松阪飯南森林組合

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森林整備部門

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①森林保全事業

②林産事業

③環境整備事業

 

 【①森林保全事業】

 地域森林の適切な森林整備促進による治山治水、地球温暖化防止のため、森林による二酸化炭素吸収機能の増進、組合員の持続可能な森林経営のための指導、組合員所有山林の長期管理委託を行っています。

 

~森林整備の内容~

・地拵え

 「地拵え(じごしらえ)」とは立木を全部伐採した跡地に次の苗木を植えるため、残っている枝や草などを整理し、林地を整える作業です。
 苗木を安全に植林したり、丈夫に育てるためにも、「地拵え」は林業のスタートを飾る重要な作業です。

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・防護柵の設置

 防護柵の設置を行わないと、せっかく植えた苗木が全て鹿などに食い荒らされてしまうため、防護ネットなどで植林地を囲い、苗木を保護します。

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・植林

 地拵えを終えた場所に、スギやヒノキなどの苗木を1本ずつ植え付けます。主に4~5月の春先に行います。

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・下刈り

 「下刈り」とは苗木の成長を促すために、周囲の雑草、雑木を除去する作業です。植林から5~7年目の毎年夏に行い、苗木に光が当たり、養分が行き届くように成長の早い周りの草を刈り払います。
 「下刈り」をきちんと行わないと、苗木が雑草などに負けて枯れてしますこともあります。

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・枝打ち

 「枝打ち」とは、樹木の枝を幹から切り落とす作業です。枝の根本の節が表面に出ないきれいな製品を作るため、枝を鉈で切り落とします。
 また、日当たりが良くなり、林内の環境を良好に保つことが出来ます。

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 ・ 間伐

 「間伐」とは、森林の混み具合に応じて、木を間引く作業です。
 曲がった木など伐採して、木と木の間に適度な間隔をつくることで、太陽光が地面まで届き、樹木の成長を促します。そうすることで、樹木の根が深く張れるようになったり、光合成が活発に行われ二酸化炭素をたくさん吸収して地球温暖化防止にも繋がります。
 また、間伐を適正に行わないと、水はけが悪くなり、雨が降ると地すべりや土砂災害などが起きやすくなる危険性が高くなります。間伐を適正に行うことは、より樹木を育てるだけでなく、地域の人々の生活を守るための重要な作業です。
 松阪飯南森林組合では、間伐材を利用した様々な製品を製造・販売などしています。

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【②林産事業(提案型集約化施業)】

 隣り合う森林を集約し、森林作業道を開設して効率よく間伐を行います。
 今までは手作業・人力に頼ってきていましたが、現在は多くの作業が高性能林業機械の開発により、躍進的に作業効率の向上と安全性が増大しています。
 松阪飯南森林組合では、様々な高性能林業機械を利用した低コスト搬出間伐を行っています。

 

・集材

 伐倒した木を木材市場などに出材するため、スイングヤーダなどで作業用道路に集めます。 

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・造材

 木材市場の規格に合わせ、チェンソーやプロセッサ、ハーベスタで木を造材(小切り)にします。

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・搬出

 造材された木材に合わせ、フォワーダで山土場まで運び出します。

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・積込

 集めた木をグラップルなどでトラックに積み込み、木材市場に運びます。

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【③環境整備事業】

  土地の造成工事、里山・道路端・公園等の除草、高所作業車やクレーンを使用した支障木伐採、重機の使用が困難な場所での伐採などを行っています。

 

・造成

 草木を伐採して根を取り除き、建物が建てられるように土地を整備します。

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・除草

 道路法面など草が生い茂った場所を草刈機などで刈り取ります。

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・支障木伐採

 建物の裏や、傾斜地、道路に張り出した支障木の伐採を行います。高所作業車やクレーン、ロープクライミングを使用して、個人では伐採が困難な箇所も対応します。

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2024.05.02 Thursday