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訪問をありがとうございます。
今日は午後から資料つくりをしていました。
今までの介護保険の変化と、次期改定のポイントとその論点、そして、論点に対して今までどんな会議でどのように話し合われていたかを、パワーポイント資料で作成しようと思って取り組んだのですが・・・すでに挫折しそうな自分がいます。
というか、さまざまな会議資料を読むだけで、頭が痛くなっています☆
あぁ、誰か私に読んでポイントを一発で理解できる知恵を授けてくれないかしら・・・。
と、そんなわけで、ブツブツ言いながら取り組んでいるのですが、その中で一番感じているのは『一体、国民はどこまで国に保障を求めているのだろう?』ということです。
介護保険って、医療保険の増大に歯止めを効かせるために創られた制度ですが、現在長期目線での議論は、『共生社会という形で全世代型社会保険にしようよ』という流れもあります。
つまり、障がいも子育ても全てひっくるめて『保障』から『保険』にしちゃおうというわけです。
また、医療費削減のために、介護保険を医療にとっての“次なる旨味商売”となるよう誘導している感も否めないというか、そして、一部の大手企業に優遇するような制度変革になっているというか・・・。
一部の職権や利益誘導の手段として、保険が使われるってどうなんだろう?
そんなモヤモヤを抱えつつ、一方では『一部の正義感の強い人の頑張りに依存するより、いっそ介護保険事業もビジネスとして割り切って考える制度になった方が良いのかなぁ・・・』とも感じています。
制度開始から今まで(平成30年度の改正まで)で、介護保険の報酬はマイナス4.23%です。
この数字を大きいと捉えるか、小さいと捉えるかは個々の判断によるでしょうが、一つ感じることは、制度創設時から事業をされていた方々も、そろそろ貯金が底をついてきたんじゃないかな・・・ということです。
また、今後の事業をどうするかは、次期改定に係っている部分が大きいんじゃないかな・・・と感じています。
そして、制度施行後に個々の正義で事業を始めた方々は、今、ギリギリのところで事業を運営されていると思います。
その方々は、もっとシビアに次期改定によって、事業の存続を考えているのではないかな・・・と感じています。
望む望まないに限らず、今の介護保険は『我慢比べ』をしている状況に見える・・・もとい、そうせざるを得ない状況なんだと、私は勝手に思っています。
明確な正解はないけれど、今後の社会保障の在り方、社会保険の在り方を、今一度、国民レベルの議論にした方が良いんじゃないあかなぁ~、なんて、資料つくりをしつつ感じている私でした。
そんなことを考えつつ、途中で寄った本屋で『14歳からの哲学』という本を見つけたので購入し、長男に渡したらお礼の後に言われた一言。
『・ ・ ・ 僕 、 も う 1 5 歳 な ん だ よ ね 』
長男の年齢をはっきりと把握していない親って・・・(反省です)。