Welcome

ぼくが好きなきみへ

「飲まないと手が震えちゃうんだ」そういったあいつ

古いROCKを聴いて寝る

今日も明晰夢をみるんだろう

 

何もかもから心を閉ざして

人形とお話してる女の子は

心を閉ざしているわけではなかった

本当は 本当はいつだって

誰かに飛びつきたかった

 

みんなからボコボコにされたあいつ

意外と友だちがたくさんいて

だけど抱きしめてくれる人はいなかった

心からの 心からの 「抱きしめる」がなかった

 

あいつはいつも悪口ばかり言っている

そしてみんなから嫌われるんだ

だけどいじけているだけさ

まだ小さな子どもなんだ

 

「君のものもってないと、忘れちまうよ」

「忘れたら?」前の自分に戻るんだろうか

だけど「きみのもの」って一体なんだったんだろう

忘れるってどういうことだろう

すべて心や身体にインプットされて

生きているんじゃないのか

 

生きているんじゃないのか

まだ生きているんじゃないのか

生きているんじゃないのか

まだ生きているんじゃないのか

 

いなくなっても