インフォメーション

2018-05-30 07:14:00

訪問をありがとうございます。

 

ワタクシ、『すっかり』忘れておりましたが、いつかの記事に『明日は孤立化と地域活動とコミュニティについて書く』と言っていましたね。

 

ご指摘いただき、ありがとうございます。

 

ただ・・・これ、書き出すと、とてもとても長くなってしまうのです。

 

そして、これからの地域活動を行う方々には、ぜひ知っていただいてほしい部分でもあるのですよね~。

 

そんなわけで、明日以降、社会保障の歴史から少しずつ書いていきたいと思います。

 

 

 

 

そんなことを考えながら、ふと思い出したのです。

 

単 独 居 宅 介 護 支 援 事 業 所 の た め の サ イ ト だ よ ね

 

ということに☆

 

というわけで、今回は事業について書いてみたいと思います。

 

私自身、経営者というのは経験が浅いため、大したことは書けませんが、何事もトコトン調べて実践することが好きなので、そんなにずれていないと思います。

 

 

 

 

多分・・・恐らくですが、福祉職の方々が熱い想いを抱いて事業を興したとき、一番最初に気をつけた方が良いのが、『想いと経営は別にした方がよい』ということです。

 

私は様々な物事に取り組んでいますが、こう見えて無謀なようで最終的にはキッチリとマネタイズを勘定しています(あざといんです)。

 

今までも書いていますが、想いはある意味エゴでしかありません。

 

社員さんが一人でもいたら、あなたの想いも大切でしょうが、まずは会社を軌道に乗せることを第一にした方が良いです。

 

ちなみに、私の場合は、最初一年間は職員を採用しないと決め、一人で事業をしていました。

 

当区の現状と経営というものを体感して分析し、ビジョンをキッチリと創り上げたかったのが理由です(私は当区の勤務経験が開業2年前に10か月しかなかったので・・・)。

 

これ、良かった部分と悪かった部分があります。

 

書き出すと、鬼のように長くなるので割愛しますが、想いが強く感情が先走ってしまう方は、できるだけ早めに自分の担当をいっぱいにして、なおかつ自身の担当件数が20件を超えたら、採用準備に取りかかった方が良いです。

 

『正解』としての事業の進め方は、『開業から特定事業所加算取得までの期間をいかに短くするか?』ですから。

 

 

 

 

そして、これは自論ですが、事業を行う上で一番大切なことは、『ビジョンとどのポジションで生きていくか』をできるだけ早く明確にして、行動に繋げることだと思います。

 

というのも、事業として経営していくには、単独居宅介護支援事業所というポジションは弱すぎるのです。

 

事業規模・サービス機関との連携云々・・・全てにおいて、『居宅しかありません』というのは、スーパーや総合デパートが並んでいる中で、『ウチは酒しか売らないよ』という状況と一緒です。

 

スーパーでも売っている酒しか売らないで、『何で酒が売れないんだよ~』と嘆いても、そりゃあ付加価値がついている総合店に勝てるわけがないでしょう、という話になりますよね。

 

だからこそ、一点集中型の単独居宅で経営をするのであれば、総合的にサービスを提供しているところに比べ圧倒的に抜きんでた『価値』が必要であり、そのためにはその分野でポジション(抜きんでた価値のある存在)を取らないと、表面的には事業は継続できても、いずれ行き詰まります。

 

今までは、単に居宅介護支援事業所を立ち上げて、何となく事業者連絡会なんかに入って(ただし重い役は逃げる)、何となく周囲の歩調を見ながら事業を進めていたらうまくいっていたかもしれません。

 

が、この3年後の改定以降は、それが通用しない時代が来ます(3年後に流れが変わり、6年後にルールが大きく変わると踏んでいます)。

 

ホント、時代の流れは日々早くなっていますし、ポジションを獲得するには時間がかかりますから、早めに考え抜いて早めに動いた方が良いと、私は思います☆

 

※余談になりますが、目的無く人との繋がりを広げようとすると、大抵逆効果になることがあるので、人との繋がりを広げる時には、色々諸々注意が必要です。

 

 

 

 

じゃあ、『どうやってポジションを取れば良いのか?』という話になりますが、これは簡単です。

 

社会全体と社会保障の歴史を学び(時代の流れと客観的データの両面から学ぶ)、現状と課題を把握し、今後の予測をべらべら(無責任に)しゃべっている人たちの意見をできるだけたくさん斜めから読み、今後の社会がどう動いて、その中で何がポイントになるかをいくつか書き出す。

 

歴史の教科書と、客観的数値は財務省・厚生労働省・通産省(通産省は助成金の項目から未来に必要とされているものを読むのに有効)は大変参考になります。

 

同時に、私の場合は書籍でも40冊以上関係者(これ、その辺の変な大学教員とかでなく元厚労省職員とか)の書籍を読んでいます。

 

単にオタクなだけですが・・・☆

 

特に、介護保険創設時に関わった人たちの書籍は、本来介護保険が“目指していたもの”が分かるので、本質が分かりとても勉強になります。

 

同時に、その中で自分の好きなこと・取り組みたいことを決めて、いざ行動を起こす時に絶対的な仲間になってくれる人を確保しておく。

 

そして、職員に日頃からビジョンを語り、心構えをしてもらう(ここ大事!!!)。

 

 

 

 

方向性が決まったら、ビジョンの具現化に向けてGO!と行きたいところですが、虎視眈々と地域の流れや温度を読み、世の中の流れを見て、タイミングを図り、走り出す時期を図ります。

 

準備期間には、地域で何か一つ『抜きんでていることを提言し実行する』。

 

ものごとには、タイミングがあると私は数々の失敗から学んでいる為、このタイミングは結構重要視しています。

 

ただし、何の知名度もない状況で動いても、誰も見向きもしません。

 

だから、一つでいいから、今の地域で貢献する。

 

私はこれを実験と呼んでいるのですが、行動を起こして反応を見て冷静に分析するのです。

 

地域の反応・温度・誰が真の協力者になってくれるか、等々。

 

これ、いざビジョンの具現化に向けて動く時に、本当に参考になります。

 

そして、それを積み重ねていくことで、地域からの信用を得るのです(事業は利害関係で成り立つビジネスですから、信頼ではなく信用です)。

 

そんな感じで、3歩先をみて半歩先を行くのがよろしいかと思っています。

 

 

 

 

あぁ、これを読んだ方々からは、『なんて雑な説明だ!』と言われそうですが、結局、どんなに書いても、伝わる人には伝わるし、伝わらない人には伝わらないので、このくらいで良いのです。

 

とにもかくにも、絶対的な法則としては『正しい努力を積み重ねれば、正しい方向へ行くことができる』ということです。

 

そのための方法を書いてみただけですが、誰かが迷うことがあった時、参考になれば幸いです☆