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2018-04-26 07:16:00

訪問をありがとうございます。

 

昨夜は、知人と岩盤浴に行ってきました(助成金獲得と大学の合格祝い)。

 

ガチガチだった身体がほぐれるのって、本当に気持ちが良いです♪

 

思わぬご褒美に、感激の連続でした。

 

いつも優しい気遣いをくれるその方に、感謝感謝です。

 

 

 

 

さて。

 

ケアマネジャーの方々と話をする時、『これだけ頑張っているのに、なんで国は認めてくれないのか?』とか、『書類が厳しすぎて嫌になる』という話を聞きます。

 

そういう話を聞くたびに、もしかしたら介護保険創設時に描かれていた『本来ケアマネジャーに求められていること』が分からないから、愚痴が出てしまうのかもしれないと感じました。

 

 

 

 

介護保険が始まるにあたり、供給の保証と介護の質の担保を考え、民間の事業所を導入することで競争原理を働かせようということが決まりました。

 

その時に、『でも、民間事業所が営利目的で事業を行うと、社会保障(税金)としてはよろしくないのではないか?』という課題が出たのですね。

 

様々な支援の必要性や妥当性(整合性)の検証を措置時代は行政が行っていましたが、介護保険の導入後は利用者の拡大が予測されるため、行政の介入は不可能(人的不足)。

 

そのため、介護保険を本当に必要な支援のみ提供する仕組みにするため、『過剰給付を防ぎ、給付の適正化を図る』という目的で、ケアマネジャーが生まれたわけです。

 

つまり、ケアマネジャーは『利用者の個別性を尊重しつつ、自立に向けて給付適正化と支援の必要性(整合性)を文書に残すこと』が求められていたのです。

 

だから、行政が書類に拘ることは当たり前なんです(なにせ、給付の適正化を文書で残すことが一番の役割なのですから)。

 

しかし現実には、給付はうなぎのぼり全然抑制機能を果たしていない、実地指導等ではケアマネジャーの説明能力が低いという評価を受けるばかりか、医療系からは『ケアマネジャーの質が低い』という評価までいただいている始末。

 

『本来求められている役割を果たせないなら、ケアマネジャーなんていらないよね』という話が出てしまうのは、ある意味仕方がないのです。

 

何が言いたいかというと、『ケアマネジャーが頑張っているというほど、他機関や社会は、ケアマネジャーが何を頑張っているかさっぱり理解してもらえていない』ということです。

 

取り組みと求められていることが完全にずれているよいうか、向くべきベクトルが違っているというか。

 

 

 

 

これらのことから、私は今回、日本介護支援専門員協会が『管理者を主任ケアマネに』と言わざるを得なかった状況が理解できる気がします。

 

同時に、今回の提言はある意味、ボトムアップからできない人は切り捨てていく方向に転換したのだと、私は理解しています。

 

そして、多分・・・恐らくですが、今の調子で行くならば、『給付抑制』か『社会にとってなくてはならない存在』にならない限り、今後のケアマネジャーの半分以上は不要になってしまうと、私は勝手に考えています。

 

良し悪しは別として、自己研鑽をすると同時に社会に対してアピールする力を持たなければ、ケアマネジャーが生き残ることは難しく、多職種にケアマネジメントを取って変わられることになっても、おかしくはないと思います。

 

 

 

 

なぁんて。

 

今回は不安を煽るように内容になってしまいましたが、自分たち目線で物事を捉えるのではなく、多角的目線でも、何が求められているかを理解した上で、どう行動するかが大切だということを理解していただけたらと思います。

 

今回の改定は、過去最大のピンチでもありますが、過去最大のチャンスでもあると思っています。

 

私はチャンスをみながら、今後の行動を決めていきます。

 

皆さんは、どちらの方向を向いて、どういう行動を起こしていきますか?