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訪問をありがとうございます。
昨日は、地域で子どもにフエルトなどでおもちゃを作り寄附をしている団体の方々に社会保障と地域活動について2時間の講義をしました。
座学はできるだけ分かりやすさを考えて説明しましたが、難しかったと思います。
その後のグループワークでは、“今地域で何が必要か?”ということと、“その実現のためにあなたは何をしますか?”という2つを話し合ってもらいました。
この、“あなたは何をしますか?”という問いかけ。
これは、講義の際に私がよく使う手ですが、物事の課題などを自分事に転換することって、とても大切だと思うのです。
いくら気もちがあっても、それを行動に転換しない限り、何も変わらないですからね。
各人の“やる気スイッチ”を探すことは、私にとっての楽しみの一つです。
私自身、ボランタリー精神があるかというと疑問がありますが、単純に人が何かに向かって取り組むという姿勢が好きなのです。
人が一番輝く時って、自分のために頑張る姿ではなく、“誰かのために頑張る姿”だというのが私の持論なもので☆
これはご利用者に対してもそうですし、ボランティアの方々に対してもそうですし、私は、接する方々全てに対して、何かのために取り組んでいる人は素敵に見えます。
自分の持っている力のいくつかを他者のために使う事ができたら、社会はきっと優しいものになると思います。
そのやる気スイッチを探す☆
それは、これからも楽しみながら行っていきたいと思います。
最後に、大好きな宮澤章二さんの詩を転記させていただきます。
宮澤さんはストレートに響く詩を書く方で、我が家にも本がありますが、思春期の長男には何度も読ませて読んでいます。
震災時にコマーシャルでも流れていたため、ご存知の方もおられるかもしれません。
誰かの心に響き、何かしらの優しい行動に繋がりますように☆
【行為の意味】
あなたの<こころ>はどんな形ですか
と 人に聞かれても答えようがない
自分にも他人にも<こころ>は見えない
けれど ほんとうに見えないのであろうか
確かに<こころ>は見えない
けれど<こころづかい>は見えるのだ
それは人に対する積極的な行為だから
同じように胸の中の<思い>は見えない
けれど<思いやり>はだれにでも見える
それも人に対する積極的な行為だから
あたたかい心が あたたかい行為になり
やさしい思いが やさしい行為になるとき
<心>も<思い>も初めて美しく生きる
それは 人が人として生きることだ
宮澤章二 ごま書房新社 『行為の意味ー青春前期のきみたちに』より