指導の効果ってあるの?(下のほうに画像あります)

私には2人の子どもがおります。私はのんびりした母親で子どもが興味を示すものには協力を惜しまず、とことんやってほしいと思ったのですが、興味を示さないものは、全く教えたりしないいまま幼少期を過ごさせました。

 

上の子は昆虫や生き物が大好きで、カブトムシの養殖から始まり、ヘラクレス、オオクワガタ、サソリなどを飼育し、3畳のウォークインクローゼットにエアコンを取り付け「虫部屋」にしてしまったくらいです。しかし、文字には全く興味を示さなかったため、私は小学校入学までただの1度も教えませんでした。担任の先生に「字を教えなかったなんて今時めずらしいわね~。クラスで一人だけよ。」とびっくりされたほどです。世のお母様方は、そんなに熱心なのかと感心しました。

 

一方、下の子は2歳から文字に興味を示し、私の字を真似ては書いていました。小2からは硬筆展の指導も私から受けるようになり、小5になると「さくら作文・書き方教室」で他の子と一緒に学ぶようになりました。その結果、硬筆展では小2から毎年クラス代表に選ばれ、県展でも入賞していました。(その間、実は4年生の1年間だけ他に習いに行きました。私はお任せしたまま1度も字を見なかったのですが、その時は残念な結果でした。ですから「1回を除き」毎年です。誤解していただきたくないのは、教えてくださった先生は元気な字だったので硬筆展には向かなかったのかもしれないというだけで、決して批判しているわけではありません。私も書道は線の良さが一番大事と思っていますし、のびのびした字を教えてくださったことに感謝しております。)

 

現在、子どもたちは22歳と20歳です。指導を受けなかった子と受けた子、どうなったのかお見せしようと思います。字を書き始めた幼い頃は、2人とも同じような字を書いていました。また筆跡を見ていただくとわかると思うのですが、上の子がわざと下手に書いているわけではありません。これが現在の普段の字です。子どもたちには了解を得て載せております。上の子は字こそ上手ではないですが、一生懸命勉強するきちんとした子です。本人の面目のために申し添えます。

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上の子             下の子            私

 

何年かぶりに硬筆展の字を書き、しかも1回しか書いていないので*完璧ではないのですが、下の子の字は私の書いたお手本の字に良く似ていることがおわかりいただけると思います。

なお、上の子はアルバイトや就職活動などで、きれいな字を書くことの大切さを今になって感じており、夜、時間のある時に私のレッスンを受けると申しております。その様子はまた後日ご報告させていただきたいと思います。

 

*硬筆展に出品するときは、下の子の書いた作品でもまだまだ直します。もっと良い作品になります。