🌸法話🌺

この続きはver2に続きます。

 

◯真宗はキリスト教(景教)

むかし中国に渡ったキリスト教を景教といった。

この景教の碑文が中国にあって、

この景教を「真宗」と書かれている。

 

わたしは未確認であり、ほとんど知られていないが、

どうやら「景教」の本の「世尊布施論(この世尊はキリストのこと)」が

西本願寺に隠されてあると確認したひとがいる。

 

しかしこの景教の本を親鸞聖人が読まれたか、

その後西本願寺に入ってきたのかはわからない。

 

一般の方々に「真宗はキリスト教に似てる」というひとがいる。

空華さんの解釈ならそうも言える。

 

神を阿弥陀如来に置き換えてもほぼ同じ論理構造である。

違うのは、「わたしが仏にはなれるが神にはなれない」ということだけである。

 

キリスト教でも神については、不可思議としかいえない。

バイブルに忠実であれ、基本文字通り解釈し、不可侵なものと

扱うべしというのも同じ。

絵像より名号というように、偶像化してはならない。

十字架と名号は、神と仏の救いのはたらきをあらわすもの

という点で似ている。

とにかく、仰いで讃美するのみ。

アガペの愛をいただきなさい。

人智を加えるべからず。

祈りは表白のようなもの。

 

これなら景教と真宗(阿弥陀信仰)と似てます。

 

しかし釈迦はあくまでも、有情世間と器世間の真理

ダルマを追及されたのだから、智慧が重要となる点ではキリスト教とは異なる。

 

いかに仏智をいただき慈悲を実現し、サンガ(和合)社会を作るかということが仏教。

 

博愛とは異なることである。

 

明恵上人が摧邪輪で、「念仏には菩提心がない」と批判したが、

たしかに、阿弥陀如来の慈悲を「いただくだけ」で大乗菩薩道を歩まない念仏ならそのとおりである。

 

キリスト教の人は、神の愛を受けるだけで、真理を求めようとしないっていうのと似ている。

その点でも念仏者の姿とキリスト教信者は、あまり変わらないといえる。

 

仏の境界は凡夫にわからないというのは、

神の世界は人間にはわからないといえば同じである。

 

しかし仏の境界は凡夫にはわからないというのは、

時代背景によるものである。

親鸞聖人は教行証文類に、仏の境界を明らかにした。

 

量子力学だって相対性理論だって、ジーニアスが発見し、

一部の人にしかわからない。

 

でも現代人は、欧米だろうが、知性的な人(前頭葉的な人)

は神より物理学や脳科学を信じる。

それは単に現代だからというだけではなく、「真理への探求」があるからである。

 

親鸞聖人も真理を探究された。

それは、念仏を倶舎、中観、唯識、華厳などの経論をもって追求されたことを意味し、

結果教行証文類に明らかにされた。

 

法然さんと違い、曇鸞を重視されている。

論註は、阿弥陀仏を大乗仏教の根本理論によって解釈しているからである。

 

だから、親鸞聖人にとって阿弥陀如来は、わかる人にはわかるが、

時代背景的に情(扁桃体)的な人が多いため、表面的には仰信を勧め、

証文類、真仏土文類では論証されている。

(前頭葉で解釈されている)

 

つまり、親鸞聖人はあくまでも仏智を探究されており、キリスト教とは根本的に違う。

 

その上で、真宗は「仰信」という教えを疑うことなく受け入れるだけでも自然に真理を体得できるようになっている。

 

だから妙好人のように、本当に識字できない時代に学問をしていない人でもさとりの智慧と慈悲を体得している人が多いことは、他宗派からも驚きとされている。

 

現代のお坊さんは現代教育を受けているから、阿弥陀如来の教えをわからないまま、存在するかしないか実は疑いながら、わからない状態のまま「仰信するものなんだ」と自己をごまかす。

そんな体たらくだから、自分自身「信じているようないないような気持ち」でいるから、

お坊さんに妙好人といえるようなひとはいない時代になった。

 

これはまるでキリスト教のようである。

 

このように「仰いで信じるものが阿弥陀仏なのだ」と言っている現代のお坊さんほど、

仏教を現代科学などの観点から見ることを良しとしない人が多い。

とりわけ真宗の学者はそうである。

 

しかし現代人に、仏教は真理真実だと知ってもらうように教化するには、

時代が「現代的知性による理解と表現」を必要としていることを認識して、

仰信という「なんでもいいからそのまま受け入れろ」という立場で教化してもムチャである。

 

真仏土文類にある「真実の仏」とはなんなのか理解して、お坊さん自身がまず

教えへの対峙の仕方を変革しなければ、キリスト教でもいいじゃないか

同じじゃないかといわれてしまうのです。

わたしはいろんな識者から真宗は結局景教でしょといわれたけれど、

そういうことになってしまう。

 

意外にも識者は「世尊布施論」の存在。

中国で真宗といえば景教と言われていることを知っているのです。

知らないのは坊主ばかりなりというのが現実である。

 

 

 

 

 

 

◯蓮如の母&御文章

「末代無智の在家止住の男女たらんともがらは〜たとい罪業は深重なりとも〜。」

なんていう御文章は在家のひとをバカにしてるのかという風に聞こえます。

 

あなたは御文章の各処に「女性の救い」についてしつこいぐらい書かれていることに

気づいておられますか？

 

もともとなんで、蓮如という名前なのか。

蓮如の母の名前は「蓮の前」(はちすのまえ)というんですが、

実はこの蓮如の母は、今でいえば本願寺の家政婦みたいな立場のひとでした。

本願寺7代目の住職の時代です。

 

そしてこの家政婦と本願寺住職(7代目)の間に生まれたのが蓮如さんです。

幼いときは「布袋丸(ほていまる)」と名づけられました。

 

しかしこの7代目の住職が結婚することになって、

蓮如の母は、6歳の布袋丸を捨てる形で”内密”に本願寺をエスケープしました。

現代のようにシングルマザーで育てられない時代です。

 

いきなりお母さんが消えて、新しい継母にいじめられて育った蓮如さんですから、

今なら「PTSD」か「DV」かという状態で育ったのです。

 

でも「母親はどこかで生きている」と聞いていた蓮如さんの人生は、

布教の人生と母を求めてという、二重の人生を歩むことになったんです。

  

わたしは未確認ですが、滋賀県の堅田というところに、

比叡山で実権をもった「法住」という蓮如さんのブレーンがいました。

 

このひとに蓮如さんは生涯かけて「母探し」を依頼していたと聞いています。

一説には「母親を見つけて会えた」といわれます。

通説は会えなかったといわれます。

 

どちらにせよ、今は御文章とか御文といわれる、あちこちに送った手紙。

これは母親へのメッセージが込められています。

 

お母さんわたしはあなたを憎んではいません。

お母さんはわたしの父さんとなさぬ仲でわたしを産んで、

わたしを捨てたからわたしがお母さんを恨んでいるだろうと思っても当然です。

でもそんなことはありません。

 

阿弥陀仏にともに救われているのです。

 

それでも「わたしは罪深い女性だ」と思うかもしれませんね。

お母さんが在家の罪深い女性だと思っても、

阿弥陀仏は救うといっています。

 

お母さん、あなたは奉公をしているとも聞きました。

別に猟すなどりや奉公してても阿弥陀仏の救いの中じゃあないですか。

わたしはお母さんの名前から一文字もらって「蓮如」という名前に変えました。

わたしがあなたの息子だとわかるようにです。

とにかく会いたいので、このメッセージを読み聞きしたらぜひ連絡ください。

 

御文章は基本的にこういうメッセージを内在しています。

もちろん明確に違うものもあります。

 

だから、どちらかというと教義として読み聞きすると、

現代では「バカにしてるのか」と言わんばかりのものもあるんです。

よく末代無智や聖人一流が読まれるのは、

単に「短い」ということです。

これを強調しているわけではないのです。

 

でもこういう角度から読むと、

蓮如さんの人間味が味わえると思います。

 

 

 

 

 

 

◯とある僧侶の告白

「世間虚仮、唯仏是真」を実感している毎日で。。

その仏を説いているはずの人達も実は「不浄説法」

真実なんてどうでもいい。。

「名利」のため。。

「世間」の実態さえも追求しない。。

「もう人間界を離れたい。。」

 

 

真剣に生きれば生きるほど「周りから人がいなくなる」

「人間界不適合者」は、次生どこに行くのか。。

「地獄でもいいや」苦しくても、地獄絵図のようなところなら、「肉体的苦」なら耐えられる。。

「精神的苦」の方が辛すぎる。。

 

本当は「精神的苦」もないけれど。。

「人間界はアホらしすぎてもうやれへん」

「ど貧乏になって餓死するか。。」

それともどうするか。。

「人生の終焉」を考えている。。

 

こういうとき、「生きたくても生きられない人もいるんですよ」なんて

私には響かないアドバイスをしてくるひともいるもんだ。。

 

「わかってないよ」

「人間の煩悩のうめきの中で真実を求めるなんて、ナンセンスかもね」

 

でも「南无阿弥陀仏」が真実を求める道を教えてくれた。

世の中いろんなことやっていろんな人に会って「世間」も大体わかって、その南无阿弥陀仏を生きる人の中にも「真の仲間は数名」そのために生きて行くのも「世間」の経済活動が許してくれない。

 

その「数名」すら、真実を生きようとするなかで「経済活動」のに苦しめられている。

 

人間界は不条理の塊だから、地獄の方がいいんじゃないかな？？

 

正確に言うと、真実に生きようとするとこの末法の世界では、こっちからも関わりたくない人が多くなるんだ。

 

自業自得の罠にはまる。。

 

南无阿弥陀仏って「資本主義社会」では、空華学派のように「名号のひとりばたらきに任せて、この世は俗(王法)に従って、来世の浄土を待つばかり」の方が、楽な解釈なんだろうけど、そんなものを「真実」とは思えない。

「それがあなたの煩悩なのです。疑いなのです。」なんていうんだろうなぁ。。

あの「不浄説法」のひとたちは。。

 

 

ほとんどの住職が真宗学に学派があることを知らない。

住職が学派を知らないと、空華がそのまま正当と鵜呑みをすることになる。

 

たとえば、お東的にも、空華以外の学派から言っても、名号大行なんてあり得ない。

 

昔のとある実権者によって、あくまでも政治的背景で空華が主流になっただけ。

 

あの高森氏もバリバリの空華だから、本願寺がいろいろ問われても明確な回答を出せなかった。

手の内を知られているから。。

 

石泉のみならず、すぐれた学派がいくつかあった。

滋賀には「法雷学派」というすぐれた学派があったけど消えた。

教えに対する様々な見解を失うというのは、カルト化する恐ろしいこと。

そんなお西になったら。。。

 

それ以前に教学がいい加減なものばかりになったら。。。

それは布教の現場を見ればわかる。

法礼欲しさにこびる、耳触りのいいはなしばかり。。

エライ人に媚びれば会所がもらえ、何を話しててもそれでよし。。

そんなんでいいんだろうか？

 

こんなことを言っていても、誰も相手にしない。

ならば、法滅すればいい。

知ったこっちゃない。。

 

こんな私は「人間界不適合者」として、次生どこでもいいです。

どこの世界へ行っても、「真実をブチまけてやっていきますから」

そのうち「生命体不適合者」になって、どの生、どの世界からも追放されるのが楽しみです。。

ƪ(˘⌣˘)ʃ

 

 

滅度を願っている今日このごろ。。。

 

(ここで浄土宗のひとがアドバイスしたようです)

 

熱意のある文章ありがとう！

 

ユングや二元論。。

そういったことではない。

 

さとりは人間界と違う苦を生むんだけれど、端的に言えば、人間の苦は扁桃体。

さとりの苦は前頭葉。

 

この人間界をロスチャイルドやスイス、中国が動かしているとして、

何年後にどんな計画があるかわかっているとして、生きる理由があるか？

生きることに理由はなくても、日々を感謝して、愛や喜びに生きることで

脳の活動により病気も発症せず長生きはできるだろう。

 

しかしその生が、生きる意味を求め、それが、到底太刀打ちできない力への

挑戦であるとしたら、どうすれば良いかと言う智慧すら浮かばない。

 

浄土宗的に来世を求めるか？

あなたは戒名をもらったとき、浄土宗になにがあると思ったのか？

 

扁桃体が喜ばない以上、脳の活性化が起こり得ないとすると、

衰弱するだけ。

 

しかし今の私は、ステロイドを飲んでいるから、肉体は比較的元気で、

その量を増やしたところ、時々性欲も出てくる。

とはいえ、前頭葉はそれは無意味だと思っている。

 

1stと2ndの狭間ではなく、扁桃体と前頭葉のズレ。。

ステロイドを増やしてから、どうしようもなく癒されたくなることが

時々あるので、あなたに時間はないかと連絡をする。

 

ステロイドをやめたら、身体が痒くなったりめんどくさくなるので、

やめるつもりもない。。

肉体はもはや私にとって煩わしいものでしかない。

 

社会不適合者とは、対社会への思いではなく、

肉体を必要としなくなったと言うことを意味している。

 

簡単に言えばそう言うことなんよ！

 

【このかたは今もお西の布教使として頑張っておられ、わたしも相談を受けています】

※名前を伏せて載せさせていただく了承をいただいています。

 

 

 

◯真宗は難しくない。

 

真宗の教えを極論単純化すると、

「阿弥陀如来」を完全に受け入れると、私の煩悩がどんどん見えます。

だから見えたら見えただけ、その反対方向へのベクトルに進めばいい。

 

そのように煩悩があってこそさとりの方向がわかる。

煩悩がさとりへのナビゲーションをしてくれます。

如来の願いを私の願いに置き換えれば、その願いがナビになります。

 

願いは方向と着地点です。

 

「如来の行ずることを行ずる」

行は、方向への行動と推進力です。

 

願行でベクトルとなります。

 

具体的には五念門行を生きる。

「五念門行」

礼拝(如来を受け入れ自分の煩悩に慚愧して自我をさとりに投げる)

讃嘆(如来の教えに生きる素晴らしさを伝える又は称名する)

作願(如来の願いを自己の願いに置き換える)

観察(さとりを見るかのように現実の捉え方を変える)

回向発願(そしてそのように方向転換して進む)

 

なかでも、讃嘆が「利他」を促すのでポイントになります。

 

そういう生きようで「讃嘆というインフォメーション」をする。

布教というのはそういうことです。

 

 

◯自己の分限とユニバーサルデザイン

わたしもあなたもこんだけ大きい宇宙の中の一部分です。

しかしこの一部分がなければ、宇宙は成立しないのです。

 

華厳の教えでは、このことを「一即多、多即一」と教え、

事事無碍法界(じじむげほっかい)がさとりの智慧であると教えています。

 

それは、「ことやものが法則性を背景に網目のようにつながりあって成立している」

事実の本質を明らかにしています。

 

真如法界ということを現象に則して説明されています。

これを「法界縁起」とも言います。

 

そういう法界縁起のなかで、わたしやあなたが受けもつ部分は、

あなたにとって「小さい」または「大きすぎ」と思うかもしれません。

あなたがどう思おうとそこがあなたの「自己の分限(自分)」なのですから、

そこであなたなりのカラーで輝くことが大切なのです。

これを「ユニバーサルデザインの一部」と欧米ではいいます。

 

たとえば「お知らせ」に載せたように、わたしに南山田町の本寺の門徒役員さんから

「あなたは住職としてふさわしくない」という内容の文書が来ましたが、

これはわたしならぬわたしといういのちをもっと違うところで輝かせなさいという

「自然の法」の呼びかけかもしれないとも受け取れるのです。

 

かなり意外な形で他のムーブメントが起きているのですから。

 

いずれにしろ、あなたはあなたのユニバーサルデザインが与えられています。

そこで輝くひとを「国宝」と定義し、「一隅を照らすひとこそ国宝だ」と

比叡山の最澄さんはいったのです。

 

親鸞聖人が「蓮華蔵世界」といっているのはこういうことですから、

あなたやあなたの周囲の背景にさとりが同時に存在しているのだから、

そこを「アミターバ(阿弥陀如来)」という光明で見出だしていくんですよ。

と親鸞聖人はいっています。

 

法華経も言ってることは同じです。

 

あなたもユニバーサルデザインのなかで輝いてください。

そこでグローバルデザインが美しく輝きレインボーデザインのようになるのですから。

 

 

 

◯「生きるのも日常、死んでいくのも日常」 　

樹木希林さんが語っていた死生観

2016年に大きな話題となった宝島社の広告「死ぬときぐらい好きにさせてよ」

From  NEWS

 

 

◯さとりへ向かうと。。

さとりへ向かうという共通認識できると、

特に動じることなく「あっそうなの」という風になれますし、

ベストフレンドとそういう認識があれば、世の中でなにが起ころうと

どうということもありません。

 

まぁサバイバルを生き残るとしたら、

「あ〜やっぱりそうなったか」というほどのおかしさがあるぐらいのことでしかないのです。

さとりへ向かうほど強いものはありません。

 

「栄枯盛衰」っていうことを忘れていませんか。

その流れはどんどんスピードを増しているのですから、

今はよくても次の瞬間は、長くても３ヶ月後はどうなっているでしょう。

よくも悪くも同じことです。

 

 

◯AI知能で儲かる？

およそ法話なのという出だしですが大事な内容です。

あなたは、現代のコンピューターでなぜいろいろなことができるのか、

0と1の二進法つまりオンとオフで、こんなやりとりができるのか？

 

それはよくわからないけど、コンピューター言語は知ってるから、

 プログラミングはできますという人もいるでしょう。

 

実は、しくみを知るしらないに関係なく、

「人工知能で株式投資にバッチリ勝てる」というフレーズに出会うと、

「そういうことは可能だ」と思いませんか？

 

しかしよく考えてください。

インターネットが便利だという時代に入って、「ウイルス」の問題が起こったこと。

今では、スパイウエアなんて、いろんなところから入れるし、

そういう人たちからすれば、「ターゲット」を決めればパスワードなんて、

家のカギのように「数秒でピッキング」されます。

 

窃盗団なんて狙いをつければ、ほとんどのセキュリティは簡単に破ります。

狙われないようにすることが、おうちでもインターネットも同じなんです。

 

ネットのウイルス対策も「イタチごっこ」なのです。

この辺でわたしのいいたいことがおわかりかもしれません。

 

株式市場や為替市場が自然に動いていると信じていると思っておられる

「ピュア」なかたは、ここから読むのをやめたほうがいいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(一応一線引いときます)

市場は、さまざまな人がコントロールします。

それは組織の陰謀というようなめんどくさい話しでなくても、

大きなお金を動かせるなら、大規模な売り買いが重要なポイントでひとつ起こるだけで、

市場全体に影響し、儲けるひとは儲けるけれど、大きなお金を動かせないひとは

大打撃を受けます。

 

つまり、そういう人は、AIに対してさらに強いAIで戦いますので、

ウイルス対策と同じように「イタチごっこ」になるのです。

 

けっきょく日本人では、よほどの人、人口の0.01%ほどの人以外は

ほんとうの投資家にはなれません。

資本主義の原理を知って、お金をもうけた経験のない民族なのですから。

資本主義の原理を知らず、そのうえに世界情勢にうといのですから仕方がありません。

 

「フリーメイソンやイルミナティ」を知らない日本人は99％におよぶと言われていますが、

これでは、国際社会で「無害で扱いやすい民族」という扱いを受けても仕方ないことです。

いっとき儲かることがあっても、数年でなくしてしまうということになるんです。

 

「これはアメリカから来たビジネスです」というフレーズもよく聞きます。

アメリカのものはアメリカでやってください。

日本には合いません。

 

「わたしは、わたしを見込んでくれてあるひとが教えてくれた、ヒミツのビジネスをやっています。」

申しわけないのですが、あなただけのヒミツのビジネスは民間人にはやって来ません。

 

日本にも、「それこそ民間人は知らない」むかしの「鹿鳴館倶楽部」のようなほんとうの有力者しか集まらないグループがいくつかあります。

 

詐欺に利用されては「その倶楽部の方にお詫びもできない」ので、

ここに名称は載せませんが本当にあります。

 

ここまでであなたに理解して欲しいのは、特に日本人は儲けることを考えないこと。

いい話しは「ホンモノの資本主義者」しか知らないし、漏らすこともありません。

 

よく「お金をお金に稼がせる」といいますが、

お金を稼ぐこと自体は悪ではなく、使い道さえ間違えなければ合理的ですが、

とにかく日本人には無理なんです。

 

イヤイヤ「わたしはそれで儲けてる」という人が10年後どうなっているか。

今の時代のスピードなら3年後かも知れません。

 

人間の脳は現実を都合の良いように置き換えて、騙され、ドツボにはまります。

欧米の有名な格言に「人間は、願望を現実だと自分を騙し、自分をダメにする。」というものがあります。

人間の脳は「自分に都合の良いように現実を曲げて認識します。」

そしてそこには「思いもよらない結果」がついて来て、「こんなはずじゃ」ということになります。

 

それは、ここでいう願望、つまり「願い」が自分の都合で作られたものだからであって、

自分が自分をダメにするのです。

 

「願い」これは人生おいて、重要なベクトルなんです。

そこを、「AIで儲かる」という不確定な世界に振り回されるか。

さとりへの願いを生きるのか。

 

もちろん後者こそが、真実の幸せへ向かう道です。

 

この話を法話と受け取れないかたへ。

「法」の意味を深く学んでください。

 

 

 

◯月を指す指

教行証文類を読んでいると、各所に「阿弥陀如来」の根源になっている

「真如」「法性」「無為涅槃」などのさとりを指す内容が出てきます。

 

教学で有名な「六字釈」の親鸞聖人自身の説明部分の直前の引用にも

「真如の門に転入する」ための方法は阿弥陀の号である

と書かれています。

 

ここでの引文には、阿弥陀の号を「利剣」といっていますが、

これは、仏語。煩悩(ぼんのう)や邪悪なものを打ち破る仏法や智慧のこと。

と辞書にありますが、「手段」を意味しています。

 

また、その引用の最後の部分に「種々の思量巧方便をもって、選びて阿弥陀の弘誓の門を得しめ」

って書いてあります。

 

つまり簡潔にいえば「阿弥陀仏」は方便(梵語で「近づく」の意味)の一つであるが、

「阿弥陀仏の教え」はわたしたちに最も適した教えで、これは釈迦の恩ですと書かれています。

 

本願寺から出版されている「註釈版の教行信証414−9〜12」に、

「月を指す指ばかり見ていては根本がわからなくなる」ということが

書かれています。

 

「阿弥陀如来ファン」の方には申し訳ないのですが、

あくまでも「阿弥陀如来」は「指」でしかありません。

 

教行証文類は、どこを見ても、このように誘導しています。

その顕著な部分が「証文類と真仏土文類」です。

 

あなたも「その示されたさとりを見るよう」に、

生きていくことが真実の幸せになるキーです。

 

 

 

◯阿弥陀如来

阿弥陀如来という存在は、言葉の上にのみ存在します。

これは真俗二諦と(しんぞくにたい)いわれ、「色もなく形もなく言葉も絶えた(親鸞聖人のことば)」

法則性の世界を「真諦」といい、

それを教えるコトバによる智慧の教えを「俗諦」といいます。

 

この「教え」ということばの内容が「真理あるいは真如」を伝えてくれます。

つまり阿弥陀如来は、本来法則性(法性)なので、実体はありません。

しかし、現代のように「ほとんどの人が現代教育」を受けている時代では、

仏像は「趣味か、美術か、偶像崇拝者」以外のひとにとっては、

「木の像」でしかありません。

 

しかしそのような仏像に表される以前に「阿弥陀如来という教え(言語による表現)」には、

わたしを真理真如に誘導させる「ムーブメント」があります。

つまり、阿弥陀如来の教えによって、煩悩のわたしが突き崩され、

阿弥陀如来という世界観が生まれ、その道を歩いて行くことになります。

 

その中で、わたしはわたしの源泉である、無常無我ないしは空性に目覚めていき、

さとりを生きてさとりへ至ります。(教行信証の真仏土文類より)

 

天親の浄土論、そしてその内容を註釈された曇鸞の浄土論註には、

菩薩の５つの行が説かれており、親鸞聖人はこれを重視されました。

そのなかの

礼拝というのはわたしをわたしから投げ出すことです。

讃嘆というのはわたしがさとりに生きていることを「告知、広告、宣伝」することです。

(極端に現代的な表現ですが、事実わたしを通して教えが広まることです。)

作願というのはわたしが阿弥陀如来の四十八願を受け取って、わたしの願いに置き換えることです。

観察というのはわたしがさとりに生きる中で、周囲が法性に囲まれていると見えてくることです。

廻向発願というのはわたしがさとりに向かっていのちの方向転換をして進んで行くことです。

 

これを五念門行(ごねんもんぎょう)といいます。

 

この歩みの中で、わたしのいのちの源泉すらが法性であると気づき、

わたしの脳の処理の仕方が変化して、わたしが「わたしならぬわたし」を

生きていくようになれます。

 

とある学派は、人間は無仏性で阿弥陀如来という仏性が遍満しているといいますが、

わたしという自我は仏性ではありませんが、全てが仏性だということを、

大経(大阿弥陀経や如来会)に「虫も成仏する」とあり、唯信鈔文類(本願寺の出版による註釈版には異本が載っていますので、脚注をみてください)に、「草木国土ことごとく成仏すといえり」と明らかにされています。

 

(わたしたちの学んだ時代の聖典には、草木国土も。。という方が載っているもので学びましたが、

註釈版には異本が使われているというところに、とある学派の意図を感じますが、

これは私見でしかありません。)

 

いずれにせよ、コトバとしての存在である阿弥陀如来がこのようにしてくれます。

だから、親鸞聖人は「南无阿弥陀仏か帰命尽十方無碍光如来」というコトバを

本尊とされ、蓮如さんも「木造より絵像、絵像より名号」を本尊とすべきことを

教えられています。

 

わたしが僧侶になったころは、このことを先生たちは常におはなしされていましたが、

「親鸞会」という新宗教団体がこのことを強く主張するようになってから、

本願寺ではほとんど誰も言わなくなりました。

 

では、「なぜ本願寺は木造なのか」と思われる方もいるでしょう。

それは「受け継がれた伝統」である。

という以外に適切な表現が見つかりません。

 

 

 

◯資本主義

あなたは一定のお金が継続的に得られれば安心と思いますか。

それとももっと欲しいと思いますか。

コツコツとまじめにやって来たから、老後の今も安定してると思いますか。

イヤ、日本経済は少子高齢化でどうしようもないと思いますか。

 

今やG7,G8の中でどの国がいちばん貧しいか。

それは日本です。

統計だのデータだの信じてはいけません。

先進国でお金を自由に作れないのは日本だけです。

世界中でどれだけのドルや円やユーロが動いているか。

どこの機関も把握できないのです。

 

近代の日本は2回不良債権に見舞われました。

1回目は戦後です。

このときは、マッカーサーによって、日銀のみにお金を印刷

することを許すとともに、その量が管理されるようになりました。

2回目はご存知のバブル崩壊ですが、このとき日本は

お金をつくることを制限されました。

株式も自然に動いているわけではないし

為替レートも同じです。

 

そもそもお金っていうのは、兌換紙幣から不換紙幣になり、

等価交換の手段ではなく、武器になりました。

今の日本の大企業で純粋に日本人だけで成り立っている企業はありません。

 

そこで大切になって来るのが、人間関係です。

日本が恐慌に陥るのは必然ですが、ベストフレンドがいれば、

マンパワーが最も強いのです。

 

お金自体は悪ではありません。

 

しかし、日本人は増やせないのです。

円の生産量が制限されているからです。

やがて円は消えるでしょう。

そもそも国際通貨でもありません。

 

だからこそ、ブッダのいうように「和合」が重要なポイントになります。

いざとなったら互いに協力しあえるベストフレンドの存在が

あなたを救います。

これが現実です。

 

そこまでして生きようとは思わないという人もいるでしょう。

では死んでください。

 

しかし、ほんのすこしでもあなたのいのちが生きようとしているなら、

そういうことは考えずに、世の中の役に立ってください。

あなたにはあなたの気づかない価値があります。

自分でその価値がわからなくても、周囲が教えてくれます。

 

無常であるから、ほっといてもいずれ死にます。

無常だから、現在の科学では40億年もすれば地球もなくなります。

弥勒菩薩は56億7千万年後に、成仏して現れるといいますが、

これを事実とすると、その時点で地球はありません。

 

ブッダの教えはもっとも現実的です。

必要なのは、普段はベタベタ付き合わずとも、

いざというときにマンパワーで支えていけるベストフレンドです。

 

智慧をもってどう生きるか役割りを担いあえる関係です。

あなたのまわりにそういうベストフレンドを作ってください。

それこそお金にまさる力になります。

 

 

◯モノの価値はモノではなくコトバが決める。

CD一枚が、3万円なんてあり得ない。

パソコンが普及しだした頃に、ソフトの入ったCDが3万円なんて、

「なんでこんなもんが3万円もするんや」

 

これは私が「Windows95」が出たころに思ったことです。

その頃は「プログラムの価値」なんて、一部の人間にしかわからない時代だったんです。

 

実はそう言いながら私は「カウンセリングの仕事」をしていました。

当時カウンセリングなんて「話し聞いてもらうだけで5,000円も払うなんて」という

意見が多かったのですが、私は「プロとしてお聞きするので、普通の会話じゃないんです。」と

いっていましたが、開業当初はそんな風でしたから、ほぼ閑古鳥の声ばかり聞いてました(≧∀≦)

 

この２つに共通していることはなんでしょう？

 

言語という価値❣️

 

お坊さんは、あの姿と空間の演出があるから、「意味不明なお経なるもの」にお金を払う。

 

しかし当時の人は、パソコンのソフトなんて、特殊な言語によるプログラムという認識ではなく

箱に入った一枚のCDという認識だから、「あんなものに3万も払えるか」という時代でした。

プログラムという特殊な言語でパソコンが活躍してくれるのだから「価値はある」のですが、

その頃はその価値がわからなかったのです。

 

カウンセリングにしても、悩んでいる人の心の整理をして、プロとしてプロファイルして、

いろいろなアプローチをする。

「受容、共感」して聞くことで変化が起こるというロジャース式のカウンセリングも、

受容して共感するやりとりの中心になるのが「ことば」だけのように思えるので、

「ただ話を聞いてもらうだけ」にお金を払うなら、友だちか占い師でいいとなっていました。

 

その当時、京都の道端で箱を置いて占い師やってた方が50代の女性でしたが、

「占いの仕事はええで」「若いもんひっ捕まえて、言いたいこといって、

お金もらうなんて、面白すぎるで」といっていました。

 

カウンセリングと占いは、なにが違うのでしょうか？

 

カウンセリングは、カウンセラーなる人に話し、人にお金を払うもの。

占いは、神秘的なスピリチュアルにお金を払うもの。

 

同じことでも、顧客からすればそう見えるんです。

だから、仏教でお坊さんが私服で話すより法衣を着てる方がいいのは、

仏というわけのわからないものの話だから、そのストーリーに何かあると

思って聞いてくれるんです。

 

なのにお坊さんは、道徳論やほぼ世間話しかしないんです。

特に真宗のお坊さんは！

〇〇経にはこういうことが書いてあり、私の人生がこう変わりましたっていうのがない。

新宗教は信者の「実体験」から入るから、この変化を与えた仏なるものに興味や価値を感じるのです。

 

そしてこれらのことは心理学でいう見た目60パーセント、話し方30パーセント、

内容は10パーセント程度という理論があるように、

見た目や話し方が価値をキメるという心理が働いています。

 

CD一枚のハコ、ただの人間。。

 

これがやっと「プログラムと心療内科」という見方になってきて、

カウンセラーの価値もようやく見え始めている時代になったから、

この問題は、占い師じゃなくて心療内科か。。

でも、心療内科に行っても「クスリ出されるだけ」だから、

「臨床心理士」へ。。

でもそれもどこに行ったらいいのか見当たらないから、

とりあえずカウンセラーに行こうかというレベルです。

 

価値をことばで伝えきれていない。

そしてコトバにも価値があるという認識がない。

〇〇師という資格商法が成り立っているのは、

資格名や〇〇セラピスト協会とか言えば「信用度が上がるからお客さんが増える」

と錯覚するひとが多いから「とりあえず資格を取ろう」というひとが出てきて、

この人たちが〇〇協会の顧客になっています。

生命保険のセールスレディも保険会社からすれば、

このセールスレディが顧客なんです。

(なぜについては長くなるので改めてお話いたします)

 

こういう資格商法の顧客は資格を取りたいというひとなのですから、

内容はとても起業できるようなものではありません。

私のようなものが見ると「あ〜騙されてどうにもならん資格とったんや」

って見える、逆に見るひとが見れば「くだらない」とわかるものも多いので、

逆にその資格がマイナスになっていることもあるということを知ってください。

 

〇〇協会のことばに誘導されているだけですから注意が必要です。

 

ここでみなさんにお伝えしたいのは、ことばに踊らされるのではなく、

あなた自身がどうなりたいのか、コトバにして、

その目的のために、どうコトバを使うのかということです。

 

それは、自分自身に投げかけるコトバから始めてください。

そして自分自身がどんなコトバに踊らされているのかということを

自覚してください。

そして自分が自分にどういうコトバを投げかければ、

自分が変われるのかと考えて実践してください。

 

その上でコトバを他の人にどう使うか考えてください。

 

そのヒントが経典にあります。

ブッダはコトバを使うプロだったから、真理を言語化できたのです。

「あ〜言霊(ことだま)のことですね」っていう方は、

言霊ということばに踊らされています。

 

既成概念に拘束されて受け入れるコトバ。

占いのように、演出に惹かれて受け入れるコトバ。

コトバのプロに乗せられて受け入れてしまっているコトバ。

この人のいうことだからと受け入れてしまうコトバ。

いろいろなケースがあります。

 

もう一度いいます。

幸せになるコトバは経典にあります。

ブッダは真実を話して、そのコトバに表される真実があなたを幸せにするんです。

 

 

◯「愛しているよ」

冷めたことをいうつもりはありません。

覚めたことをいいますが、こういったたぐいのコトバには

「愛している、あなたが大事だからわたしを大事にしてくれ」という、

パワーバランスを取るか、その関係にしがみつくかという無意識の拘束力が内在しています。

無意識に関係を拘束する発言です。

 

愛しているというたぐいの「情動」に訴えかけることばには細心の注意が必要です。

あなたは世の中にはびこる「儲け話」や「いい話」に結局なんの価値もなく、

かえって「騙された、裏切られた」といいつつ！振り回されていることに気がつきませんか。

 

こういった「情動」に働きかけられることばには細心の注意をしなければ、

本当の幸せなんて得られないことに目覚めてください。

夢まぼろしに振り回されて「幸せなんか無いんだ」と自分に言い聞かせる必要はありません。

本当の幸せは、法則性の中にあるのです。

あなたにもそれがわかってくるように、幸せに生きるベクトルをブッダは教えてくれています。

 

 

 

◯やさしい人との関係の中にも、上下構造のパワーバランスが内在している。

やさしい人に出会ったとき、あなたはいい人に会ったと思うかもしれません。

しかし、あなたはそこに自然とその人との関係に拘束されている事実があることを

知る必要があります。

つまりやさしい人が上にいて、あなたは下にいるのです。

このようなパワーバランスの中で、どこまで保証してくれるのかわからない人に

従うことは「愚か」でしかないことに目覚めてください。

 

あなたのことは誰も保証してくれません。

 

当然です。。

 

無常であり不確定なのですから。。

 

キチンとあなたを理解して、ともに歩んでくれるベストフレンドこそ、

真実の関係であり、あなた自身もそのベストフレンドを理解して、

その関係に責任を持たなければならないのです。

 

ブッダは死の直前に、「あなたがいなくなったらわたしたちはどうすればいいんですか」と嘆く弟子に向かって、「自らをよりどころとし、法をよりどころとせよ」と遺言されました。

 

無常をこころにすえて、自己を無我化させるベクトルに生きること以外に、

確かな道、真実の幸せはありえないと自覚されることをお勧めします。

 

 

◯無常という発見❣️

お釈迦さんは、「すべてが無常である」つまり変化してやまないということを

発見されたのですが、このような「あたりまえ」なことでも「言語化」しなければ、

「このことを認識してものを考える」という風に脳ははたらきません。

これを仏教で「真諦(言語にされていない法則性)」から「俗諦(法則性の言語化)」へ、

逆に見れば「俗諦(真諦の言語化=言説)」を通して「真諦に至る」といいます。

諦(たい)というのは、「明らか」ということを意味しています。。

真諦を経典という真実の言説で明らかにしたものが「仏教」です。

そういう点で、お釈迦さんはさとったもの「ブッダ」と呼ばれるのです。

 

 

 

◯「迷っています。。」

先祖が迷う。。

運勢が悪い。。

何をやってもうまくいかない。。

なんていう方へ。

それは「すべてあなた自身の迷い」です。

あなたが今日1日で、SNSを含めて関わっているすべての方の中に、

あなたを迷わせ、苦しめている方がいます。

そういう人をどう見分けるか。。

人とどう関わるのか。。

その重要なポイントは、「あなたのホンネ」をぶつけたり、

関わっている方に「1万円でいいので、貸してください。」と言ったあと、

去って行く人、または速攻条件をつけて貸してくれる人はあなたにとって合わない人です。

ほんとうに借りるつもりなら、まともな金融機関や行政のサービスを利用してください。

そもそも無為な存在である「人間」が、「人為」で動くときに、仮面ははがれていきます。。

このほかにも、あなたに合う人、合わない人を見分ける方法はいくつもありますが、

もっとも簡単で単純にそれがわかる方法をご紹介しておきます。

 

 

 

◯「法」という存在

無常無我とはいえ、現実にわたしたちは、存在しているように思えます。

それは、五蘊(ごうん)という「法」から生じているものが、仮に結合しているからです。

「色(しき)」という肉体。

「受(じゅ)」という感受する脳の働き。

「想(そう)」という脳がイメージしてとらえている世界。

「行(ぎょう)」という脳がその世界観から意思を起こすこと。

「識「しき)」という認識の積み重ね。

これらが、現実という世界を作っていますが、すべて不確定な妄想だというのが

仏陀(ブッダ)のさとりです。

現実というものは誰一人として正確にとらえていないというのが事実です。

すべて脳が作っている世界です。

認知症のひとを見下すことはできません。

私たちの認知もさまざまなのですから。。

そういう点で「法」から独立した存在はありえないのです。。

 

 

◯僧伽(saṃgha）

僧伽(サンガ)っていうのは、お釈迦さんの時代には、

出家した僧侶が和合した状態をいいます。

 

それは「法」に基づいて、

「人間は、無常無我という真理に基底された存在」という点で、

「自他の分別や所有を超えてみんな同じであってひとつである」

という真理を現実に実現した状態が、「和合僧」という状態です。

 

これをインドのお釈迦さんの時代のことばで「サンガ」といいます。

 

このことが大乗仏教になってから、「無常無我」が「空、縁起」という論に発展して、

それが更に「真如、一如」という論に発展しました。

そのなかで、日本に伝わっている大乗仏教では、

「みんなが一如だから和合しましょう」という教えになったんです。

 

結果、「みんなが和合しあうこと=和合衆」が、仏教の現実的な

人間関係の目的ということで、サンガといっても出家者に限定されたものではないんです。

 

みんな「法」によって同じなんですから、「和合衆」になっていきましょう❣️

 

 

 

◯法(dhamma）

法って存在には「真理」という意味が基底にあるということを意味します。

真理っていろいろなところで使われますが、

これほど「あいまい」なことばもないこともないですが、

やっぱり「あいまい」ですよね。

とはいえ、お釈迦さんの中でははっきりしていて、

「お釈迦さんが発見しようとしまいと厳然としてある事実」

 

例えば、「重力はある」。。。

こういった物理法則も真理。

しかし、物理法則は、「時代や学者」によって変更しうる定義。。

太陽の表面温度が20度(摂氏)なんていうことも最近公認されている事実。

(太陽から出ているなんらかの原子派によって地球は暖かいとか。。)

太陽に一番近い水星も氷のような星だったとも。。

 

そういう意味では物理法則も変化する。

この「すべて変化する(無常)だから、これぞ私や私の所有であるということやものはない(無我)。」

「すべては不確定である」ということ以上の真理はない。

その点は「量子物理学」でもいわれていること。。

 

無常無我なんて当たり前みたいなことこそ究極の真理❣️

 

このことをわかっているのかいないのか。

「安定」を求め、「自己実現と所有」を求める人間界の愚かさ。。

わたしはよく「私ならぬ私は。。」という言い方をするけど、

そう言うしかない存在なんです(≧∀≦)

 

生もなく死もない。。

状態の変化でしかないのが存在。。

なんらかの因と縁によって起こっているだけ。。

これを「因縁起生(いんねんきしょう)」というけれど、

因や縁も変化し続けるから「状態の変化を繰り返している存在ならぬ存在」

それだけのことやものに「執着」しなきゃいいのに。。

そういう「変化、不確定」を受け入れることで、

私ならぬ私はその摂理にとけ込んで行くんです。

そういう状態の変化を受け入れて生きる「さとり(覚悟)」

ができると、かなりいろんなストレスが消滅します(^^)

 

 

 

◯仏(Buddha)

お釈迦さんという人は、人間の苦の根源を探って行くうちに、

すべては変化して滞りない、そこに執着すべき固有のものは存在しない。

という「無常無我」を悟られました。

それを「当然だ」と受け入れて生きて行くことが、「苦」を除くことになる。

つまり、パニックにもならず、ストレスを背負うこともなくなって行くっていうことです。

世の中に、幸も不幸もない。

どちらも価値としては同じなんです。

＋もーも方向の違いということではなく、

解釈の違いなんです。

「失敗の中にある深みを味わう人生」ってのも

ええ感じでしょ❣️