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訪問をありがとうございます。
今日は、いよいよ冊子入稿日です。
・・・とはいえ、現在、校正の返事がまだ来ない担当課があり、昨日から胃がキリキリしている私。
まぁ、私が焦ってもどうしようもないのですけどね。
さて、今日は『共感』について書かせていただきます。
共感とは福祉職でも使われることが多いのですが、Wikipedia先生ではこんな感じで記載されています。
『他者と喜怒哀楽を共有することを指す。もしくはその感情のこと』
この業界に長くいて、今更こんなことをいうのもなんですが・・・
私 、 共 感 っ て あ ま り 好 き で は な い の で す よ ね 。
なんでかというと、『相手の感情に引きずられる恐れがあるから』なんです。
例えば、夫を亡くした妻が悲しみに打ちひしがれていたとする。
その時に共感力を持って対応すると、『妻の悲しみを受け止め感じる』ことになるのですよね。
専門職として、クールな頭を持ちながら共感力を技術として使うなら良いと思います。
が、共感力が高すぎると、それが相手のことか自分ごとかあやふやになってしまう場合があるのですね(女性に多い傾向かもしれない)。
これは、時と場合によってはよろしくない方向に陥ることがあると思っています。
というわけで、私自身は共感というものは意識して限定的にしか使うことはありません。
そもそも共感とは、相手から“あ、この人だったら私の気持ちを分かってくれている”など、信頼感を持ってもらうためのスキルの一つです。
であれば、目的は“相手に信頼感を抱いてもらうこと”で、何も共感を使わなくても良いのではないかと思ったわけです(そもそも論です)。
じゃあ、私自身は何を使って面談をしているかというと、多く使うのは“受容”です。
受容とは、共感のように相手と感情を共にするのではなく、その人の置かれている状況をありのままに受け止めることです。
その上で心がけているのは“思いやり”です。
どんな気持でも相手を思いやり、礼節の気持ちを持って接することが大切だと思うのですが、先週からちょっとモヤモヤした出来事があり、ここで整理をさせていただきました。
皆さんは、ご利用者との面談で、どんな技術を使っていますか?