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難病手帳の制度化を考える会

未来は、私たちの意志で

希望を観る声

 

12.6.

ある方から、体験を共有いただきました。

ありがとうございます。

 ●自己紹介

30代 女性

・2018年10月末に突如強烈な喉の渇きと30分毎の頻繁な尿意を覚え、夜も継続して眠れなくなる。測ってみると1日に10リットルの水を飲んでいた。

・2019年1月に脳下垂体周辺の自己免疫性の炎症を原因として、国指定難病の「中枢性尿崩症(下垂体性ADH分泌異常症)」だと診断される。その後、「下垂体前葉機能低下症」も併発する。

そしてこの病気は治癒の見込みがらないと言われている。

 

・2021年4月より小学校の図書室で、放課後学童クラブの児童たちが図書室を利用する際の支援をするパートの仕事を開始する。現在週2回、1日2時間働いている。

・2023年現在、薬を使用し、低下している8種類のホルモンを外部から補って生活をしている。金銭面では両親から援助をしてもらいなんとか生活をしている。見た目には健常者と変わらないが、疲れやすいので、電車などではヘルプマークを付け、非常事態に備え、常にスマホケースに薬を入れ水を持参している。

 

●私の過去の体験談
 ・私は発病当時仕事を離れていました。しかし上に記載したように、中枢性尿崩症の症状がでている時間(9:30~12:00)という時間が毎日あるので、どうしてもフルタイムで働けません。  
 
 そこで、障害年金がもらえないかと思い、社会保険労務士さんのところへ相談へ行きました。私の認識では「働けない人を支援してくださるのが社会保険」だと思っていて、それは、一般的な高齢者の年金をはじめ、障害者年金、失業保険、労災保険、育児休業給付金なども然りです。
私もそれ以前は一般的な会社員で社会保険料を納めて来ました。しかし結果は受給は難しいとのことでした。「難病は薬でコントロール出来るから障害年金は難しいです。厚生年金の3級だったらもしかしたら可能かもしれないが、発病当時国民年金だったので、国民年金は2級からで受給要件は満たせなさそうです。」との判断でした。
 実際に具合が悪くて絶対に働けない時間があることも訴えましたが結果は覆りませんでした。
まずそこで働けていない実際があるのに、年金をもらうことがいかに困難かを思い知らされました。
主治医からの話で、やはり同じ病気で「尿崩症では絶対に働けない!」と訴え、障害者年金をもらおうと厚労省に直訴までした患者さんが居たそうですが、それでも通らなかったそうです。
障害年金も無理で、障害者手帳も私では取得不可能ということでした。
 
 ・しかしそのまま無職・無収入では毎日を生きて行くことができません。年金の可能性を絶たれた為、自分の体で稼ぐ以外の道はありません。
 なんとか体調の悪い体で、飯田橋のハローワークへ行きました。そこは国内でも大きなハローワークで、難病患者専門の支援窓口がありました。
相談すると、障害者手帳を持っていない人はまず障害者雇用枠には算定されないとのことでした。
次に、「難病患者の雇用支援制度」もあることにはあるとのお話でした。しかし、手続きがとても煩雑な割には国からもらえるお金が少ない為、企業側も気が進まないのが現状だと聞かされました。
 そこで提案されたのは、「病気の告知は義務ではないから、隠して働けば良い」とのことでした。
しかしこれは難病患者にとってはつらい話です。例えば身体障害者で脚が不自由で車いすの方がいらっしゃるとしても、不自由な面は多いと思いますが、そこを支援して頂ければ毎日そんなに体調が変わるということはないのでは無いかと想像されます。
 しかし私の場合、体が出せなくなったホルモンを人工的に補っている為、生活の強度や感染症や、イベントなどによって著しく毎日の体調が変動します。病気を分かってもらっている職場ならば、今日はつらいので休みますとか、楽な仕事にしてもらうというのは可能かもしれませんが、病気を隠して働くというのは、一般的な雇用者と同じ働きを期待され、それに応える必要があるということです。
 私は運良くですが、短時間で毎日ではない、そして仕事の忙しさや強度も低めの仕事に出会え採用して頂けたので良かったのですが、おそらく世間には、病気を隠して採用されたものの、体調が悪くて続かず、不本意ながらお辞めになった方が沢山いらっしゃることと思います。
 
・しかし、これで私の問題が解決したわけではありません。
障害年金も障害者手帳も取得できず、短時間のパートしかできない、「働けない現状」、「経済的に窮する状況」というのは、どうあがいても、どう治療しても私の場合変わりません。それは、中枢性尿崩症の水分(尿)を出す時間、それに伴う体調不良が、必ず毎日訪れるからです。
 しかし現状どうにもならない為、両親から金銭的援助を得て暮らしております。しかし、両親も高齢ですし、いつまでもその援助には頼れない中、これから先、将来どうして行こうかと毎日毎日不安な中、なんとか生活をしております。
私の以上の経験を踏まえて、上記のとおり、障害年金と障害手帳の新たな制度化を切に望んでいます。

 

5.23.

 

ある方より、難病手帳の制度化を考える会に

メッセージをいただきました。

ご本人さまの同意を得て、共有をさせていただきます。

 

「私はシェーグレン症候群の難病を抱える妻が
います。症状はドライアイ ドライマウスは
もちろんのこと、別に発熱がありほぼ毎日
38度前後でひどい時は39度近くまであがります。
後は関節痛と腹痛もあり一年半近く続いてます。
障害基礎年金の二級を取得するのは難しく、
家族5人を養う為にバイトも始めました。
嫁も色々気を使い支援センターなどに
在宅ワークを願うも、そういう状態の身体では
仕事はないですと言われ、精神的にも
苦痛を生じてきてます。難病者手帳に付け加え
障害者基礎年金の認定基準の見直しも改訂して欲しいものです。自分が無理をして倒れたら、嫁はどう生活を
していけば良いのか心ある支援制度になりますように。」

 

 

 

 

 

9.26.

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8.17.

 

メッセージと募金をいただきました。

「私は下垂体機能低下症を患っており、成人するまでは小児慢性疾患で助成されましたが、成人してからは助成がなく毎月30000くらい医療費がかかり、生きる意味を失うほど苦労してきました。その後難病にこの疾病が加わりましたが、難病の理解は深いとは言えず、苦労しています。
身体障害者手帳の基準の緩和、そこに難病が含まれるように、是非ともお願いします。
最後に、この活動を読み、大変勇気づけられました。
今後とも活動頑張ってください。」

私どもばかりでなく、様々な団体からも声が上がっている課題であり、テーマでもあります。

難病手帳の制度化を考える会も

今後も試行錯誤しながら

伝え続けて参ります。

 

 

 

7.17.

「啓発活動として、『難病手帳の制度化』と言う缶バッジを作ってはいかがでしょうか。それを福祉課等に置いていただくなど..何かもっと、広く知ってもらう方法がないかと思いました。
頑張って下さい。」

ありがとうございます。

 

 

7.13

支援関係者の方より、ご寄付により、応援の声をいただきました。

 

6.9.

Nさまより    コメントいただきました。

ありがとうございます。

「難病手帳、是非とも実現させてほしいです」

 

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ハローワークの障害者雇用の中で、難病患者は、'その他'の中に、入っている。

障害者雇用の就職者、相談者数というと、

その他

が相談に来ている難病患者ということになる。

 

そのほか、は、障害者手帳を取得していない難病患者が、ハローワークの専門援助部門に登録し、就職した人数。その他には、発達障害も入りますが、難病患者の数が多い。

実際には、身体障害者手帳や、精神障害者保健福祉手帳を取得している難病患者は、

身体障害者や、精神の手帳のカウントに入るため、難病患者の数としてはカウントされない。

また、専門援助での支援になると、一般雇用の相談窓口と両方使うことができないため、

結果として、一般の相談窓口を選ぶ患者がいる。最初から、病気を開示して働かないと決めている患者も、一般雇用の相談の数に入る。

一般の窓口で非開示で就活をする難病患者や、難治性な疾患患者もいる。

その数もカウントはされない。

 

そのほか、は、障害者手帳を取得していない難病患者が、ハローワークの専門援助部門に登録し、就職した人数。

実際には、身体障害者手帳や、精神障害者保健福祉手帳を取得している難病患者は、

身体障害者や、精神の手帳のカウントに入るため、難病患者の数としてはカウントされない。

また、専門援助での支援になると、一般も両方使うことができないため、

一般の窓口で非開示で就活をする難病患者や、難治性な疾患患者もいる。

その数もカウントはされない。

難病患者というと、この国では、

指定難病患者のことと社会全般には認識されている。それは、メディアなどから報道で扱われる難病患者の数は、基本的には指定難病の数しか

数字になって出てはこない。

指定難病、指定されていない難病、さらに0.1パーセントの定義からもれた難病、いやっ、もれたら難病とはいわないので、難治性疾患、あるいは難治性な疾患患者

なぜいいなおしたかというと、

難治性疾患=指定難病

と考えている方々もいるからで、定義がとにかくややこしく、実際の患者数が見えづらくなっている。

これは長年みつめていないと、見えてこない迷路のような実際で、だから、'難病患者は少ない'と、誤ったイメージか社会全般に蔓延しているともいえるのではないだろうか。