積雪の多い十日町市松之山地域では、田んぼのほとんどが棚田になっています。自然と伝統が調和する棚田は松之山の自慢の一つです。雪解け水を温める温水路、棚田づたいに流れる天水、土の高い畦、田んぼの脇に植えられたはせがけ用のスギ、棚田を囲むブナ林などどれも雪国ならではの棚田です。 この独特の棚田の景観と棚田の生き物の多様性の高さが評価され、1999年に「日本の棚田100選」、2009年に「にほんの里100選」に選ばれ、また、2009年には第15回全国棚田(千枚田)サミットも開催され、今、松之山の棚田は日本の棚田の代表として一躍注目を浴びています。