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2016-10-18 07:08:00

訪問をありがとうございます。

 

我が夫は、ネットというものに極めて興味が薄い人間です。

 

そのため、このサイトを読むことは全くしておらず、たまに、私が『読んで』と言った時だけ読み、感想をくれます。

 

それでですね。

 

昨日の人間関係から生じるストレスの部分を読んでもらったのですが、感想としては、『これは多分・・・ある意味、君や君に似た思考回路の人にしか通用しない話かもしれない』と言われました。

 

彼曰く、人間って、他者の評価を通じて自分の存在価値を認識する生き物。

 

だから、他人様の評価はとても気になるのは仕方がないことであり、特に男性はそれを客観的にも感じたいから、自分の周囲の人だけでなく、仕事を通じて評価を得たいんだそう(それがいわゆる出世欲だとか)。

 

そういう人に、『自分がハッピーでいること、他人に感謝すること』と言われても、今ひとつ、ピンとこないというのです。

 

うーん、そうか。

 

そういう世界もあるのね。

 

なんとも苦しそうだけど、実際、そういうひとの方が多いのかもしれないわね。

 

意見に感謝しつつ、彼が寝た後、枕元にアドラーの本をこっそり置いてきた私です。

 

 

 

さて。

 

今日は『組織について』考えてみたいと思います。

 

先日の介護労働安定センターの離職理由のアンケートでも2位に挙がっていた、『組織等の理念や運営の方針に不満』ということでしたが、先日の話と同様、要は自分の所属している組織の居場所が悪いから、ということになります。

 

組織に対する不満について、私には今ひとつ理解がしにくい部分もあるわけで。

 

これ、果たして組織だけのせいでしょうか?

 

厳しいかもしれませんが、私は『組織や何かのせいにしても、自分の根本の課題は何も解決しないよ』と思ってしまいます。

 

 

 

まず、そもそも『組織の理念』って入社前にわかるものだと思っています。

 

今日日、HPやハローワーク等にも法人の理念等は書かれているわけで、それを見て応募しているわけだから、『話が違う!』というのは、『いやいや、あなたがきちんと理解せずに入ってきたのでしょう』となってしまうのですね。

 

 

 

また、逆に『理念に期待して入職したけど、実際は思っていたのと違かった』という場合。

 

『だったら、自分の意見や価値を伝えて、お互いの求めているものと与えられるものを擦り合わせていけばいいのでは?』とも感じます。

 

 

 

例えば。

 

よく聞くのが、『表面的にはご利用者のためと言いながら、実際やっていることは営利のことばかり』『私たちの仕事をわかってくれず、利益ばかりを要求する』等々。

 

・・・まぁ、なんというか。

 

組織のトップが介護経験者でない限り、営利法人であれば利益を追求するのは仕方がないわけで。

 

それに対して、自分の専門職としての役割を伝え、理解してもらうことが大切なんじゃないのかな?と、私は考えてしまいます。

 

そして、自分の存在意義をプレゼンするというか、『表面的な報酬という部分では、直接貢献できないけど、こういう部分で私は会社に貢献できる』ということを、伝えていくことが大切なわけで。

 

それも、自分の想いを一方的に伝えるだけでなく、『相手に響く言葉で』伝えればいいだけの話なのです。

 

そこで、どうしても擦り合わせがうまくいかない場合は、潔くその場を去る、ということも一つの方法だと思います。

 

 

 

ケアマネジャーに関して言えば、どんなに日々頑張って仕事に取り組んでいても、国で定められている報酬が、ある意味、私たちの評価です。

 

そして、企業ってシビアです。

 

ただ、『私たちは頑張っているんだ!』と伝えたところで、『だから?結果は?』となるわけです(ここまであからさまにいう企業は少ないと思いますが)。

 

専門職として、ケアマネジャーがどんなに要と言われようが、研鑽していようが、それが報酬に結びつかなければ、企業としては『雇用している価値はない』わけで。

 

だからこそ、ケアマネジャーは『自分自身の価値』を生み出すことが大切なんですね。

 

専門職として支援を提供するのは当たり前。

 

プラスαの価値です。

 

ここを組織に伝えることができるかできないかで、その人の組織内でのポジションは変わってくると思います(本当は、自分自身のブランディングや駆け引きとかもいっぱい必要で、もっとややこしいのですが)。

 

そして、組織から『自社誘導』を勧められる方もおられるかもしれませんが、それは正しい価値の出し方ではないため、それこそストレスしか溜まらないと思います。

 

これにも、専門職としての公正中立を保持しながら、会社に貢献できる働き方ってあるので、組織のせいにして専門性を妥協するのではなく、ケアマネジャーとしての価値を伝えていってほしいなぁ、と思います。

 

 

 

長々と書きましたが、何が言いたいかというとですね。

 

私たちは共産主義国で生きているわけではないので、どこで働こうと自由に選べるわけです。

 

そして、働いている組織が自分の理念と合わなかった場合は、『どちらが悪い』ではなく、擦り合せる努力はしてみましょうよ、と思います。

 

それでもダメな場合は、潔く転職すれば良いわけで。

 

ただ、何かの縁で知り合った関係なのだから、簡単に批判したり辞めるのではなく、擦り合せる努力はしても良いんじゃないかなぁ、とも思うわけで。

 

 

 

働く側の人間からしたら、『ひどい経営者だ』と思う場合でも、大抵の経営者は、たぶん、恐らく、誰よりも一番に『この会社を良くしたい』『社会に出必要とされる会社になりたい』と願っています。

 

だから。

 

不満という言葉で表現してしまうと何ともネガティブになってしまいますが、不満が生じた時、それは正当な不満かを自分の中でよくよく考え、それを相手に伝わる言葉で、批判ではなく『改善点』として、あげてほしいなぁ、なんて思ってしまいます。

 

そういうやり取りが、組織の成長を促し、理念と運営を一致させるのではないかな?、と。

 

その結果、働きやすい組織になっていくのではないかな?、と思います。

 

皆さんの職場はどうですか?


2016-10-17 22:03:00

訪問をありがとうございます。

 

最近、ストレスマネジメントの講義に向けて、ストレスのことばかりを考えていては、ストレスを溜め込んでいる私です。

 

そもそも、私は負の感情に対しては、長続きしない傾向があるので、実は『負のストレス』と言っても、ちょっと鈍い部分があります。

 

最近も、悶々としていたことがあったのですが、(私にとっては珍しく長い期間ですが)半月ほど気持ちは落ち込んだ後、心機一転して、そのことを他のことと同様に考えるように努め、フラットな状態に気持ちを切り替えた結果、『今までの悩んだ時間は何だったんだ!?』というくらい、気持ちがスーッと楽になりました。

 

そんな感じで、あまり負のストレスとか怒りって、長続きしない体質なのかもしれません(そんな体質あるのかな?)。

 

 

 

そこで、介護労働安定センターの調査から、『介護の仕事を選んだ理由』と『介護の仕事を辞めた理由』を調べてみました。

 

きっと、ここには職場の悪いストレスの原因が詰まっているに違いないと思ったのですが、まさにその通りでした。

 

 

 

 

【介護の仕事を辞めた理由】

 

1 職場の人間関係に問題があったから(25.4%)

 

2 組織等の理念や運営の在り方に不満があったから(21.6%)

 

3 他に良い仕事・職場があったから(18.8%)

 

4 収入が少なかったから(17.0%)

 

5 自分の将来の見込みが立たなかったから(16.4%)

 

引用:平成27年度(公財)介護労働安定センター資料『介護労働者の就業実態と就業意識調査』より

 

労働条件の不満は、『人手が足りない』が50.9%、『仕事の内容の割に賃金が低い』が42.3%、『有給休暇が取りにくい』が34.6%、『身体的な負担が大きい』が30.4%となっています。

 

これに関しては、4と5は同じ意味だと感じるのは私だけでしょうか?

 

チラリと、意図的なものを感じてしまいました。

 

 

 

今回は、職場の人間関係のストレスについて、私なりの考えを書いてみます。

 

結論から書いてしまうと、『現在、人間関係で悩んでいる人は、思考を切り替えることで、その大部分は解決する』ということです。

 

とはいえ、慣れるまでは意識的に行わなければならないですが、一度、その状態を掴んでしまうと、とても楽になります。

 

 

 

では、どう思考を切り替えるかというと、2つあります。

 

一つは、『実際にトラブルに発展していることは、何とかしようとしない』ということです。

 

そもそも人間関係のトラブルって、感情ですよね。

 

良くも悪くも、そこに囚われている限り、負の感情から抜け出せないわけですよ。

 

だから、対立の原因を理解することは大切ですが、そこにいつまでも気持ちを引きづられない。

 

むしろ、そのパワーは、別のところで使った方が、生産性が上がります。

 

 

 

では、どの部分でどう使うんだ?ということについて。

 

それが二つ目のことになるのですが、『職場での小さな親切を積み重ねて、一緒に働く仲間に感謝する』のです。

 

これは、私自身が行っていることでもあり、科学的にも証明されていることなので、堂々と書いてしまいます。

 

 

 

ケリー・マクゴニガルという、アメリカのスタンフォード大学の心理学者が話していたことだから、間違いありません(たぶんね)。

 

彼女曰く、『私たちは自分の仕事を“何をしていくか”で捉えようとする傾向がありますが、私たちの精神面での健康や幸せは、何をしているかよりも、“一緒に働く人たちに対してどう感じるか”によって決まる』と言っています。

 

つまり、自分が所属している組織(この場合は職場ですね)を信頼できるもの、良い感情を抱いていると、それだけ健康になり、幸せを感じやすいというのです。

 

逆に、自分が所属する組織(職場)を信頼できなかったり、否定していたら、そこでは幸せを感じられないのです。

 

 

 

ということはですね。

 

単純な私ならではの考え方かもしれませんが、要は『私が働いている職場はサイコー』と思えたら良いわけで。

 

そして、それって、そんなに難しいことではないと考えています。

 

 

 

物事には表(自分が見ている景色)があれば、必ず裏(自分が見ている景色と反対のもの)があります。

 

表が悪い状況であれば、裏に注目すれば良いだけなのです。

 

職場で人間関係でトラブルがあった。

 

これはどうしようもない。

 

でも、全員とトラブルを起こしているわけではない。

 

だったら、他の人との良好な関係に力を注ごう。

 

そうこうしているうちに、トラブルを起こしている人への気持ちもフラットになっていき、本来の人間関係にリセットできる。

 

という感じです(ざっくり過ぎる説明ですみません)。

 

悪いところに注目するより、良いところに注目して、その関係性を強めるように行動した方が、生産性が高いと私は思うのです。

 

まさに、リ・フレームですね。

 

 

 

私は、日頃の人間を含む全ての関係に行き詰まった時、この思考に切り替えます。

 

そうすると、自分自身の気持ちがだいぶ楽になり、心身も軽やかになり、行動も主体的になれます。

 

私が単純な人間だからできるのかもしれませんが、この思考に切り替えると、ストレスの大半は解消されると思っています。

 

 

 

人は、万人に好かれることはできません。

 

万人とトラブルなく、うまくいくことはできません。

 

でも、自分が関わる人は信頼して一緒にいたいと思うし、好意的な関係を築けるようにしたいと思います。

 

ちょっと考え方を変えるだけで、それが叶うのであれば、試してみる価値はあると思いませんか?

 

そして、この思考を持つ人が職場に増えると、結果、『働きやすい職場』になると思うのです。

 

感情は伝播しますからね☆

 

 

 

なんて。

 

普段は、マニアックなことばかり書いていますが、たまには役に立つことが書けたでしょうか?

 

組織についても、機会があれば書きたいと思います。

 

 

 

結局、感情って、自分の捉え方次第で、どうにでもなるのです☆

 

であれば、極力自分に都合の良い方に解釈することで、幸せをたくさん実感できた方が、毎日を楽しく過ごせると思いませんか?


2016-10-17 07:25:00

訪問をありがとうございます。

 

昨夜は、とあるサイトを通じて知り合った仲間と会ってきました。

 

どの地域にもモチベーションの高い方はおられ、そういう方々と前向きな話をしては、元気をもらいました。

 

同時に、私自身に関しての変な噂も耳にしました。

 

どうしても活動範囲が広まるにつれ、その動向を快く思わない方が出てくるのも致し方ないわけで、色々なことを言う方もいます。

 

私自身、初めて聞く自分の噂にびっくりすることもあり、『え?そんな風に噂が流れているんだ』と驚きもありました(面白い噂もありましたが)。

 

言いたい方は言えば良い。

 

色々言う方、噂に惑わされる方もおられるでしょうが、正直言って興味がありません。

 

教えてくれた知人に『んで、その噂をあなたは信じる?』ときいたら、『どーでも良い』という返答が返ってきました。

 

そんな友人を私は誇りに思います。

 

 

 

さて。

 

今日は、モチベーションについて考えてみました。

 

来週、ストレスマネジメントについての講義を行うのですが、それに付随して、『モチベーションの維持』についても話そうと目論んでいる私です。

 

これは数年前に、とある講師の方から教えていただいたのです(講師より引用の許可はいただいております)。

 

モチベーションって、『やるべきこと』『やれること』『やりたいこと』の3つの重なる部分が大きければ大きいほど、維持できるものであり、そのモチベーションの維持が、仕事をする上で、『やりがい』に繋がるそうです。

 

私は、これを聞いた時に、素直に腑に落ちました。

 

補足説明するなら、こんなところでしょうか?

 

 

 

・やれることを増やすためには、自己研鑽が必要。

 

・やれることを増やせば、やるべきこと・やりたいことにも柔軟に対応できる。

 

そうです。

 

3つの中で、まず増やすべき(増やせるべき)は『やれること』であり、それは研鑽によって得ることができるのです。

 

だから、研鑽って大切なのですね。

 

 

 

また、『あるべき論』に自分を当てはめて、どこが足りないかを考えるより、自分をありのままに認知し、それを踏まえて『どうしよう?』を考える方が、生産性は高いと私は考えています。

 

と、ここでやっと、本日のタイトルに結びついたわけですが。

 

 

 

人って、自分より他者に目を向けたり、いわゆるあるべき論と自分自身を照らし合わせて、『私にはこのスキルが足りないから、もっと頑張らないと』と考える方が多いと思います。

 

しかし、自分を変えるのって、相当大変なわけで。

 

強靭な意志と努力を要するものであり、そのことに囚われて苦しくなり、途中で諦めたり、本質を見失ってしまうのは、なんとももったいないなぁ、と、私は思うのです。

 

であれば、自分自身を知り、その上で自分自身をコントロールする方法・自分の特徴をうまく活かす方法を考えて実行した方が、よほどモチベーションも維持できるし、前向きに取り組めるのではないかな?と、思うわけで。

 

 

 

例えば、私は、他者に『お願い』と名指しで頼まれると、断れない性格で、それが後々、自分自身の首を絞める結果となることが多々あります。

 

ただ、それをどうにかしようと無理に自分を変えるのではなく、『であれば、いつ、何を頼まれても大丈夫なように、常時、少しの余裕を持って行動する』よう、心がければ良いと思うのです。

 

また、私は資料作りなど、書類に関しては気分のノリで完成度や掛かる時間にムラがあります。

 

それをわかっていれば、期限の一覧を確認しつつ、優先順位を決めて取り掛かるようにすれば良いわけで。

 

朝の時間は、家族のいる手前、どうしても早くの出社はできません。

 

であれば、前日の夜のうちに、段取りを十分組むと同時に、職場に着いたらすぐに仕事に取り掛かれるように工夫すれば良いわけで。

 

そんな感じで、いわゆる世にある『こうすれば良い』に自分を当てはめて直そうとするのではなく、自分というものとしっかりと向き合い、自分を知り、その上で目標を達成するためにどうしたら良いかを考える方が、モチベーションを維持したまま、目標達成に近づくことができると思うのです。

 

 

 

なんて。

 

今日の話は、ストレスマネジメントについて興味の無い方からすれば、『なんじゃそりゃ?』の内容かもしれませんね(すみません)。

 

ただ、自分を否定せずに、目標達成の方法ってあると思うので、世間のあるべき論に囚われずに、自分を大切にして、認めながら、何事にも取り組んでほしいなぁ、と思います。

 

 

 

皆さんは、どのくらい自分と向かい合っていますか?

 

やりたいこと・やるべきこと(やらなければならないこと)・やれることの3つは、どのくらいの重なりがありますか?


2016-10-16 13:36:00

訪問をありがとうございます。

 

今日も秋晴れの一日となりましたね。

 

皆さま、どんな一日を過ごしていますか?

 

私は夜に、大切な仲間との集いがあるため、それに向けて体力を温存しています。

 

 

 

さて、本日は介護のニュースを取り上げたいと思います。

 

13日に出された経団連から福祉用具の全額自己負担を含めた、『適正報酬』に関する提言が出されました。

 

要介護2以下の方に対しては『軽度者』とし、自己負担の割合を高めるほか、ケアマネジメントの有料化についても提言しています。

 

 

 

私はいつも『立ち位置によって見えるものがこんなにも違うんだなぁ』と感じます。

 

財務省や経団連は、きっと、給付額からの視点を最優先に今後の対応を提言しているのでしょう。

 

いわゆる『給付を受ける側』ではなく、『給付を負担する側』の視点に立った提言です。

 

各専門職や有識者は、それぞれの強みや専門分野から、介護に求めるものを提言しているのでしょう。

 

これは、完全に『あるべき論』だと感じています。

 

この2つの間に挟まれ、厚労省は折り合いをつけようとしているのが、見ていて感じます。

 

 

 

そこでですね。

 

介護分野の人間は、それに対して、どのくらいの声を上げているのでしょうか?ということを考えてしまうわけです。

 

誰がご利用者の代弁機能を果たすんだろう?

 

誰が、介護保険の利用に伴い、『こういう効果があるんだよ』と伝えていくのでしょう?

 

それって、職能団体でもあるかもしれませんが、同時に、私たち一人ひとりの行動力でもあるのではないかと、私は思います。

 

 

 

今の介護保険制度の一番の課題は、『当の利用者が抜けた状態で、ロジカルに会議や検討が進められていること』だと、私は感じています。

 

だから、現場に即さないおかしな方向に行ってしまう。

 

それを現場の人間が、ご利用者の視点から『その方法だと現場は困る』『自立支援に結びつかない』という声を発することが大切なのではないかなぁ、と感じています。

 

 

 

職能団体が声を上げても届かないのであれば、その声を大きくするために協力する。

 

新たな団体を立ち上げ、提言力を持つ。

 

厚生労働省のご意見募集にコメントする。

 

何でも良いのですが、『行動すること』が、今の現場には、一番大切なことだと思うわけで。

 

 

 

そんなことを悶々と考えてしまう記事でした。

 

くどいですが、物事の事象は見る角度によって変わります。

 

そして、正解はないからこそ、審議会という話し合いで、お互いの意見を交換しつつ、落とし所をつけています。

 

声を上げなければ、相手に認識すらしてもらえません。

 

そのことを踏まえて、私にできることは何だろう?と考えてしまいました。

 

 

 

皆さんは、どのように感じますか?

 

要介護1・2は軽度者でしょうか?

 

このまま審議が進んで、物事が決まって行った時に、『国の決めたことだから仕方がない』と思えますか?

 

ご利用者の尊厳をどうやって守っていこうと考えていますか?


2016-10-15 22:44:00

訪問をありがとうございます。

 

(今回は、私自身の経営に関する考え方をダラダラと書いてあるので、読んでも何の身にもなりません。お忙しい方は読み飛ばしてくださいませ☆)

 

今日は一番下の子の運動会がありました。

 

保育園最後の運動会ということで楽しみたかったのですが、正直、疲れすぎて心身ともに上の空・・・でした。

 

親子競技や最後のダンスなど笑いながら参加しましたが、気持ちはどこかへ行っていました。

 

 

 

それで、午後から無理矢理休むことにして(?)、心身をリセットさせました(余裕がなくなりそうになると、私は自分自身の対話をする習慣があります)。

 

そして、『私は本当に忙しいのか?』ということについて考えていました。

 

まぁ、結論としては『実際、本当に忙しい』という結論に達したのですが。

 

新たな気づきとして、『忙しいのは事実だけど、それ以上に気持ちに余裕がない』ということに気付きました。

 

そして、『あぁ、気を付けないと、このまま行くと本当に大切なものを失ってしまうぞ』ということに気付きました。

 

 

 

これは私だけかはわかりませんが、自分自身のキャパシティーを超えて物事に取り組むとき、それ以外のことに対しては、一切の興味を失います。

 

つまり、集中している物事以外は排除したくなってしまうのです。

 

22〜23歳の頃の私が、まさにそうでした。

 

取り組んでいることのためなら睡眠を削ることも厭わず、それを心配してくれる人達を『敵』とみなしてしまうというか(そこまで大げさではありませんが)。

 

『応援するなら、黙っていてくれ』という感覚でした(本当に酷いですね)。

 

この気持ちをわかってくれる人、いるのではないかと思います。

 

 

 

20代前半の時は、(本当に忙しくて)そうなってしまうことがあり、たくさんの失敗や迷惑をかけました。

 

睡眠時間は4時間以下で、休みもほとんどなく、24時間仕事のことしか考えていませんでした。

 

そこまで集中すると、仕事はうまくいくのです。

 

しかし、それ以外のたくさんのものを失いました。

 

 

 

当時は、T県で一番小さい市で訪問介護のサービス提供責任者をしていたのですが、96名のご利用者と58名の登録ヘルパーさんを抱え、常勤ヘルパーは一人、サービス提供責任者も、私一人でした(今だと明らかな人員基準違反ですが、当時は全くそんなことを言われませんでした)。

 

その中で、売り上げを伸ばすことが私のミッションであり、それを叶える為に、50代が中心のヘルパーさんに毎月勉強会で介護技術を伝えたり、自ら7時から19時までは15分刻みで訪問や営業に廻り、帰社後にシフトや書類をしていました。

 

おかげさまで、そこまでやると売り上げは良かったです。

 

 

 

ただ。

 

ただ、本当にあの頃の私は荒んでいました。

 

身体以上に、気持ちに全く余裕がなかったのです。

 

そして、私のことを思って色々と意見をくださった方々をことごとく拒否し、くれようとした優しさを『迷惑』と思っていました。

 

結果、人生の岐路で誤った選択をしてしまったわけで、プライベートでたくさんの方々に迷惑をかけました。

 

 

 

その時に、『自分の都合で他人に悲しい思いをさせることだけは、もう絶対にしたくない』と決め、現在の私の生活に至っているわけで。

 

最近の私は、現在についてはもちろん、今後についても考えなければならないことが多々あり、思考が排除の方向に走っていることに気付きました。

 

大いに反省です。

 

いつも前向きに考えるようにしていますが、それは、私自身が前向きでなくなった時の自分を知っているからなんですね。

 

 

 

前置きが長くなりましたが、(長すぎた!)ここからは経営に対する考え方の話になります。

 

こんなことを書くと『男女平等の精神に反する!!!』と怒る方もおられるかもしれませんが、私は男性と女性は、考え方や得意とする役割が違うと考えています。

 

経営にしても然り、です。

 

 

 

一般的に『経営』というと、『立ち上げてからのスピード勝負』だと思います。

 

結果を出すために、がむしゃらに取り組む。

 

1日も早く会社を大きくすることが、結果を出すことが、経営上手。

 

利益を出すことが、社員の幸せや社会貢献に繋がる。

 

どうしても経営者は男性が多い為、勝負体質の経営が、本来の経営と考える人も多いと思います。

 

昔の私もそうでした。

 

そして、起業に当たり、その方法をとってしまうと、私はまた昔の私になってしまうと考えました。

 

この考え方って、極めて男性的なんですよね。

 

 

 

私は女なので、女性の特徴を活かした経営をすることが、一番自分らしくいることができ、責任を持って全うすることができる方法が必ずあると考えています。

 

昔の私に戻ると家庭が壊れる。

 

でも、色々なものに気づいてしまったからには、その想いを形にするために起業したい。

 

これが、ものすごいジレンマで、長い期間、悩みました。

 

そこで出した結論ですが、要は起業後、会社を潰さなければ良いわけで。

 

結果的に、利益を含め、いつかは安定した事業を行えれば良いわけで。

 

その方法は、戦うことだけではないのではないかな、という結論に達しました。

 

誰かと勝ち負けや一番を競うような感覚を持ってしまうと、昔の私に戻ってしまうため、数字を目的にしない事業戦略を考えたのです。

 

もともと、リーダーシップを取るより、誰かをサポートする方が得意というのもあります。

 

 

 

結果、私の経営戦略は『求める前に貢献』と『エンパワーメント』と『楽しんで取り組む』です。

 

この3点だけに力を注いでいます。

 

とにかく笑っていられる余裕を持つこと。

 

自分の利益は5年後に得ることができれば良い。

 

それまでは、会社が潰れない程度に利益度外しで、必要なことをしていこうと決めました。

 

ただし、動く時は、必ず一人で☆

 

この『一人で』にも、私なりの戦略がありますが、書き出すと長くなるので割愛します。

 

そして、この『一人で』は、私にとって、周囲の人々の暖かさを感じることに繋がっています。

 

 

 

この方法がうまくいくかはわかりませんが、どんな方法で行くにしても、『気持ちの余裕』だけは忘れないようにしたいと、改めて思いました。

 

皆さんは、今の生活を楽しんでいますか?

 

☆私の経営戦略は、社会保障を相手にしているから通用するものであり、一般産業には全く適していませんので、誤解のないよう、ここに記させていただきます☆


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