移動予定の場所に基礎を打設し、土台を敷き込みます。
建物を移動させて所定の場所まで来たらジャッキを下げて、柱と土台を接合します。
家の骨組みはそのままで、建物を無事に移動できました。
既存の材料はそのまま残し、必要な箇所に追加材、補強材を取り付けていきます。
既存の梁に、天井下地の吊木を取り付けている様子です。
壁下地を取り付けていきます。既存の材料に合うように、一か所ずつ寸法を測り取付けます。
天井を新しく取付けます。古民家の雰囲気に合うように木板を貼っていきます。
屋根、壁が仕上がったところです。伝統工法での住宅のリフォームが完了しました。
建物の北側に部屋を増築しました。外壁、軒天は木板を取り付けています。
既存の梁が見えるように中央は吹き抜けにし、周囲を板張りの天井で仕上げています。
梁材は塗装しています。元々黒めの色だったので、そのままの風合いを活かせるようにしています。
既存部分と、新しい部分が上手く融合しています。
天井の板を部屋を一周するように貼っています。
照明器具の部分を段差をつけることで、立体的な天井になります。
建具は全てオリジナルのものです。元々の材料に合わせた大きさの建具を作っていただきました。デザインもオリジナルです。
古民家は部屋同士が繋がっていて引き戸などで区切ることができる家が多いです。
それぞれの部屋は6畳間や8畳間と大きいです。扉を開けることで一体の部屋となるため開放感が更に増します。
リフォーム工事で材料を活かせる場合はそのまま利用します。多くの古民家は一つ一つの材料大きく丈夫なので、構造の観点でも残したほうが良い場合があります。
今回は残した材料を見せて、迫力のある空間に仕上げています。
廊下の天井も板張りです。床はケヤキのフローリングです。