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2016-10-01 12:12:00

訪問をありがとうございます。

 

今日はあいにくの天候となりましたが、皆さんはいかがお過ごしですか?

 

私は、今日・明日と仕事です。

 

あ〜、楽しいなぁ〜(泣)。

 

 

 

さて。

 

今月は、私の考える『介護保険で事業を行うということについての戦略と行動』について、書かせていただきます。

 

いわゆる事業・経営についての話が殆どとなり、ケアマネジメントについての記事ではない為、人によってはつまらない内容となると思います。

 

また、私の価値観で書くことから、『事業って、そんなもんじゃないだろう?』と感じる方もおられると思います。

 

興味のある方のみ、お読みいただけたらと思います。

 

 

 

 

 

 

介護保険制度が始まって、支援がサービスという呼び方に変わり、営利企業もサービスの提供者として受け入れられることが決まりました。

 

その後、実にたくさんの企業が進出し、それぞれの良しと思う経営をされてきたと思います。

 

どれが正解とか、どれが間違いとか、そんなジャッジを下すつもりはありませんが、私は『社会保障の制度で利益を出す以上、正当な倫理観を持って事業を進めてほしい』と思っています。

 

 

 

一般の企業であれば、第一に挙げることは『利益』でしょう。

 

よく、『理念だけでは会社は続けられない。体力がないとダメで、その体力が利益だ』という方もおられます。

 

『利益を上げる→社員に還元し現場のモチベーションを上げる→顧客満足度を上げる→社会貢献』という図式でしょう。

 

私は、社会保障の中で行われる事業は、この考えで行うことは危険だと感じています。

 

 

 

本来、社会保障での事業は、『ローリスク・ローリターン』なんです。

 

正しく事業を行えば、結果は『必ず』ついてきます。

 

それが実現できないとしたら、正しい方法の理解と実践が違っているだけの話なのです。

 

そして、私の考える社会保障で行う事業の考え方は、こんな感じです。

 

『制度の理念を理解する→その中で自分達は何に貢献できるかを考える→社員に理念と役割を理解してもらう→日々の実践と振り返り・改善→社会貢献(信頼を得る)→利益』

 

 

 

なぜ、理念にこだわるかと言えば、社会保障というものは税金を使用しており、だからこそ、その理念に沿って事業を行うことが、何よりも大切だと思うからです。

 

また、利益というものは終わりがなく、上には上がいるわけで、利益を最初に持ってきてしまうと『利益ありきから抜け出せない企業』になる恐れがあります。

 

そうなると・・・(以下自粛)。

 

利己主義的な利益第一ではなく、利他主義な貢献を先に持ってくることで信頼を得、その結果、利益を出して企業が繁栄することが大切だと思うわけで。

 

 

 

多分、おそらく、そんなことを考えている経営者って少ないでしょう。

 

時代の流れの速さか、不景気なせいか、なんなのかはわかりませんが、私の周りでも『早く事業を大きくできる経営者が優れた経営者』というイメージを抱いている人がたくさんいます。

 

たくさん稼いでたくさん給与を貰うことで、自身の努力の結果を実感している方もおられるでしょう。

 

そして、それをみて、『すごいなぁ』と尊敬する方も多いでしょう。

 

それはそれで素晴らしいことだとは思います。

 

 

 

ただ、私は利益第一ではなく、結果利益の方法で、事業を進めていきたいなぁ、と感じています。

 

詳細は割愛しますが、これからの社会は、今までの拝金主義とは異なり、別の価値観が生まれると感じているからです(これを書き出すとものすごく長くなってしまうので・・・)。

 

ちなみに、私の価値観の一番は『人』です。

 

何をきれいごとを・・・と思う方もおられるかもしれません。

 

が、私はお金だけではなく、人との繋がりがこれからの社会では大切になると感じているのです。

 

お金はあれば嬉しいけど、それは長期的な結果で得れば良いと考えており、まずは『信頼』と『必要とされる企業』になることが最優先になると思っているのです。

 

そして『ケアマネジャーが楽しく仕事のできる環境確保と地域に貢献できる会社』になることと、その活動の結果、『次の世代が安心して生活できる社会の実現』が私の目標です。

 

 

 

その為、開業時より徹底していることは、こんな感じです。

 

・一緒に働く仲間(職員)は利用者本位であり、専門職として研鑽意欲のある人(主体的に仕事のできる人)。

 

・どんなことも、地域に必要だと感じたら損得抜きに実行する(地域にとって必要な存在になる)。

 

・当社のみで行うのではなく、事業所を超えた地域を巻き込みながら進める(エンパワーメント)。

 

・取り組みを通じて、地域全体での向上を目指す(規範的統合)。

 

 

 

これ、聞こえは良いですが、実戦となると本当に大変です。

 

無駄な労力やお金もたくさん使いましたし、本当にたくさんの失敗をしました。

 

一緒に働いてくれている職員にも、たくさんの迷惑をかけています。

 

そして、大変ではありますが、私は、周囲の方々に助けられ、楽しく実践できていると思っています。

 

だからこそ私は、自分が苦しい時に助けてくれた方々のことは、損得抜きに一番に考えたいと思っています。

 

 

 

ホームページにも書かせていただいておりますが、当社の経営方針は『できない理由よりできる方法を考え行動する』です。

 

周囲の方々のご意見や協力を得ながら、悩んだりあがいたりし、これからも楽しく事業を進めていこうと考えています ^ ^

 

たくさんの会社がある中で、不器用だけどそんな会社もあって良いかなぁ、なんて感じています。

 

 

 

皆さんが勤めている会社はどんな理念で、どんな運営をしていますか?

 

その中で、誇りを持って仕事に取り組めていますか?

 

次回は、ケアマネジャーの採用についてを書きたいと思っています。

 

続く(続くのか!?)


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