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2019-04-26 12:51:00

訪問をありがとうございます。

 

今日は朝からWAMの報告書を作成していたため、更新が遅れました。

 

 

 

 

今日、2つの出来事があり、私は非常に不合理さを感じています。

 

詳細を書くことはできませんが、今の社会は『ルールに人を合わせる』ことが、当たり前化しています。

 

そもそもルールとは、『集団が気持ちよく過ごすための約束事』であり、あくまでも軸は『人』です。

 

だから、当然時代や人の価値観が変わればルールもそれに合わせていくことが大切です。

 

が、ここ数年は『ルールですから』という言葉をよく聞くようになりました。

 

これは、非常に残念な傾向だと私は感じています。

 

人が気持ちよく過ごすための手段に振り回されるなんて、本当に本末転倒というか。

 

そして、ルールという大義名分で思考が停止してしまうことは、とてもとても残念だと感じています

 

 

 

 

特にこの『ルールだから(仕方ないよね)』は、福祉の業界では絶対にやってはいけないことだと思うのです。

 

他の制度は分かりませんが、少なくとも介護保険においては、地域性・個別性を尊重するため、地方分権化した制度となっています。

 

細やかな保障を確保するために地方分権化されており、だからこそ、自治体は現場の声を聞きながら細かい判断を整備していくことが大切なわけで、決して『国のルールに乗っかっていたらOK』ではないのです。

 

専門職は、ルールにご利用者を照らし合わせるのではなく、きちんとルールと現場と乖離を自治体に挙げていくことが大切なのです。

 

この両者が共に話し合いながら、自治体独自の判断をブラッシュアップすることが、とてもとても大切で、必要な事だと私は考えています。

 

そして、専門職に求められる役割は、そういうことだろうと私は考えています。

 

 

 

 

国の税金を活用して行っている事業だからこそ公正・中立は必要で、ルールを何でも批判するつもりはありません。

 

ただ、現状ルールに思考することなくそこに人を当てはめるのではなく、『どういう形にすることが、一番利用者にとって有益になるか?』の視点で物事を考える必要があるのではないでしょうか?

 

『制度だから、ルールだから仕方がないよね』で終わらせるのではなく、『じゃあどうしよう』の思考を持ち、ルールに原因があるのか、代替支援があるのか等々、考える事が専門職には求められていると感じました。