霊符を創札され一枚をさずけ給いしに微妙の霊験により忽全快したれば、大師に誦従し遂に得度を受け法忍と僧名されたり、之より千枚通しを今に継承す。実に此の名号「千枚通」霊符を朝な夕な至心に祈念しつつ、頂けば諸々の病苦を除かれる勿論、産気の折り安産せらると御誓願なり。福徳無量無辺なる御誓願は誠に当山を於て日本六十余洲何処にも見ず、此の神秘的千枚通は無二の霊符にして霊現の千枚通本坊たる其の名実全かるは自他共に信ずる所なり、目下他に種々なる出所あるは人為の所作にして大師の御教に有らざるものなり。