去る2021年12月18日土曜日に株式投資型クラウドファンディングビジネスプランオーディションのプレゼン大会 兼 表彰式が行われました。

応募総数は107社と多くの方に挑戦いただきました。


この中から事業の成功が見込まれる経営者として選出された審査員賞は９社でした。

もちろん選出されなかった会社の事業成功の見込みがないというわけではありません。ただ、第三者の目から見て事業性を評価できる材料の提示がされなかったということです。

社長自身は成功すると信じているのに、企画が整理されておらず第三者の共感を得ることができなかった。。。。

因みにこの審査員賞、「成功見込みがある会社」という条件で、5人の審査員の内、1人でも推薦すれば受賞するというもので、選出数は無制限でした。

にもかかわらず、見込みありと思われた会社が107社中9社、全体の10％に満たないという事実は、起業後10年生存率6％と合致します。

会社経営に事業計画書（企画書）がなくては成功どころか生存さえも危ういということが示されたと言えます。

審査員は
※株式会社キャンプファイヤースタートアップス　代表取締役社長　公認会計士　出縄良人様
※ユニコーン株式会社　代表取締役社長　最高経営責任者兼最高執行責任者　安田次郎様
※株式会社アクロホールディングス　なんでも相談役　石田知義様

※株式会社アクロスペイラ　代表取締役　須田誠様
※ブリッジズ株式会社 C E O　小池駿平様

審査員賞受賞者9社のうち、ファイナリストとして6社が選ばれ、プレゼンテーション大会に進出しました。
さらにこの６社が10分間のプレゼンテーションを行い、最優秀賞1社、優秀賞2社が選ばれました。最優秀賞には20万円、優秀賞に10万円をそれぞれ授与されました。


最優秀賞
・Milk株式会社　代表取締役社長 中矢大輝様（光学分析による癌の早期発見機器の製造販売）

優秀賞
・Coクリエイト株式会社　代表取締役社長　三浦雅弘様　（社会弱者救援型マッチングプラットフォーム運営）

・株式会社シーアールエー　代表取締役社長　井出俊信様（トランスジェンダー向けオーダースーツ）

でした。惜しくも受賞を逃したファイナリストは
・シャレコ株式会社　代表取締役社長　北林利江様（男性向け化粧品メーカー）

・株式会社INABAFARM　代表取締役社長　稲葉昭宏様（農福連携 茸と苺生産者）

・湘南プロジェクト　代表 渡辺信子様（スリランカ　フェアトレードカフェ経営）

惜しくもファイナリストには入れなかったものの、見事に審査員賞を受賞した方は
・株式会社グローバルリンクス　代表取締役社長 重清純一郎様（手帳學セミナー主宰）

・ファンドマネージャーごっこ　代表　本間尊文様（投資家勉強会主宰）

・有限会社鷹藤　代表取締役　森 敏 様（生鮮運送業）


以上になります。

【事務局からのメッセージ】
経営は事前の準備が大切です。
事前準備を、事業企画と言い換えることができます。すなわち事業計画、英語で言えばビジネスプラン。今回はビジネスプランオーディションでした。

「試行錯誤で成長するんだ」という言葉にごまかされないでください。それを人は「行き当たりばったり」というのです。

一部の経営センスの良い人は試行錯誤で成長します。それは例外です。10年間で生き残る会社は6％という統計もあるそうです。94％の人は試行錯誤の末に夢破れて散ってしまうのです。

経営者のあなた、6％の側に入る確実な方法は事前準備です。つまり事業計画書を書くことです。頭で描いているだけでは無意味です。書いて下さい。
書き方がわからないでしょう。学んでください。

日本の99.7％を占める中小企業の経営者の一人一人の経営力の向上が日本経済を活性化させます。
あなたの経営力の向上が社員の人生そしてあなたの人生に自由をもたらします。
株式投資型クラウドファンディングへの挑戦はあなたの経営力向上のバロメーターであり試金石です。励みにして下さい。

事務局長　佐藤公信