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2018-08-29 07:22:00

訪問をありがとうございます。

 

昨夜は、御茶ノ水で職能団体の全大会がありました。

 

19時からあったのですが、当区でもケアマネさんが参加されており、みな、頑張っているなぁ~と尊敬しました。

 

 

 

 

さて。

 

今日は、“加藤は何でケアマネなのに、地域にそこまで関わるの?”という質問を受けたので、その話をしたいと思います。

 

結論から書くと、『社会保険・介護保険の歴史やこれからを知っている専門職として、これからの社会に危機感を覚えているから』です。

 

現在、私が感じている危機感としての課題は、次の2点です。

 

1)これから社会保険でのサポートが厳しくなる中で、保険外の料金を払えず生活が成り立たなくなる人が出現する危機があるため。

 

2)現在活動している団体の多くは70代半ばから後半が大半で団体の継続性が担保できていないため。

 

『地域づくりは包括の仕事でしょ』とかいう話も聞きますが、これ、気づいた人がどんどんバカになって進めていかないと、制度の変化に対応できません。

 

そのくらい、国は舵切りを激しく行っているのです。

 

高齢者に月数万円も生活(介護)に充てる金額を出せる方は良いのですが、年金だけで生活している方は、生きていけない仕組みになりつつあるのです。

 

そこをカバーできるのは、『地域力(地域の助け合い)』しかないと私は考えているのです。

 

 

 

 

社会の安全を『仕組み』で確保しようとすると、どうしてもコストがかかります。

 

そして、それを地域で補うことができたら、コストは浮くのです。

 

コストが浮くということは税金を余分に使わなくてよくなるわけで、結局は私たち自身のメリットになります。

 

 

 

 

例えば、ゴミ出しサポートについて。

 

当区では、おひとり暮らしの要介護2以上の方には、区の清掃業者が個別回収してくれるというサービスがあります。

 

これを利用している人が何人いるかは分かりませんが、職員の人件費はバカにならないと思うのです(行政の人件費は毎月の給与や賞与の他、共済年金もバカになりません)。

 

(書類作成・確認や実際のゴミ出し作業など)数人の人件費と、ガソリン代は最低でもかかるでしょう。

 

これ、高齢者宅の前を通る時にお隣さんがついでにゴミを持っていってくれたら、コストは0で済みます。

 

この浮いたお金で、別の必要な事業にお金をかけたり、住民税を下げたりすることができるのです。

 

 

 

 

国や行政の仕組みで守ってもらうということは、便利だし楽です。

 

一方で、それを維持することは莫大なコストがかかるのです。

 

そして、人口バランスの崩れた日本は、社会保険料(年金やら医療費やら介護費)は上がるのに、納税者が減っている今、それだけのコストをかける余裕はありません。

 

もう一度書きます。

 

今 、 日 本 は 余 計 な お 金 を 使 う 余 裕 は な い の で す 。

 

だからこそ、国や行政の仕組みに依存するのではなく、私たち自身ができることを担っていくことが、とてもとても大切なのです。

 

これから少なくとも5年以内にこの切り替えを行わないと、大変な社会になると私は考えています。

 

誰のせいとか、誰が悪いとか、そういうことを言っている時間はないのです。

 

気づいた人から行動していかないと、日本はとても危険な状態になるのです。

 

 

 

 

と、なんだか今回は脅しのような内容になってしまいました。

 

不快に思われた方がいたら、もうしわけありません。

 

そして、私は社会保険を知る立場(専門職)として、地域にそれを伝えていくことが役割だと考えています。

 

だから、こうして地域活動を行っているのです。

 

というわけで、2)については、明日書かせていただきます☆