手と足で何が違うの
手技と足技での大きな違いの一つが『手の3~7倍の圧をかける事ができる』という点です。
体重計を成人男性が全力で手で押さえても約15~30㎏ぐらいの圧が限界かと思います。私は体重が67㎏ありますが、足で少し体重計に乗るだけで簡単に50㎏はいきます。少し勢い良く乗ると70㎏はすぐにいきます。
痛い施術は問題外ですが、身体の部位によっては(特に腰やお尻)、筋肉の層が何層にも厚くなっており、しっかりとした圧が必要な箇所もあるのです。
マッサージに行ったけど『力が弱かった』という声は男性のお客様からは良く耳にします。
ここで大切な点が、谷川流足圧では単に『重たく、強く踏む』という事はご法度としております。必要な箇所に、必要な場面で一人一人に最適な力加減を徹底しております。
谷川流足圧では足の指先や側面、足の裏面などを必要な場所や場面などで巧みに使い分けていきます。細い筋肉や痛みが出やすい箇所などは、痛みやくすぐったさが出ないように足の裏面を使ったり、比較的強く、圧をかけても大丈夫な箇所には指先や側面を使いながらほぐしていきますので『痛いのが怖い』や『くすぐったいのが苦手』といった方にでも安心して受けて頂けます。
『谷川流足圧』は単に硬い筋肉をほぐすだけではありません。
『関節を緩め』、『リンパ系の流れを良くする』事にもとても優れた技術です。筋肉をほぐすだけでなく、関節を緩めながら、リンパ系を流し、その上で筋肉をほぐす事により効果的に体を解すことができます。
これは一度体験して頂けると、施術後の体の軽さや、可動域の違い等、お客様自身が体の違いをしっかりと感じて頂けるのではないかと思います。特に良くマッサージや整体等に行かれている方であればその違いはをはっきりと感じて頂けるのではないかと思っております。
女性のお客様は男性の先生から、お尻周りや、胸周り、鼠径部などは施術とはいえど、手では触って欲しくないのが本音という方も少なくないのではないかと思います。あってはならない事ですが、以外にも治療院や施術所、サロン等でセクハラにあった事があり、トラウマになっているお客様も少なくありません。
しかしながら、妥協せずに体を整え、良い方向へ持っていく為には、お尻周り、胸周り、鼠径部などは非常に重要な箇所になり、施術家からすると絶対に施術しておきたい箇所でもあります。
これらの箇所を手では抵抗ある方も、足であると不思議と嫌な感覚がなく、距離感も程よい為、安心して施術を受けて頂く事ができるのも、足技ならではの大きなメリットです。
骨格はストレッチ等で筋肉を伸ばしながら、矯正していく事ももちろんできますが、『痛みなく』体の深部まで筋肉にアプローチができれば更に、骨格は矯正し易いものとなります。体の深部までアプローチしていく為にはそれなりの『圧』が必要となりますが、この時鋭い指先等どで圧をかけると『痛い!』と感じ、体はリラックスどころか緊張状態となってしまう上、筋肉も傷ついてします。いわゆる揉み返しが起こりやすい状態がこの時です。必要以上に力が強すぎてしまうのです。
この届けたい圧を鋭い指先等ではなく、足の裏の面圧を使う事で痛みを感じる事無く、しっかりとした圧をかける事ができます。よって骨格を矯正し易く、可動域も拡げる事ができます。
『股関節』や『肩甲骨』、『脊柱』などを無理なく関節を緩める事ができるのは谷川流足圧のお墨付きの是非受けて頂きたい技術でもあります。
私も手技での経験がありますが、お客様とは基本的にはかなり密接な距離感での施術となります。嬉しい方もいれば、緊張される方もいるのではないかと当時感じておりました。
足での施術となりますと、基本的には下記のような距離感での施術となりますので、
特に初めてご来店され、緊張し易い不安といった気持ちをお持ちの方にでも最初からリラックスして受けて頂けるのでないかと思っております。
『足で踏む』と聞くと『痛い』や『重い』といったイメージを思い浮かべる方が多いのではないかと思いますが、これまでの内容からも分かるように、当アカデミー谷川流足圧では、これら足のデメリットを全くといって良いほど感じさせないよう、膝と足首を柔らかく使い、『気持ち良い』~『痛気持ち良い』を徹底しております。
足首や膝を柔らかく使いさらに足の裏面を使ったとすると、極端にいえば赤ちゃんや90歳近くの方でもほぐしていく事もできます。
また、体の体重を使い、足の鋭い箇所を使えば格闘家やプロのアスリートなど100㎏を超えるような方にでも十分な施術ができます。女性スタッフが体格の良い男性にでも十分ご満足頂ける施術を受けて頂く事が可能です。
手技に比べ力の強弱の幅が広い為、より多くのお客様の、その部位その部位に対しての、最も望まれる力加減での施術を受けて頂けるのではないかと思っております。
マッサージや整体に行って、『日によって施術が違うように思う』『担当者によって全然力加減が違う』と感じられたことはないでしょうか。私も手技の経験があるが故、体格の良い方が続けばどうしてもパフォーマンスが落ちてしまっている場合があります。もちろん店舗によって様々だとは思いますが、足技での場合手技よりも体力の消耗は比較的少ない分、パフォーマンスが落ちにくいというのも大きなメリットの一つです。当アカデミーには80歳近くの現役の先生もいらっしゃいます。