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2018-11-28 07:32:00

訪問をありがとうございます。

 

昨日は以前から制作している冊子のデータを印刷会社に送付しました。

 

いよいよ仕上がりのカウントダウンが始まったかと思うと、楽しみでワクワクします。

 

そして同時に、たくさんのご協力をいただいた皆様に、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

 

 

 

さて、私はここ数日、主任ケアマネジャー(通常のケアマネジャーよりスキルも責任も高い人)のアンケートを集約しています。

 

自分の描いている姿と現実のギャップの差異はどんな方でもあると思いますが、立場によって考えることは違うようで、色んな角度から様々な意見を知る機会を持つことができたのは、ありがたいことだと思います。

 

昨夜は、当社の方針(できない理由より、できる方法を考え実践する)を決めた時のことを思い出す意見を読むことができました。

 

 

 

 

ケアマネジャーをしていると、様々な人に出会うことがあります。

 

私は介護保険が始まる前からこの業界にいたので、介護保険という制度の「措置から保険に」という利用者自身の選択肢が増えることと、中央集権ではなく地方分権の2つに期待を持って、介護保険の始まりを期待していたのを覚えています。

 

で、ですね。

 

実際に介護保険が始まってみて、「???」と感じることが多かったのですが、一番疑問に感じたことが「ケアマネジャーはルールに人を当てはめる存在なんだ」ということです。

 

正確に書くと、私の肌感覚では、平成15年の制度改正・改定のあった時からその傾向が強くなったと感じています(この考え方は、行政の考え方だと私は感じています)。

 

介護保険の理念は「いくつになってもその人らしく毎日を過ごすために」創られた制度で、「どこまで個別性を尊重しながら在宅で生活が送れるか」が、1つのポイントになります。

 

在宅生活の限界点をどこまで上げられるかがポイントというか。

 

が、実際は「ルールありき」で全体のイメージとしては「ルールに人を合わせる」形が主流となっているような気がするというか。

 

この仕組み、実は支援を受ける側もする側も幸せになれないのですよね。

 

 

 

 

そもそも、なんでルールというものがあるのかというと、「多数の人が気持ちよく生活を送るためにつくられたもの」であり、社会を円滑にするための手段でしかないのです。

 

が、実際はルールという目に見えないものに縛られるがゆえに、自由な発想を持つ機会が減っている気がするというか。

 

わかりにくいかもしれませんが、私は本来ルールというものは「人に当てはめて合わない部分を、本人と一緒に“どうしよう”と考えるのが、専門職であり楽しい部分である」と思っていました。

 

そして、思っていた姿と現実の乖離に何となくモヤっとして、開業する時は自分自身が心がけていたことを方針にしようと決めたのです。

 

 

 

 

社会に出ている以上何らかの役割は担っているわけで、その役割や社会のルールは大切だけれども、そこに必要以上に縛られすぎなくても良いと、私は考えています。

 

そして、一緒に働く仲間は、“人にルールを当てはめて、そこから先を本人と考えられる人”が良いと考えています。

 

なぁんてことを、昨夜は思い出してしまいました。

 

多分・・・恐らくですが、大半の方々が感じている“あるべき論”は、自分で勝手に創り上げた“あるべき”で、自分を自分で縛っていて苦しんでいる人は多いのではないかなぁ~、というのが言いたかったことでした。

 

あぁ、またしても最後の2行に集約してしまった私です。

 

皆さんは、ルールというものをどのように捉えていますか?