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2016-10-10 07:38:00

訪問をありがとうございます。

 

今日は祝日ですね。

 

お仕事の方は頑張りましょう。

 

休日の方は、お休みを満喫してくださいね。

 

 

 

さて。

 

本日は、タイトルの通り、介護保険法の第1条について考えたいと思います。

 

これは、介護保険の総論の部分ですが、私にとっては哲学的な部分も含んでいると感じています。

 

 

 

【目的  第1条】

 

この法律は、加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を有する者等について、これらの者が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行うため、国民の共同連帯の理念に基づき介護保険制度を設け、その行う保健給付等に関して必要な事項を定め、もって国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図ることを目的とする。

 

 

 

はい。

 

よく目にする(しないかな?)第1条です。

 

これ、平成9年にできた法律ですが、平成17年に一部変更が生じているのです。

 

『尊厳の保持』という文言が加わったのです。

 

『尊厳』って、よく使われる言葉ですが、私はこの意味をよく考えます。

 

辞書等で調べると、『尊くおごそかで侵しがたいこと・さま(大辞林より)』とありますが、ぼんやりしていて、今一つわかりにくいです。

 

ってか、漢字のまんまですよね。

 

 

 

いつもなら、私の考えを記載してしまうのですが、それでは面白くないので、今回は提議のみで、『尊厳の保持』について考えていただけたらと思います。

 

・尊厳の保持とはどういうことか?

 

・なぜ、介護保険法の第1条にこの文言が追記とされたのか?

 

 

 

また、『有する能力』は誰から見たものか?

 

本人が感じている能力と、第三者からみた能力は違う場合が多々あります。

 

それを踏まえての『有する能力』とは、どういう意味か?

 

 

 

他、よく言われますが、『自立』について。

 

自立をどう捉えるかによって、支援方法は大きく変わると思います。

 

 

 

そして、一番大切なこと。

 

この介護保険は、『国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図ること』を目的としています。

 

医療の目標(ゴール)は、健康です。

 

では、介護の目標は何でしょう?

 

 

 

『そんなのどうでもいいじゃん』と思う方もおられるかもしれませんが、人を相手にする仕事、その人の人生を支援することを生業にしている私たちだからこそ、今一度、一つひとつの言葉の意味を考える必要があるのではないかと思います。

 

皆さんはこれらについてどう考えますか?

 

読みなれている第1条ではありますが、その意味を深く深く考えてみると、哲学になると思いませんか?


2016-10-09 20:42:00

訪問をありがとうございます。

 

今日は、父の70歳の誕生日会を祝うということで、久々に1日休みを取りました。

 

 

 

私は姉と2人姉妹ですが、いろいろあって姉家族が私の両親と同居しています。

 

この両親、とてもとても賑やかなことが大好きでして。

 

昔から「みんなでワイワイ」が大好きな彼らは、子ども達の結婚後も、事ある毎に召集をかけます。

 

誰かの誕生日には、必ず召集がかかるわけです。

 

誕生日と言っても、両親・姉家族は4人・私の家族は5人なわけで、全部で11回も集まる機会があるのですね(誕生月がダブることもあるため、実際は、年7回で済んでいますが)。

 

それ以外にも、進級祝いだ、卒業式だ、何かがあると、それを理由に召集がかかるわけで。

 

私と義兄の都合で、集まるのは日曜日の夜にしてもらっているのですが、毎回、何だかわからないけど、ものすごく盛り上がるのです。

 

本当にうるさい。

 

両親を始め、大人は全員アルコール大歓迎なため、まぁ〜、それはそれはたくさんの量のボトルを空けます(私は、仕事以外では一切アルコールを摂らないので、専ら烏龍茶ですが)。

 

そして、子ども達は、姉と私の第一子・第2子が同じ歳なため、親友として仲良く遊んでいます。

 

時間としては2時間程度で解放されるのですが、毎回、彼らをみていると「元気だよなぁ」と感じると共に、なんだかんだ言っても世の中は平和だよなぁ、と思います。

 

そして、今日は、姉とずっと話をしていたのですが、姉からこんなことを言われていました。

 

「昔から思っていたんだけどさぁ、陽子ちゃんって、由美(私の母)にそっくりだよね〜」

 

 

 

私の母は、とにかくスーパーポジティブな人間です。

 

自分に起こる出来事は、ほぼ全てを良いこととして受け入れています。

 

「私に悪いことが起こるはずがない」という、なぁんの根拠もないくせに、そんなことを信じ込んで生きているのです。

 

たまに、明らかなる「悪い出来事」があっても、その時は悲劇のヒロインになりきり、トコトン嘆きながら気持ちを切り替え、またリセットした状態で、前向きに頑張れるのですよね。

 

人の前に出ようとするタイプではないので、見た感じは大人しいのですが、何というか・・・独自のワールドを持っています。

 

そして、恐ろしくお人好しでして、「困っている」と言われると断れなく、結果、損な役割を担わされてしまう人です。

 

なにより怖いのは、彼女自身がそのことに気づいておらず、「私って、本当に幸せよね〜」と思い、生きていることです。

 

そんな彼女ですから、人を疑うということをすることもなく、自分が騙されたと知っても「そっか〜。騙す側の人間にならなくて良かった」と笑っている人間です。

 

「いや、アンタ貧乏くじを結構引いているぞ」と子供心に思っていましたが、最近になって「実は彼女の生き方は、実は幸せなのかもしれない」と思うようになってきました。

 

他人からみたら、不幸に見える人生も、本人が「幸せ」と感じてるのであれば、それはそれで良いのでしょう。

 

父親は、ポジティブな面も持っていますが、それ以上に脳みそと口がくっついていて、悪いことは悪い、正しいことは正しいと、はっきり口にするタイプです。

 

そう考えると、今の私があるのは、両親の遺伝を受けているからで、完全に思考回路は両親譲りだと、改めて感じました。

 

 

 

幸せを感じるホルモンとして、「セロトニン」というものがありますが、これは、感情に影響を与え、精神的な安定をもたらすと言われています。

 

そして、セロトニンの量が一定を超えている人は、幸せを感じやすいと言われています。

 

これが不足していると、不安を感じるようになったり、マイナス思考になったりするのですね。

 

よく、「セロトニンを増やすには、規則正しい生活を送ること」と言われていますが、実は、規則正しい生活を送っていても、それだけでは幸せな思考回路を持つことができないこともあるということを知りました(何だか、ややこしい言い方だなぁ)。

 

そのセロトニンの伝達を司る遺伝子の型が幸福度に関係しており、それは「セロトニントランスポーター」と言います。

 

このセロトニントランスポーターの働きが悪いと、例え規則正しい生活を送っていても、セロトニンがうまく細胞内に取り込まれないというのです。

 

 

 

セロトニントランスポーター遺伝子には、サイズが小さく働きの弱い「S型」と、サイズが大きく働きの盛んな「L型」があります。

 

この2本の遺伝子の組み合わせにより、セロトニントランスポーターができるのですが、組み合わせとしては、SS型・SL型・LL型に分類されます。

 

そして、この遺伝子は父親と母親から必ず1本ずつもらい、ペアになっていると言われています。

 

 

 

この組み合わせによって、個々の性格が決まるのらしいのですが、私は恐らく、SL型の父からL型をもらい、LL型の母からL型をもらって、LL型の遺伝子となったのだと、自分で勝手に解釈しています。

 

だから、ストレスを自覚しにくい部分があるのかもしれません。

 

ちなみに、ある研究では、日本人の65.1%がSS型であり、31.7%がSL型、LL型が3.2%と言われています。

 

 

 

ただね。

 

たまぁに私も反省するのですが、スーパーポジティブな性格って、やっぱり楽観的すぎるのです。

 

何事もほどほどが良いわけで。

 

前の職場で、やはりスーパーポジティブな上司がいたのですが、私はその上司が大好きでよく話をしていたのですが、どこまでも「自分達の都合の良い方向で」話が膨らんでいくのです。

 

そのため、彼と立てた計画や目標は、達成がとても難しく、難儀したのを思い出しました。

 

だから本当は、リスク管理もしっかりできるSL型が、人としては理想だよなぁ、って思います。

 

ちなみに、母は通信販売が大好きでして、その中でも特に「NASA開発」という言葉に弱いらしいです。

 

ここも、私は似ているなぁ、と感じます(テレビショッピングは大好きです)。

 

二人して、いつも「騙されたと!」と騒ぐのですが、懲りずに同じことを繰り返しているという。

 

あ、これは、学習能力のなさですね。

 

 

 

遺伝子って、掘り下げていくと、本当に面白いです。

 

皆さんは遺伝子をどう受け止めていますか?


2016-10-08 11:01:00

訪問をありがとうございます。

 

3連休の初日ではありますが、あいにくの天気となってしまいました。

 

私は、本日、モニタリングと地域の認知症カフェへの参加と、夜は請求業務を行う予定です。

 

皆さんはどんな1日を過ごされますか?

 

 

 

さて。

 

本日書く内容は、タイトルの通りですが、ケアマネジメントについて考えてみたいと思います。

 

本日の参照資料は、平成28年3月に三菱UFJリサーチ&コンサルティングが出した『地域包括ケアシステムと地域マネジメント』です。

 

http://www.murc.jp/uploads/2016/05/koukai_160509_c1.pdf

 

44ページというボリュームですが、興味のある方は、ご一読いただけたらと思います。

 

 

 

 

その中でケアマネジメントについて書かれている部分もあるのですが、これは大きく分けて5つあります。

 

 

 

1)介護保険法における再確認

 

これは介護保険法第1条と2条、及び第4条の確認です。

 

『ちゃんと総論(目的)を理解してね』というところでしょうか?

 

介護保険は、利用者がその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように利用するもの。

 

要介護状態等の軽減または悪化の防止に資すること。

 

介護保険は自立支援のための仕組みだよ。

 

ということを、改めて確認するように、ということです。

 

 

 

2)インフォーマル資源とケアマネジメント

 

これに関しては、『総合的かつ効率的に提供されるよう配慮し、介護保険利用前の資源もきちんと活かして継続利用しなさいよ』ということです。

 

これは、今のケアマネジャーさんはほとんどしていないと思うのですが、介護保険制度創設後は、要介護を受けた途端に、利用者の生活全てを共助で賄ってしまい、地域と利用者の関係を断ち切ってしまったということを踏まえてのコメントだと、私は認識しています。

 

認定を受けるまでは、家族や近隣の手を借りていた。

 

それが、保険を受けるようになった途端、今までの関係性が希薄になったということのないよう、今までの関係性(はじめからあるものとしたインフォーマル資源)を最優先に、それでも足りない部分を、補完的に介護保険で補うという視点を持ちなさいよ、ということだと認識しています。

 

 

 

3)ケアマネジメントの基本の再確認

 

これは、『総合的なアセスメントを行って、生活上の課題を発生させている要因(複数の因子の関連を含む)を明らかにすることの重要さを言っています。

 

『入浴ができなくなった』利用者に対して、安易に『じゃあ〇〇で補いましょう』ではなくて、入浴ができなくなった理由が、その方の身体機能からくるものなのか?精神的な何かからくるものなのか?それとも環境の課題なのか?

 

様々な角度から検証して、課題を分析しマネジメントしていきなさいよ、ということです。

 

 

 

4)ケアマネジメントのプロセスの協働化

 

ここに書かれていることは4つあります。

 

・定期巡回・随時対応型訪問介護看護においては、計画作成責任者がケアマネジャーと『共同ケアマネジメント』を行う考え方を持ちなさい。

 

・医師・看護師・介護職・・リハビリ等の養成課程でも、ケアマネジメントについての教育課程を組み込むという見直しが必要。

 

・地域ケア会議では、多職種間でケアマネジメントの協働化を体現し、地域におけるケアの考え方を共有する機能を持つことが大切。

 

・ケアマネジャーは地域において、自立支援・公正中立、各サービスの総合的かつ効率的な提供の観点から利用者に適切なサービスが行われるよう、チームをまとめあげることに集中することが考えられる。

 

 

 

5)居宅介護支援事業所の指定権限は市町村へ移譲

 

以前から書いていますが、これは、ある意味、行政と地域のケアマネジャーとの繋がりの深さによっては、大変なことになります。

 

なぜなら、『ケアマネジメントの質の担保について、保険者が責任を持つ体制』意味するとされているからです。

 

その他にも書かれていますが、要は、『保険者に認められなければ、指定更新ができないよ』ということですよね。

 

私たちの役割の一つに、ご利用者の代弁機能がありますが、保険者と対等な関係ではない状況で、それが維持できるのだろうかということを、私は非常に危惧しています。

 

そして、だからこそ、今後は地域(保険者単位)の職能団体の力が、大きく関係してくると思っています。

 

 

 

長くなったので、この一つひとつは、それぞれ取り上げて深めていきたいと思います。

 

皆さんは、これから求められる役割に対して、どのように受け止めていますか?


2016-10-07 10:22:00

訪問をありがとうございます。

 

今回は2回目の更新になるので、前置きはなしで。

 

ちなみに、ものすごーーーく長いので、地域包括ケアに興味のある方のみ、お読みいただけたら嬉しいです。

 

 

 

最近、介護保険の対処療法的な支援に違和感を感じている私ですが、地域包括ケアシステムについて勉強していて感じる部分があります(最近は、高齢者のみの考え方ではなくて、地域共生社会という考え方に広げようとしているようです)。

 

様々な資料を読みましたが、シンプルに考えると、こんな感じで考えていけばよいのではないかなぁ?と感じてしまうのです。

 

 

 

前にも書きましたが、高齢化が悪いことではなくて、介護を必要とする期間が長くなることが悩ましいわけで。

 

そして、その解決策としては、将来の予測のつかない中不安を抱えるだけでなく、一人ひとりができることに取り組めばよいわけで。

 

日頃から健康に対する意識を持つ。

 

健康を維持することで、健康寿命を延ばして、介護を受ける期間をできるだけ減らすように努めるのです。

 

その上で、働ける人は働いて納税する。

 

引退して身体が健康であれば、地域で自分の出来る範囲で活動し、身体が効かなくなったら地域に助けてもらう。

 

以上。

 

 

 

超高齢社会となった今、これ以上税金を遣って賄うことは無理だと、私は考えています。

 

それを「国はズルい」という方もおられるかもしれませんが、ない袖は振れないわけで。

 

そもそも、そういう状況になったのも、国民やサービス事業所に、全く責任がないかといえば、そうではないと思うわけで。

 

であれば、今一度気持ちをリセットして、各々が自分にできることを考えて、取り組んでいくことが、一番大切だと思うのです。

 

 

 

なんて、抽象的に書いても、なかなか理解していただけない上、「きれいごと言ってんじゃないよ」と言われてしまいそうなので、私自身、取り組もうとしていることを書かせていただきます。

 

とはいえ、先月決心できたことなのでこれから動くのですが。

 

私は隣の事務所を借り、そこで地域に向けて専門職として、できる活動に取り組んでいこうと考えています。

 

来春あたりに開けたらよいな、と考えています。

 

 

 

実はこれ、決断するまでにものすごく悩みました。

 

資金についてもそうですし、私自身、無給の役割ばかり担っているので、これ以上一人で頑張らなくてもよいのではないかなぁ、と、正直、静観したい気持ちが強かったからです。

 

ただねぇ、なんというか・・・見ていられなかったのですよねぇ。

 

いや、静観したい気持ち以上に「やりたい」という気持ちが勝ったのです。

 

はい。

 

やりたいと思ったのです。

 

損得抜きにこういうことをするって、株式会社の経営者としては失格なのです。

 

本当に、ここが私の弱点だと思っています。

 

あ、でも、当社の方針は「できない理由を考えるより、できる方法を考え実践する」ですから、正しいのかな?

 

 

 

この1年、さまざまな場所に出向き、さまざまな方々の協力をいただきながら、地域に関すること、これからの地域をどう創っていけばよいかを学びました。

 

その上で、行政や社協が考えているような、ガチガチの仕組みづくりではなく、主体となる住民が、楽しんで取り組める仕掛けが必要という結論に行き着きました。

 

とはいえ、行政や社協がその仕掛けを行う様子は、今のところ、全くみえません。

 

そこで、「誰もやらないなら、私がやるしかないのかなぁ?」と行き着いたわけです。

 

本業の居宅介護支援の事業は、3人体制となった他、来春までにはきちんと管理者として頑張ってくれる方を置こうと考えています。

 

どんなに地域を思っても、私にとって一番大切なのは一緒に働く仲間なため、会社を潰すわけにはいかない。

 

軸足は当社に置いています。

 

その上で個人で行うか別法人を立てて行うよう計画し、何度も電卓を叩いて計算しました。

 

 

 

ここからは詳細になるので、興味のある方のみ、お読みいただけたらと思います。

 

専門職としてどう地域に貢献できるのかの視点で考え、行おうとしていることは三つあります。

 

 

 

一つは情報集約の場です。

 

これは、地域の住民向けだけでなく、ケアマネジャーにも役立つと考えています。

 

他法の絡みが多くあり、介護保険のみではケアプランを作ることは難しい状況です。

 

しかも、他法って、介護保険まではいかないにしてもややこしく、行政も縦割りのため、これらを一事業所で確実に網羅することには限界があると感じていました。

 

その結果、不勉強がゆえに、無意識にご利用者に不利益を与えるケアマネジャーが(私を含めて)たくさんいるのも事実で、これをどうにかしたいと思ったのがきっかけです。

 

地域の情報や介護に関する情報はもとより、医療・障害・児童等についても、保険者独自の支援を集約することで、必要な情報を提供できる場を設けようというものです。

 

これは、時間もかかりますし、毎月行っている勉強会などを通じて、地域の専門職の皆さんから協力をいただきながら進めようと考えています。

 

 

 

二つ目は、企業とタッグを組んで、定期的に住民向け勉強会を開き、認知症や介護保険・福祉用具等に関する情報提供をしたいと考えています。

 

例えば、介護食品に関しての試食会とか、福祉用具や紙おむつの説明と体験、とか。

 

後は、私自身が資源となり、認知症サポーター養成講座や、介護保険についての普及活動をしたいと考えています。

 

本当は他の介護保険に関する事業所にもご協力いただきたいのですが、これはおいおい行えたらよいなぁ、と考えています。

 

 

 

三つ目は、地域の集いの場です。

 

これは、ゆる〜く行おうと考えています。

 

なぜなら、これを行うには、ボランティアの確保が必須となるからです。

 

私は、集いの場を開くにあたってのボランティアの確保って、実は口コミでできると考えています。

 

軸となるボランティアさんはすでに確保しているのですが、その方以降のボランティアさんは、人が人を連れてくる感覚で進めていこうと思っています。

 

ボランティア募集の旗を掲げて、来てくださった方に、誰か週1日でもボランティア活動に参加できる方を紹介してもらうという、方法です。

 

ガチガチの体制をつくるのではなく、あくまでもボランティアとは個人の意思で楽しんで行うものという意識があるため、ゆっくりゆっくり進めていこうと思っています。

 

この来てくださった方々に私ができることは、対人援助技術・介護技術の伝達です。

 

楽しく主体的に学びながら、ボランテイアを通じて実践していく。

 

なおかつ、介護保険制度やケアプランの立て方等も伝えていくことで、今後、ご家族やご自身が介護を必要となった時にも困らない体制を、地域でつくりたいと考えています。

 

介護って、よくわからないから漠然とした不安があるのであって、健康なうちから介護についての知識を持っておけば、安心した終末期を送れると思うのです。

 

その仕組みをつくっていきたいと考えています。

 

 

 

とはいえ、これを私一人で行うことは難しいので、行政や社協・包括にも相談しながら進めていこうと考えています。

 

そして、一緒に頑張ってくれる協力者を募ろうと考えておりますので、もし、「協力してもいいよ〜」という方がおられましたら、連絡をくださいませ☆

 

一緒に楽しみながら、地域を盛り上げていきませんか?


2016-10-07 07:13:00

訪問をありがとうございます。

 

昨日、金沢に着いた私ですが、心配していた台風も過ぎ去っており、最後の対人援助技術を学ばせていただきました。

 

長田先生の講義は、受講者に「支援を作業にするなよ」という問題意識を投げかけてくれます。

 

固定観念にとらわれない事、漫然と業務を行うことなく発展的な課題を持ちながら支援を行い、主体的に支援を行うことの大切さを伝えてくれます。

 

来月は、東京都の主任ケアマネの研修があるため、その時には連絡を取ろうと考えています。

 

 

 

さて。

 

先日、40歳以上の方々を対象に「高齢化を乗り超える社会モデルを考える」というアンケートを行った結果、なんと81.7%の方々が高齢期の一人暮らしに不安を感じているという結果が出たようです。

(厚生労働白書2016年より)

 

この数字は誘導チックに出したものなんだろうなぁ、と個人的には感じています。

 

アンケートって、質問の仕方で、いかようにも答えを変える事ができます。

 

誰だって、身体が効かなくなって一人で生活しろと言われたら、そりゃあ不安を感じるでしょう。

 

そのため、半分は眉唾で読みましたが、面白いのは「何歳から高齢者だと思いますか?」に対して、70歳以上と答えた方が、実に41.1%だったのですね。

 

また、介護と育児等、いわゆる「ダブルケア」を身近に感じている人は、45.4%とか。

 

 

 

私は、国の出すアンケート集計は、何らかの意図を持って行われていると、窺った見方をしているのですが、恐らく、高齢者の定義を(70歳以上に)変えたいんだろうなぁ、ということと、誰もが安心して過ごせると掲げている「地域共生社会」を創りたいんだろうなぁ。

 

それを、「国が勝手に考えた事じゃないよ。国民も必要と感じているんだよ」という、裏付けとしたいんだろうなぁ、なんて勘ぐってしまいました。

 

あ、こんな考えはかわいくないですかね?

 

そして、今の40代以降の方々は、老後や介護に対して漠然とした不安があるから、臭いものにはナントカ・・・の如く、見たくない・考えたくないになってしまうのではないかと、私は考えています。

 

 

 

これだけ高齢者が増えているのだから、そろそろ高齢者や介護に対するイメージを変えていくようにしてはどうかなぁ?と思うわけで。

 

色々不便はあるけど、皆さん、それなりに折り合いをつけて過ごしている方が殆どだと思うのです。

 

健康に対する取り組みを早期に行い、健康寿命を延ばす事を普及すれば良いと思うのです。

 

いや、もう既に、元気なシニア世代はそれを意識しています。

 

そして、個々やグループで、健康維持のための活動に取り組んでいます。

 

そこに乗っかって、楽しい取り組みができる仕掛けをすれば、わざわざ地域包括ナンチャラなんて考えなくても、自然と健康寿命は延びるし、元気な高齢者が増えれば、老後に対する不安やネガティブイメージを減らすことは可能だと思うのです。

 

国や行政の創った仕組みだと、どうしても「受け身」になってしまいます。

 

そうではなくて、自主的に取り組んでいる方々・取り組もうとしている方々を、後方支援する等、関わり方を見直す必要があるのではないかなぁ〜、と思うのです。

 

それは私達専門職もそうだと思い、現在、どうやって地域と関わっていこうか、目下検討中です。

 

地域が欲しているけど、自分たちだけではどうにもならないことを、専門職として「少し」お手伝いできる形で、関われたらよいなぁ。

 

そのお手伝いで、住民の意欲を引き出せたらよいなぁ、なんて考えています。

 

 

 

不安を煽るよりも、そういう高齢者にフォーカスする事で高齢者に対するイメージを変えることも大切ではないでしょうか?

 

皆さんは、これからの超高齢社会に対して、どのような考えをお持ちですか?


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