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訪問をありがとうございます。
一度朝に起きた後、またしても布団と仲良くしてしまい、夕方まで爆睡してしまった私です。
皆さまは、充実した1日を過ごせましたか?
さて。
今日は昨日の続きを書かせていただきます。
立ち位置が変われば見える景色も目指す方向も変わりますが、私は学生の頃から『社会保険が社会に及ぼす影響』の視点でした。
核家族化が当たり前になり、バブルは弾けたり阪神淡路大震災が起きたりで、世の中が不安定だった1990年代。
そんな中で介護保険はつくられたのです。
介護保険は社会保険の中で唯一『地方分権の制度』です。
戦後すぐに作られた他の保険は、日本人の集団力を分断する狙いで、ムラ社会を中央集権化した反動の揺り戻しだと私は勝手に分析していました。
2000年に介護保険は始まり、措置から保険に変わりました。
介護保険という制度がどこまで社会的課題を解決できるのか?
昔のムラ社会である監視社会とは違う、新たな協力体制・地域での支え合い社会というものはどんなものなのか?
そこにたまらなく可能性を感じたのですよね。
その中で『介護職やケアマネがどう関わることで社会に役立つ存在と認識してもらえるのかを知りたい』という気持ちが強くあります。
世の中の変化に専門職としてどこまで貢献できて、評価されるのか?
そこを知りたいという気持ちがありました。
結論から書くと、現段階では国民の依存は抜けきれず国の過剰な関与により、うまく保障から保険へは移行できていないというのが、私の感想です。
後は、一部の悪意ある方々の儲けに使われてしまったのだということです。
そして、役割意識を持って頑張っていた仲間はたくさんドロップアウトしていく姿を見ました。
現場(利用者・提供者・国)は、誰も悪意があるわけでも頑張っていないわけでもなく、ただただ依存心が強かった。
うまく制度の転換ができなかった。
そう結論を出し、『であれば地域で自立している方々と繋がり、そこから信頼社会を築いていこう』と考えて、起業し現在に至ります。
この方向は間違えていないと思います。
そして、これからオリンピックが終わるまでに、どれだけ地域力を上げ、専門職が専門職として自立できるかが今後の展開を大きく分けるとわ私は考えています。
私の目標は『次の世代に住みやすい社会をつないでいく』しかありません。
そのために自分にできることを一つずつ、取り組んでいきたいと考えています。