大阪日本橋 
眼病の鍼灸
鍼灸ひより堂

大阪日本橋の鍼灸ひより堂です。
当院では現代医学では治療法がないと言われてしまった眼科疾患に対して、鍼灸治療によるアプローチをしております。
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甘い物を沢山食べると不妊傾向が強まる?

甘い物は不妊傾向を強める

 

 甘い物を多く食べる男女は、それだけで不妊傾向が強まる可能性があります。

これは、甘い物を食べることで膵臓から分泌され、血糖値を下げる働きがあるインスリンというホルモンや、それによって増える皮下脂肪が原因です。

 

インスリンが分泌され過ぎないこと、皮下脂肪が多く作られ過ぎないことは、妊活にとって非常に大事なことなのです。

 

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 インスリンが不妊傾向を強める理由

 

 飲食物を摂ることで血糖値(血液中のブドウ糖値)が上がると、それを感知した脳の視床下部からは、膵臓に対してインスリンを分泌するように命令が出ます。

 

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インスリンには、肝臓で血液中のブドウ糖を中性脂肪に変え、血液中の脂肪を皮下脂肪に引き込む働きがあります。

そのため、インスリンが分泌されると皮下脂肪が増える、つまり太るということが分かります。

 

インスリンには、脳の下垂体から分泌されるホルモン分泌を乱す働きがあり、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)になる可能性が高くなります。

また皮下脂肪から分泌されるアディポネクチンという物質にも、ホルモン分泌を乱す働きがあるため、高炭水化物食は不妊傾向を強めることになります。

 

 そのため、出来るだけインスリンや皮下脂肪を増やし過ぎないことが、妊活にはとても大事なのです。

逆に、不妊傾向のある方で、皮下脂肪が多過ぎるという方は、食事内容を変えたり皮下脂肪を減らすだけでも、妊娠しやすく傾向があります。

 

BMIよりも「くびれ」の方が大事かも

 

 食事内容を変化させることで血糖値の急激な上昇を防ぎ、インスリンの分泌量や皮下脂肪を減らすと、ホルモン分泌が整うことは、多くの研究で明らかになっています。

ここでご紹介する研究論文は、ウエストサイズと妊娠しやすさについてのものです。

 

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この研究論文では、比較対象をBMIと出生率ではなく、ウエストサイズと出生率の関係について検討しています。

ウエストサイズは、内臓脂肪や生活習慣病とも相関性があるため、そうしたものと出生率との関係性も見えてきます。

 

また別の研究論文では、ウエストとヒップの差についても書かれたものがありました。

その研究では、ウエストとヒップの差がある人の方が、妊娠率が高いとされていました。

 

ただ単に痩せてウエストが細いだけではなく、お尻にある程度の脂肪が付いている人の方が、妊娠しやすいということです。

痩せ過ぎの女性にも太り過ぎの女性にも不妊傾向があり、丁度いい脂肪の付き具合がウエストのくびれとして表れるということのようです。

 

皮下脂肪は、 インスリン分泌の結果でもあり、脂肪細胞自体がホルモン分泌などをするため、妊娠や出産と深い関連があるということでもあります。

 

妊娠しやすくなる食事とは

 

 糖質や炭水化物の摂り過ぎが「妊娠し難くくなる食事」である一方で、食事の摂り方によっては、「妊娠しやすくなる食事」というものもあります。

では妊娠しやすくなる食事というものは、どのような食事なのでしょうか?

 

最近の研究では、不妊傾向にある方に対して、地中海食と言われる食事を摂ることで、妊娠しやすくなることが分かってきました。

 

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 これと比較的近い食事が、日本古来の和食です。

 和食で妊活をする場合には、少し多めのタンパク質を魚介類で摂るようにして、白米を玄米や雑穀米を混ぜることが大事です。

 

ただこうした食養生をやり過ぎると、逆に不妊傾向が強まることもありますので、くれぐれもやり過ぎにはご注意下さい。

特に、痩せ傾向の方に関しては、食養生が逆に作用することもありますので、一度専門家にご相談の上で試してみて下さい。

(インスリン抵抗性がある方は絶対に)

 

それ以外でも妊活は、個々の状態に合わせたものが一番ですので、先ずは専門家にご相談頂く方が宜しいかと思います。

当院へのご相談は、お気軽にお寄せ下さい。

 

当院では、鍼灸治療以外にも、妊活カウンセリングのみも行っております。

 

◎妊活カウンセリング 30分 5000円(ご夫婦で来院される場合には、予めご連絡下さい。)

 

2024.04.19 Friday