BFRトレーニングをもっと知ろう!

 

BFRトレーニングをもっと知ろう! Part 3 乳酸と成長ホルモン


  • BFRトレーニング
  • 筆者:山本 義徳
  • ※BFRトレーニング協会、山本義徳氏のコラムより引用
BFRトレーニングでは速筋繊維が主に使われ、また酸素が不足した状態で行うことで強いストレスを与えられる。だから効率的に筋肉を発達させることができるという話を前回で紹介しました。
実はBFRトレーニングには、他にも嬉しい効果があるのです。

速筋繊維が使われるような運動だと、「乳酸」が発生します。マラソンのように何時間もできる運動は遅筋繊維が働くのですが、このときは乳酸が発生しません。
そして筋肉で乳酸が発生すると、それは脳にシグナルを送り、「成長ホルモン」を分泌するように刺激してくれるのです。

 

成長ホルモンが分泌されると、どのようなことが起こるのでしょうか。まず「成長」という言葉からイメージされる通り、筋肉や骨が強くなるのです。成長期は骨が伸びて筋肉もどんどん増えてきますが、成人してからの成長ホルモンは骨の密度を高めて骨を強くし、骨粗しょう症などを防いでくれます。そして筋タンパクの合成を促進し、より筋肉を強くするように働いてくれます。

さらに成長ホルモンは、脂肪を分解する酵素の働きを高めてくれます。運動そのものがカロリーを消費して体脂肪を分解するように働きますが、このときに成長ホルモンがしっかり出ていると、体脂肪の分解がさらにスピードアップするのです。
ダイエットしたいという方は、BFRトレーニングによる成長ホルモン分泌→体脂肪燃焼効果を見逃すべきではありません。

そしてもう一つ。成長ホルモンはコラーゲンの合成を促してくれます。コラーゲンは体内で合成されるタンパク質ですが、加齢によって合成能力が徐々に低下してしまいます。
合成能力が低下するとコラーゲンの強度は徐々に落ち、肌や髪、爪などコラーゲンが主な材料となっているところに老化のしるしがあらわれてきます。肌のたるみやシワ、髪のツヤの不足や髪が細くなる、爪が割れやすくなる。こういったものはみんな、コラーゲンの不足を示すサインなのです。

BFRトレーニングによってコラーゲンの合成が促されれば、美しい肌や髪、爪などを取り戻すことができます。つまりBFRトレーニングはアンチエイジング効果もあるのです。
なおコラーゲンは関節の重要な構成物質でもあります。膝や腰など、ふしぶしの痛みがある方はBFRトレーニングによってコラーゲンをしっかりつくることにより、ふしぶしが強くなって痛みが消えてくるかもしれません。