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2018-08-30 07:18:00

訪問をありがとうございます。

 

昨日は、中小企業家同友会の方々が来社してくださいました。

 

10月に発表をするため、第1回の打ち合わせを行い、ヒアリングを通して内省することができました。

 

ありがたいことです。

 

 

 

 

さて。

 

今日は、先日の続きで、『現在活動している団体の多くは70代半ばから後半が大半で団体の継続性が担保できていない』ことについて書かせていただきます。

 

現在、活動を担っていただいている方々の多くは、70代半ばから後半の方々が大半です。

 

70歳で“若手”と呼ばれている業界(?)ですが、これは由々しき課題があると私は感じています。

 

それは、『助け合い・ボランティアを続けたくても、継承できる人がいなくて会自体が潰れている』という現象が起きているからです。

 

これは、区の管理しているサイトに冊子掲載の協力依頼を行った時に実感しました。

 

『協力したいけど、(既に)会員不足で解散したんです・・・・』

 

この言葉を何度聞いたことか。

 

 

 

 

地域で自主的な助け合い活動が無くなった場合、どのような支援が待っているかというと、介護保険をベースとした料金体制の『サービス』です。

 

豊島区は先進的に『混合介護』という、介護保険と自費サービスの抱き合わせをパッケージ化して提供していますが、この料金、電球の交換や同居人の家事を含めて、1時間2,500円~3,600円します。

 

3年後に介護利用料が2割負担となり、さらに保険でカバーできない部分を払うことのできる方が、果たしてどのくらいおられるのでしょうか?

 

これ、地域の助け合いに頼めば、1時間数百円で行うことができるのです。

 

そういう意味でも、地域の助け合いの輪の確保は、とても大切だと私は感じています。

 

そして、一人でも多くの住民が、自分の無理のない範囲・楽しんでできる範囲で地域と関わっていくことが、とてもとても大切だと思うのです。

 

 

 

 

世の中が不安定で、やれ長寿だ、やれ保障は削減されているとなると、余裕を持った毎日の生活を送ることは難しいと感じている人が多いのかもしれません。

 

そして、その不安が他者への気配りとか思いやりを削っているのであれば、それは負のスパイラルでしかないな、と、私は思うのです。

 

そうではなくて、『社会保障が減るのか。平均寿命が延びるのか。じゃあ、元気なうちに地域と関わって、自分が手助けが必要になった時に、助けてもらえる関係性をつくろう』という思考になってほしいなぁ、と思うのです。

 

そして、地域活動を行うことで、ご自身の心身の健康維持が図れることを実感してほしいと願います。

 

 

 

 

助け合いや活動・ボランティアをしている方々に話を聞くと、キッカケって『自分のため』であることが多いです。

 

『退職した(育児が落ち着いた)から何か楽しみを見つけたくって』『今まで地域と関わってこなかったから何かできないかと思って』『健康のために活動をしようと思って』『友達に誘われたから』etc

 

自身の心身活性化のために、地域での活動をはじめる方が多いです。

 

そして、そういう方々は本当に心身共に元気です。

 

 

 

 

今は世の中が便利になって、昔ほど人の手を借りなくても生きていけるようになりましたし、お金を出せば解決できることも多くなりました。

 

ただ、私は対人援助の仕事をしていて、いつも思うのです。

 

『人って、人と関わること・誰かのために頑張ることで意欲や満足感を得るんだな』ということを。

 

それを一番実践しやすく効果を感じやすいのが地域活動です。

 

 

 

 

自分のちょっとした時間と労力を地域のために使う。

 

そうすることで助かる人はたくさんいます。

 

その優しさのおすそ分けが拡がれば、景気がどうなろうが優しい社会になります。

 

優しい社会の実現のためには皆さんの力が必要なのです。

 

というわけで、気づいた人から、一歩を踏み出してみませんか?

 

きっと、楽しい世界が待っていると思います☆